名古屋の夜

所変わってこちらは大須。
名古屋は私の青春時代を彩ったミュージシャンを多数輩出している街。
そんな理由で十数年前から大須にも足を運んでみたかったが、やっと叶えることができた。

この街の入口に立つ。
手始めに大須観音を参拝する。
やたらに鳩が多く、清潔感とは縁遠い街だと知る。
栄養ドリンク専用自販機を発見。
大阪の新世界に似た空気を感じる。

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古着屋の多い商店街を歩くと広場に出た。
そこには招き猫とクリスマスの準備みたいな飾り付け。
すでに私の理解を超えている。

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こちらもずっと前から憧れていたスガキヤ!
F君と行くタイミングが合わず、一人で来た。
実はF君に「スガキヤに行ってみたい!」と打ち明けると「あんなん行ってみたいんか。スーパーの隅にあるような店で、わざわざ行くとこじゃないで」と諭された。

それでも私は一人で飛び込んでみたくなるのだ。
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レジ周り、というか店内の雰囲気は全てフードコート然。
いろいろとメニューがあるが、高校生が部活帰りに小腹を満たして帰るような、そんな店という印象を受ける。
岩手で立ち寄ったアルテマルカンを思い出した。

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(温度が)激熱ラーメンへの期待値は低めだったが、予想を下回る味。
いつかインターネット上でみた気がする、スプーンとフォークの融合したような珍しい食器でたどたどしく麺を持ち上げる。
肉は美味しかったが、妙に胡椒の効いたスープの芳醇な化学調味料の風味が口いっぱいに広がる。
320円。これなら回転寿司屋のラーメンの方が美味しい。
味には元々期待していなかったので、スガキヤのラーメンを口にしたという事実、それだけで満足した。

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スガキヤから出るとすでに日が暮れていた。
商店街を抜けると好きな雰囲気のダイナー。
時間があれば入ってみたいが、約束があるので素通りする。

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クリスマスを待ちわびるサンタクロースが、店からはみ出してきていた。
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栄養ドリンク専用自販機の次はダシ自販機を発見。

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食べられる粘土の自販機。
変わった自販機が多い…。
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名古屋の繁華街と言えば栄。
大須から少し歩くと栄に入るが、そこで人と待ち合わせをしていた。
周囲にはバブル期を彷彿とさせるビルがいくつも並んでいる。
似た意匠をしているのでバブルビルと名付けよう。

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典型的な角地のバブルビル。

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名古屋のテレビ塔。

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テレビ塔を通り過ぎると再びバブルビル。

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そして住所をたどりながら向かった目的地もバブルビル。
建て主が同じだとしたらそれこそバブルの波に翻弄されたに違いない。
今夜は東京時代の仕事仲間が名古屋に勤務していると聞いて、5年ぶりの再会。
二次会はバーへ。
元気そうでなによりだった。

自転車が爆走する夜の栄を後にし、東海圏名物のネットカフェに泊まる。


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# by aroundjapan | 2018-06-16 15:42 | 2017 バイク旅 | Comments(3)  

愛知県探訪

会長を仕事へ見送り、私は一人部屋に残されたが引き続き眠ってしまった。

ちなみに会長の趣味は、映画や小説よりももっと心血を注いでいる釣り。
これまで数々の釣りバカ(失礼)を見て来たが、会長はベスト3に入賞間違いない。
そんな会長が焼いてくれた干物と、味噌汁とご飯を朝食にいただいた。
あぁ、このままここで穏やかに暮らしたい、と思った事は隠すことが出来ない。

根が生えそうな重い尻を持ち上げ、跨ると今度は潮の匂いを嗅ぎながら常滑へ。
海を近くに感じるこのあたりの町には、お年寄りが多く、どこか懐かしい風情が漂っている。
常滑なんて中部空港の近く、という以外何も思い浮かばない。
そんな人に是非覚えて欲しい常滑のランドマークがある。

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とこにゃん!
不思議系コンテンツでお馴染みのB級スポットだ。
常滑と言えば焼物の産地。
車道の擁壁の上という、変な位置にいる猫だ。
とこにゃんの後方が窯元らしく、歩いて散歩する人も多いのだとか。
バイクは近くでエンジンを切って、押しながらここまで来た。
バイクと比べると、とこにゃんが結構大きいのがよくわかるだろう。


お次は名古屋を挟んで反対側の犬山、明治村へ。
名古屋の環状線を通り、コンビニで休んだ以外は走り続けていたが昼を過ぎてしまった。

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名鉄が昭和40年に作った観光スポットで、その名の通り明治期の建物などが全国から移築されている。
割と古いテーマパークのため、NHKで放送されている90年代が舞台の朝ドラにも登場していた。
入場料は1700円と意味のわからない高額。
かなり広く、途中にあるSL等3種類の乗り物を利用できる。
しかし乗り物に乗るには一回500円かかるそう。
幸い、もっとも見たい施設が最寄りにあるので意地でも歩いて回るつもりだ。

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見たかったのは建築家、フランク・ロイド・ライトの設計した帝国ホテル。
ちなみにこの建物の時代は大正末期。
東京の日比谷から移築され、ここには全体のうち一部しかないが、その魅力が凝縮されたような主玄関を堪能できる。

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F.L.ライトと言えば、独自の幾何学模様も有名で大谷石の柱にはめ込んだパズルのような石が随所に見られる。

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椅子や照明器具も彼のデザインだそう。

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ポーツマス条約が調印されたというテーブル。
歴史的瞬間の遺物とは言え、長い地球の歴史で見ると不用品だよな…。

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チャップリンやマリリンモンローも宿泊したらしい帝国ホテルの玄関ロビー。
それぞれの階高が低く、吹抜けや採光がないととても狭苦しい空間だと思う。

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日比谷に在りし日の帝国ホテル。
日比‘谷’だけあってか地盤が悪かったらしいが、そもそも敷地がバカみたいに広く、東京の発展を思えば除去されて然るべき存在だと言うことを痛切に感じる写真。

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建築を見学していた私を見つけたガイドの男性が、特別にある場所へ連れて来てくださった。
これは建物の構成部材だそうだが、石造部が多いにも関わらず関東大震災にて無事だったのは内部の筋のおかげとか。
鉄筋コンクリートが一般的になったのは昭和に入ってからのはず。
それに先駆けた構造をしていたのだろうか。
帝国ホテルが地震に屈しなかったのは、軟弱地盤では卓越周期が長くなりがちでありその他偶然が重なったからだ等諸説ある。
しかもF.L.ライトは最後まで設計を遂行しなかったが結果的には人気は再燃したとか、有名人にはそれなりに様々の憂うつがあることを感じずにはいられなかった。

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値段分取り戻そうと思い、ゴシック様式の聖ザビエル天主堂まで散歩。
ヨーロッパで見た天主堂に一時期ハマっていた。

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間も無く歩き疲れて退散。
元の位置まで戻るのが精一杯だ。

出入口付近でSLが出発したので、このような高い乗り物に誰か乗っていたのだろうか。
今回歩いていた間にも、見渡せば若者同士のグループやカップルが多数来場していた。
たとえば、福岡で西鉄がテーマパークを作ったらこんなに人気はないだろう。
愛知県民はじつに名鉄に従順であった。


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# by aroundjapan | 2018-06-06 23:43 | 2017 バイク旅 | Comments(4)  

養老天命反転地

F君が日本各地から集めてきたぬいぐるみと目が合い、おはようございます。

朝からF君母と意気投合。
朝食をたっぷりいただいた後、話を聞く。
昔からこちらにお住まいで、近所で古銭や石器を集めるのが趣味らしい。
…近所で?

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戦前の小銭や、縄文時代の磨製石器。
こんな物がその辺に落ちていたなんて、岐阜半端ない。

F君母の父親、F君の祖父にあたる人(いや曽祖父だったかな)が考古学的関心が強かったそうで、F君母は幼い頃からその影響を多分に受けたそう。
私が偏った興味話をしてもF君がちゃんと聞いてくれるのは、こういう母親を持ったからに違いない。
F君が音楽好きなのも母親の影響みたいだ。
と言うわけでF君母と1時間以上話していた気がする。
天気も良いのでF君宅を後にしよう、と思い御礼を伝えると、土産にサツマイモやレモンを目一杯頂いてしまった。

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そのまま別れるのは名残惜しいらしく(?)F君が関市のフェザーミュージアムに連れて来てくれた。

こちらは企業ミュージアムにつき入場無料。
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一階には製品紹介の陳列棚が並ぶ。
常に男勝りな印象を与えてしまう私だが、諸先輩方とは違いさすがに髭は生えて来ないのであまり縁のない世界…。

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医療用カミソリ、ミクロトーンの切断厚さは2マイクロメートル。
群馬の製粉ミュージアムに引き続き、またこの単位が出てきた。

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二階は切ること全般についてのミュージアムになっている。
NHKの教育番組を意識したような、ポップでキャッチーな演出が多数見られる。

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世界の刃物の展示。
重そうな剣は生贄を捧げる時に生物をぶった切るための物かな。恐ろしい…。

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個人的に面白かったのは歴史の長いフェザー社が作成したCM上映コーナー。
70年代以降の時代背景や流行が分かって見るたびに新しい発見があり、何度も見てしまう。
右の変態的なオブジェは全く琴線に触れない。

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カミソリの試用コーナーがあったのでF君に試してもらうも、伝統的な二枚刃?三枚刃?だったため皮膚を切ってしまったらしい…。
確かに、慣れてるカミソリでないと切ってしまいそう。
F君には悪いことをした。

堤防道路で強風に煽られ、何度もひっくり返りそうになりながらノロノロと東へ向かう。
F君は全く慣れた様子であった。
一方、私は堤防道路そのものが苦手だ。
バランス感覚が無いのかそれとも重心が高いのか、必死の体勢で踏ん張る。
気付けば2時間走っていた。
昼食を食べそびれたので、F君母の蒸かし芋にパクつく。

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着いたのは養老の瀧で有名な養老市。
何しに来たかと言うと、かねてより気になっていた芸術家(?)の荒川修作の作品を見に。
バブル時代の遺構とも言えるが、昨今の「SNS映え」で若者グループ(特に女性)がたくさん遊びに来ていた。

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驚くなかれ、これが施設内である。
ピンクの壁に埋もれるF君はなんだかファニー。

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ピンクの部屋で黄昏るF君。

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トイレも変だし使いづらい。
現代の人間工学に基づいたモジュールによる寸法がいかに大切か思い知らされる。
ちなみにカラフルな壁は全てコンクリート躯体。
バブル期の産物とはいえ行き過ぎたバカである。

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こちらも丘の上に乗った無作為な配置のコンクリート壁にユニットキッチンや便器が埋もれている作品。
我ながら作品を見た感想とは思えないが、材料が混合されていて廃棄が大変そうだ。
もはやここが永遠にゴミ箱なのかも知れない(失礼)
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上から対岸を見た景色。
建物に囲まれるような地形をしていて、高いところに行けば施設全体と景色を一望できる。

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緑色のドームへ向かって通路があったので進んでいく。
F君は以前にもこの施設に来たことがあるが、通路のことは知らないようだ。
天井以外は壁に囲まれているので一方通行ですれ違うことができない。
「誰か来たらどうするの」と言いながらF君に先陣を切ってもらう。
1人だとまず行かないだろう。

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しばらく行ってみると突如行き止まりで、壁が下がって景色が見えた以外は相変わらず何もなかった。
壁に囲まれて歩いた後なので本当にわずかに解放感はあったが、作者は何を伝えようとしたのだろうかと訊かれると答えに窮する。

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日が暮れて来てしまった。
17時ごろとうとう、F君とはお別れだ。
今回はBGMのない時間を過ごしたが、実は2人して夜遅くまでガールズバンドのMVを見ていた。
F君は軽井沢を舞台にした音楽系ドラマも好きらしく、いつかF君とバンド活動とまではいかなくても、ジャズ喫茶に行く等してみたい。

所変わって愛知県某所。
今夜はひょんなことから知り合い、声をかけてもらった会長の家にお邪魔する。
日本一周に出る以前から、旅の先輩である会長の人生観に勝手に共感させてもらっていた。
まず家の風呂が調子悪いとの事で夕飯と風呂に出かける。
車内で聞いたことのある音楽が流れていたので、名前を言うと驚かれた。
鐘を打つと響く、そういう出会いが旅もしくは人生の楽しみだ。

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席に通されて予想していなかった事態に驚いてしまった。
無職のバイク乗りには豪華すぎる食事。
大変恐縮し遠慮したい所だが、すでに用意されていたので有り難く戴く。
ついでにブログにも載せてしまう。
言わずもがな、風呂も豪華だった…。

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会長が映画や小説をこよなく愛する文化人なのは薄々気付いていたが、自宅のDVDの数たるや!
ケーキとコーヒーまでご馳走になってしまった。
近所なら通いたい…。


F君宅→K345→フェザーミュージアム→R248→K287→K163→K220→K30→R258→K225→養老天命反転地→K56→K213→R258→大垣IC→名神高速→一宮JCT→名古屋高速16号一宮線→6号清須線→名古屋高速都心環状線→3号大高線→知多半島道路 半田中央IC→会長宅→海風→会長宅


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# by aroundjapan | 2018-06-02 17:04 | 2017 バイク旅 | Comments(0)  

人生初のダムカード

すでに昼が近いが、今日は天気が良くないそうだ。
今朝はF君の運転で、F君のおすすめするモーニングを食べに連れてきてもらった。
そう、中部地方と言えばモーニング文化。

レトロな喫茶店の外観が私の好奇心を駆り立てた。
さてさて、どういったメニューを楽しめるのかな。

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…メニュー多すぎ!
びっくりして目が覚めた。
しかもどれもボリュームの割に安価。


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手書きメニューがかわいらしい。

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せっかくなのでSセットにしてみた。
思った以上のボリュームながら、味も良いし、ペロリといけてしまった。

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昼過ぎに着いたのは岐阜で話題らしいモネの池。
美濃を越え、山間部で突然人だかりが出来ている変わり種スポットだ。
確かに水の透明度は高く、やや曇っている今日の空では神秘性が増していた。

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モネの池は通称で、名もなき池と言うらしい。(もはや名前ではない)
岐阜市の周辺は外国人がまとまって住む町が多いらしく、山間の危険箇所に立入禁止の注意看板が立ててあるが、そう言うところにもポルトガル語などの見た事ないような言語が書かれている。
この看板も例に漏れずだ。

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カメラのフィルターで加工してみたところ、実際の絵画を超えるのではないかと思うような色彩豊かな光景になってしまった。
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F君は仲間内では比類なきダムマニアなので、とうとう連れて行かれてしまった。
私は建設工事に関しては実務に関連するため興味があるけれど、ダムそのものの機構には詳しくないので良い機会と思い少し学んだ。
写真は、実際の建設工事で使用された大型ダンプのタイヤが展示されていたもの。
中にしゃがみこむとこんなに大きく感じる。

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それにしても天気が悪すぎる。
F君と私は霧に向かって叫んだ。
「「真っ白でなんも見えんやんけ!!」」

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施設紹介の看板はわかりやすい。
人生初のダムカードを貰ってしまった。

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帰りはすでに日が沈んで、夕飯の時間。
東海地方でよく見るブロンコビリーにてハンバーグを食べたいと言うと、連れて来てくれた。

ブロンコビリーでは、ハンバーグセットを注文するとサラダバーが食べ放題になるため旅中につき野菜不足を感じていた私はここぞと摂取。

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写真の盛り方を三回繰り返し、ハンバーグとライスを食べると満足した。
そのサマを見たF君はニヤニヤしながら「おう、お嬢やっぱ大食いやな。食え食え〜!」
「野菜だから…!」と反論。

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サラダバーのコーナーと言えば取りこぼしたパスタなどが散らばっている汚いイメージを想像していたが、この店は清潔。
大きな画面では美味しそうな肉や野菜の映像が流れていて、とても心地よく腹を満たせたのだった。

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F君宅に今夜もお邪魔する。
愛犬にじゃれつかれてしまった。


F君宅→モーニング カフェ merryland→レトロミュージアム休業→横山ダム→徳山ダム→美濃加茂 ブロンコビリー→F君宅

ブロンコビリー¥1600

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# by aroundjapan | 2018-05-23 23:15 | 2017 バイク旅 | Comments(3)  

R19から感動の再会

今朝目覚めたのは松本駅近くのホテルMマツモト。
ツーリングを始める前から旅の計画≒安宿探しに勤しみ、最早ライフワークと化しているが、この数年で安宿が本当に増えたと思う。

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レディース専用フロアの個人ブース。
施錠できる扉がつかないから簡易宿泊所扱いなんだと思う。
大きい鏡とデスクはありがたいが、今回は使わない。

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不織布バッグに寝巻き兼館内着が入っている。
コットン100パーセントではないので、着心地はさらりとしていて、何より衛生的で嬉しい。

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スタイリッシュなベッドボード周り。
充電用のコンセントとUSBプラグは今では旅に欠かせないものとなったが、もちろん設置。

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洗面台。
レディースフロアだからか、赤色を積極的に使用している。
サービス精神からくるアメニティの豊富さと狭さと赤色で、若干ごちゃごちゃして見える。

安宿で渇望するべき清潔感は総じて上々。
安心して眠り、目覚めた私は1日をスタートさせることができた。
しめて一泊2500円。

10:00
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市街地では駐禁のところが多いため、バイクに乗る前に用事を済ませたい。
という事で、松本市時計博物館へ歩いてきた。
祖父が時計職人だったので来てみたかった所だ。

結論から言うと、入館料300円の割にかなり見応えがあった。

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館内に解説は少ない。
しかしその代わりに、自分のスマートフォンに指定されたアプリを入れて希望の番号を入力すると解説が表示される。
時計博物館特製ではなく汎用アプリらしいが、こんな便利なアプリが存在することを知らなかった。
一度ページを作成すれば、博物館スタッフが手を煩わせることなく、客も思う存分解説を読めると言うわけだ。
後から思い出したいことを参照できるし、メモする必要がない。
今のところ無い機能みたいだが、アップデートして音声で読み上げたり通訳表示することで視覚障害者や外国人も楽しめるならすごく良い可能性のあるアプリだな。

本題に入る。

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まずは日本の誇る精工舎製の水晶(クォーツ)時計1号機。
ここまで小型化するのにかなりの苦労を要したのだそう。
20世紀を代表する機械の1つに入るはずだ。かっこいい。

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水晶時計の発明により、時計は小型化が進んだ。
おそらく今は製品素材の堅牢性が発達しているので必要無いのだろうが、時計をいちいちケースに入れているのがカメラと同じで昔の人は物を大事にしているんだなぁと視覚的に思わされる。
現代人が大事にしていても、その様子が見えないからね。

私の興味をそそるのが、プロフェッショナルに特化したグッズ。
何にせよ独自の進化を遂げた様は、その職業の様子を垣間見られてロマンを感じる。
面白かったのが触読時計と言って、触ると時刻がわかる時計。
暗闇での作業に適しているのだろう。
懐中時計は小さい頃プレゼントされて、物語の中ぐらいでしか見かけないものなので嬉しかった。
ナースウォッチは、衛生面から腕時計ができないから服につけるタイプが多いそう。
夜警懐中時計は、鍵を指して巡回して回るものだそう。
時計以外に記録の機能を併設していてドイツらしい合理性。
理髪店用逆さ時計という、店主が鏡に映して見るので反時計になっている物もあった。

他にも19世紀フランスの床置き時計や18世紀オランダの掛け時計など好きな時計をたくさん見つける事が出来た。
中でも20世紀スイス製の砂時計は金色の容器をオメガ社が製作したそうで、ブレードランナーの世界観に通ずるものがあってとても気に入ってしまった。

ろうそくを用いた火時計など、面白い機構の物も。
自然界で一定時刻を刻んでいそうなものは、何でも時計にしてしまっている印象。


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和時計のコーナー。
戦国時代に宣教師フランシスコ・ザビエルから機械時計が伝わったそう。
どの分野を見ても、日本て本当に文明開化が遅いなぁ。
洋時計もかっこいいけれど、螺鈿細工の施された中華時計も美しい。

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お宝鑑定団に出てきそうな骨董時計。
キューピー人形がサーフィンしているみたいな所が何とも味があってよろしい。

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定刻になってハトの声や低い音が一斉に鳴り始めた時、親戚の店で小さい頃聞いていた記憶がほんのり温かく蘇ったのだった。



葡萄畑をかき分けて走り、国道19号線から松本市を後にする。
懐かしい人に会えたり、とても楽しい時間だった。

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昼を食べそびれそうだったので、19号線沿いの道の駅を物色。
ツアーバスの予約席で再び占拠されていたので、初老の夫婦と相席をお願いする。
そばとソースカツ丼セット¥1100
ソースカツ丼は、日本の山村に行けば何処にでもある(私調べ)

ひたすらに真っ直ぐ進み、去年の日本一周で手書きの色紙を頂いた中津川市を超え、瑞浪市へ。
地球回廊へ行きたかったのだが、予定にない休日のようだった。
代わりに近くの日本原子力研究開発機構の見学施設へ。
この施設では、スカイツリーより深い所に高レベル放射性廃棄物を地層処分するための研究開発を行なっている。

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この施設では月に一度見学会も行なっているそうで、近くに住んでいたら是非参加したい。

再び出発。
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今日は走った。
多治見のモザイクタイルミュージアムで一服。

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多治見市のモザイクタイルミュージアムは、建築家・藤森照信の作品で彼の可愛らしい感性が若い女性に人気。
多治見市って正直言ってパッとしない都市だと思うが、ここにも20歳前後と思われる女性グループが何組もいた。

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漆喰のような壁にタイルが細かく埋まっている。
男性が考えたデザインとは思えない。

すると後ろから聞き覚えのある声が。
「おじょう〜おじょう〜!!」
大きな声を出しながら、悪意のある笑顔で両手を振りながら走ってきた彼。
「ふぁんすぃー、やめて!!」

久しぶりの再会に興奮するF君をなだめながら、平静を装う。

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さっそく施設に入館してみよう。

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多治見といえば焼き物。
モザイクタイルミュージアムでは、様々なタイル張りの製品やタイルそのものが展示されている。
外と通ずる穴に、女子受けしそうな可愛らしい工作物。
団体のおばちゃん達を眺めながら佇むF君。

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どこかのスロップシンクを持って来たのか?

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銭湯壁画のようなモザイクタイルアート。

久しぶりに再会したF君と、K君や他の仲間も連れてきたという中華料理店で食べて今夜はF君宅にお世話になる。


ホテルMマツモト→時計博物館→給油→堤防道路 焼肉大将軍の前通って葡萄畑通って塩尻駅前のr19→道の駅木曽駒高原→道の駅しずも→地球回廊休館→瑞浪原子力見学→多治見モザイクタイルミュージアム→コインランドリー→中華→F君宅

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# by aroundjapan | 2018-05-19 18:35 | 2017 バイク旅 | Comments(0)