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京都へ

ネットカフェ亜熱帯の個人的名物、ケチャップのページを開きっぱなしにしていた。
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シュールな寝起きとなった。

朝起きて空模様を見ながら二輪に跨る私の頭の中は、すでに東海地方にはいない。
時計のカレンダーを見ると、往路で休みなく名阪間の下道を突っ走ってから、およそひと月経っていた。
今回も新しい道を走れたし、いろんなことがあった。
人と会う予定も昨夜でひと段落したので、心のほうが身体より一足早く西に向かっている。
それを追いかけるように名阪国道を走った。

いざ道路に立つと、以前にその道を走ったのが何年も前だったにもかかわらず、カーブの先がどんな様子だとか、巻き上げた落ち葉や空の色を瞬間的に目の前に感じることがある。
私は地面から足を離し、その景色の中を永遠にタイムワープしているようだ。

昔に戻れるなら。
二輪に乗り続けるのは悪いことではないのかも知れないな。

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名阪国道を途中で降りて数キロ、のどかな風景の中に道の駅が現れた。
父が昔仕事で関係していた土地らしい。
それまで聞いたことさえなかった場所に、縁を感じて足を運ぶ機会があるのはこの国全部が親戚の家になったみたいで幸せだ。

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中にある食堂で伊賀牛のうどんを食べる。
大勢の地元のおじさん、おばさんで賑わい、ぎゅうぎゅうに並べられたテーブルは満席に近い活気。
とても美味しかった。

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少し走り、一年ぶりの針テラス。
食後のコーヒーで一服する。
ここで使われているコーヒーは好きで、静岡の本店で豆を買って自宅でも飲んでいた。
久しぶりに飲んだが、粉っぽくて酸味が強い気がした。
プレスで淹れられてるようで、紙フィルターで入れるべきではないかと思う。
店の佇まいといい、やはり新東名には適わない。

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さらに道を下り、去年入れなかった大宇陀温泉へ。
峠を越えるあたりで気温が下がった。屋根からすると、積雪が多いのかも知れない。
うだうだしていたので、夕方にさしかかっていた。

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日が暮れてしまったが、真北方向に進み、見てみたかった国会図書館関西館へ。
国内で出版された書籍は全て収蔵されているそうで、その大半が一般の閲覧客が立ち入れない地下にあり自動で運ばれるのだとか。

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閉館のおよそ15分前に到着したため、さらりと見て回ったが見学ツアーもあるそう。
あと一週間後、行きたかった!

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腹が減り久御山の京都ラーメンへ。
富山ブラックラーメンを思い出す醤油色だが、スープに浸されてチャーシューや麺との絡みが美味しい。
それに、九州の外のラーメンにしては安い。
家族連れの住民も普通に訪れる雰囲気で、私を旅人と見たらしく、愛想の良い店長のおじさんは「また来てね!」と言った。
チェーン店のようだが、ここが一番美味しいのではないだろうか。
1ヶ月近く忘れられない味だった。

夜も賑わう京都市内へ。
タクシーが多く、相変わらず運転のしづらい街だ。
大型バイクを駐車できる駐輪場を探すも、狭い路地を縫いながら行ってみると原付ばかり。
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一時間ほど戦い、何とか駐車できる場所を先斗町に見つけた。

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早速、オープンしたばかりという近くのマンガ喫茶に飛び込んだが、女性専用ルームに通され、鍵もかけられる完全に個室だった。
トイレに洗面台がないのが困った。
これで二千円足らず。もしかして違法なのでは…。
店構えも個室ビデオ店のようなやけに派手な色をしていた。


亜熱帯熱田→道の駅あやま→道の駅針テラス→大宇陀温泉あきののゆ→国会図書館関西館→ラーメン→T-park探してぐるぐる→百万遍快活も停められない→先斗町バイク駐車場→マンボー

道の駅あやま 伊賀牛肉うどん¥?
ポンポンコーヒー¥350
ラーメン¥700
マンボー¥1800現金


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by aroundjapan | 2018-06-26 23:40 | 2017 バイク旅 | Comments(5)  

初めての漫喫考察

ー番外編ー
漫画喫茶考察記
節約旅で定宿にしているインターネットカフェ(元は漫画喫茶)がどんな様子なのか、特別面白いチェーン店を見つけたのでその様子をお伝えします。
(文体が違いますが気にしないでください笑)

亜熱帯タイホウ熱田店。
来ました、諏訪に続き二度目の亜熱帯。
名古屋の夜を楽しんだ後、深夜一時過ぎに入店したんですが、問題なく禁煙フルフラットゲットです。
この店の最大の特徴が大きなモールの中?に入っているため駐車場が広いこと。
私はバイクなので駐輪場に停めましたが、主に自転車用と思われるそのスペースが広い!
おまけに屋根までついているので、翌明け方に雨予報が出ていた今夜はありがたくこのスペースに停めさせていただきます!
その日はブーツと上着を脱ぎ、なぜかいつも置いてあるクッション三点セットを自分のお気に入りのやり方で並べて速攻寝ました。

~翌朝~
店内を散策してみました。
昨日は疲れていてあまり気にならなかったのですが、この店、禁煙スペースが一番奥なのです。
おかげで手前の空間にあるトイレに朝方行ったとき、ものすごく煙草臭かった…。
喫煙スペースを奥で隔離してくれるほうが、空気の流れからすると絶対に理に適っていると思うんだけど。
もしかしたらヘビースモーカーな雇われ店長(想像)の意向で逆に配置したのかもしれない…!
煙草の煙が絶対にむり!!という人にはこの店舗はお勧めできません。

店内インテリアは相変わらずの快活CLUBリスペクトが行き過ぎた感。
首の曲がった猫やくねくねしたトカゲの形をした郷土土産?が壁に張り付いていた。
そしてどこの少数民族かというような、どう見ても男性顔なのに体は女性な木彫りの置物とか。
さらに夜間はそれらの気味悪いインテリアが黄緑の照明でライトアップされてて、いまにも夢に出ん、という雰囲気を放っていました。

ブース内部から防犯カメラは見える位置にはなし。
ただスライド式のドアの頂部が半透明のアクリル板であるのと、潜水艦のようなくりぬき窓があるのでタオルなどで覆わないとブース内が割と丸見えに。
ブース内にティッシュとゴミ箱はなし。

寝てる間もずっと空調らしき音がコーーと言っているのが気になる人はきついかも。
私は耳栓するので速攻寝れます。
さらにシーリングファンがすぐ上で回っていたので、空調自体は暖房が効いてネットカフェはどこもそうらしく乾燥強めだけど、直接風が吹きときたま涼しい風がやってくる。
いつもどおり明け方には寒くて目が覚めた(この現象はF君もなるらしい)
朝になるとコーーー音にさらに波の音が加わる。
インテリアになってる民族の国かつ海辺なんてどこの国をイメージしてるんだ。。
店名が亜熱帯だから東南アジアより南、ミクロネシアかなぁ・・

ていうか私が言いたいのは、東海圏のネットカフェなのにモーニングをやっていないのが「は?」って感じです。

パック料金は快活より安かったと記憶しています。
以上漫喫考察でした!

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by aroundjapan | 2018-06-23 10:01 | 2017 バイク旅 | Comments(1)  

名古屋の夜

所変わってこちらは大須。
名古屋は私の青春時代を彩ったミュージシャンを多数輩出している街。
そんな理由で十数年前から大須にも足を運んでみたかったが、やっと叶えることができた。

この街の入口に立つ。
手始めに大須観音を参拝する。
やたらに鳩が多く、清潔感とは縁遠い街だと知る。
栄養ドリンク専用自販機を発見。
大阪の新世界に似た空気を感じる。

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古着屋の多い商店街を歩くと広場に出た。
そこには招き猫とクリスマスの準備みたいな飾り付け。
すでに私の理解を超えている。

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こちらもずっと前から憧れていたスガキヤ!
F君と行くタイミングが合わず、一人で来た。
実はF君に「スガキヤに行ってみたい!」と打ち明けると「あんなん行ってみたいんか。スーパーの隅にあるような店で、わざわざ行くとこじゃないで」と諭された。

それでも私は一人で飛び込んでみたくなるのだ。
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レジ周り、というか店内の雰囲気は全てフードコート然。
いろいろとメニューがあるが、高校生が部活帰りに小腹を満たして帰るような、そんな店という印象を受ける。
岩手で立ち寄ったアルテマルカンを思い出した。

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(温度が)激熱ラーメンへの期待値は低めだったが、予想を下回る味。
いつかインターネット上でみた気がする、スプーンとフォークの融合したような珍しい食器でたどたどしく麺を持ち上げる。
肉は美味しかったが、妙に胡椒の効いたスープの芳醇な化学調味料の風味が口いっぱいに広がる。
320円。これなら回転寿司屋のラーメンの方が美味しい。
味には元々期待していなかったので、スガキヤのラーメンを口にしたという事実、それだけで満足した。

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スガキヤから出るとすでに日が暮れていた。
商店街を抜けると好きな雰囲気のダイナー。
時間があれば入ってみたいが、約束があるので素通りする。

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クリスマスを待ちわびるサンタクロースが、店からはみ出してきていた。
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栄養ドリンク専用自販機の次はダシ自販機を発見。

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食べられる粘土の自販機。
変わった自販機が多い…。
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名古屋の繁華街と言えば栄。
大須から少し歩くと栄に入るが、そこで人と待ち合わせをしていた。
周囲にはバブル期を彷彿とさせるビルがいくつも並んでいる。
似た意匠をしているのでバブルビルと名付けよう。

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典型的な角地のバブルビル。

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名古屋のテレビ塔。

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テレビ塔を通り過ぎると再びバブルビル。

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そして住所をたどりながら向かった目的地もバブルビル。
建て主が同じだとしたらそれこそバブルの波に翻弄されたに違いない。
今夜は東京時代の仕事仲間が名古屋に勤務していると聞いて、5年ぶりの再会。
二次会はバーへ。
元気そうでなによりだった。

自転車が爆走する夜の栄を後にし、東海圏名物のネットカフェに泊まる。


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by aroundjapan | 2018-06-16 15:42 | 2017 バイク旅 | Comments(3)  

愛知県探訪

会長を仕事へ見送り、私は一人部屋に残されたが引き続き眠ってしまった。

ちなみに会長の趣味は、映画や小説よりももっと心血を注いでいる釣り。
これまで数々の釣りバカ(失礼)を見て来たが、会長はベスト3に入賞間違いない。
そんな会長が焼いてくれた干物と、味噌汁とご飯を朝食にいただいた。
あぁ、このままここで穏やかに暮らしたい、と思った事は隠すことが出来ない。

根が生えそうな重い尻を持ち上げ、跨ると今度は潮の匂いを嗅ぎながら常滑へ。
海を近くに感じるこのあたりの町には、お年寄りが多く、どこか懐かしい風情が漂っている。
常滑なんて中部空港の近く、という以外何も思い浮かばない。
そんな人に是非覚えて欲しい常滑のランドマークがある。

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とこにゃん!
不思議系コンテンツでお馴染みのB級スポットだ。
常滑と言えば焼物の産地。
車道の擁壁の上という、変な位置にいる猫だ。
とこにゃんの後方が窯元らしく、歩いて散歩する人も多いのだとか。
バイクは近くでエンジンを切って、押しながらここまで来た。
バイクと比べると、とこにゃんが結構大きいのがよくわかるだろう。


お次は名古屋を挟んで反対側の犬山、明治村へ。
名古屋の環状線を通り、コンビニで休んだ以外は走り続けていたが昼を過ぎてしまった。

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名鉄が昭和40年に作った観光スポットで、その名の通り明治期の建物などが全国から移築されている。
割と古いテーマパークのため、NHKで放送されている90年代が舞台の朝ドラにも登場していた。
入場料は1700円と意味のわからない高額。
かなり広く、途中にあるSL等3種類の乗り物を利用できる。
しかし乗り物に乗るには一回500円かかるそう。
幸い、もっとも見たい施設が最寄りにあるので意地でも歩いて回るつもりだ。

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見たかったのは建築家、フランク・ロイド・ライトの設計した帝国ホテル。
ちなみにこの建物の時代は大正末期。
東京の日比谷から移築され、ここには全体のうち一部しかないが、その魅力が凝縮されたような主玄関を堪能できる。

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F.L.ライトと言えば、独自の幾何学模様も有名で大谷石の柱にはめ込んだパズルのような石が随所に見られる。

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椅子や照明器具も彼のデザインだそう。

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ポーツマス条約が調印されたというテーブル。
歴史的瞬間の遺物とは言え、長い地球の歴史で見ると不用品だよな…。

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チャップリンやマリリンモンローも宿泊したらしい帝国ホテルの玄関ロビー。
それぞれの階高が低く、吹抜けや採光がないととても狭苦しい空間だと思う。

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日比谷に在りし日の帝国ホテル。
日比‘谷’だけあってか地盤が悪かったらしいが、そもそも敷地がバカみたいに広く、東京の発展を思えば除去されて然るべき存在だと言うことを痛切に感じる写真。

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建築を見学していた私を見つけたガイドの男性が、特別にある場所へ連れて来てくださった。
これは建物の構成部材だそうだが、石造部が多いにも関わらず関東大震災にて無事だったのは内部の筋のおかげとか。
鉄筋コンクリートが一般的になったのは昭和に入ってからのはず。
それに先駆けた構造をしていたのだろうか。
帝国ホテルが地震に屈しなかったのは、軟弱地盤では卓越周期が長くなりがちでありその他偶然が重なったからだ等諸説ある。
しかもF.L.ライトは最後まで設計を遂行しなかったが結果的には人気は再燃したとか、有名人にはそれなりに様々の憂うつがあることを感じずにはいられなかった。

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値段分取り戻そうと思い、ゴシック様式の聖ザビエル天主堂まで散歩。
ヨーロッパで見た天主堂に一時期ハマっていた。

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間も無く歩き疲れて退散。
元の位置まで戻るのが精一杯だ。

出入口付近でSLが出発したので、このような高い乗り物に誰か乗っていたのだろうか。
今回歩いていた間にも、見渡せば若者同士のグループやカップルが多数来場していた。
たとえば、福岡で西鉄がテーマパークを作ったらこんなに人気はないだろう。
愛知県民はじつに名鉄に従順であった。


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by aroundjapan | 2018-06-06 23:43 | 2017 バイク旅 | Comments(4)  

養老天命反転地

F君が日本各地から集めてきたぬいぐるみと目が合い、おはようございます。

朝からF君母と意気投合。
朝食をたっぷりいただいた後、話を聞く。
昔からこちらにお住まいで、近所で古銭や石器を集めるのが趣味らしい。
…近所で?

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戦前の小銭や、縄文時代の磨製石器。
こんな物がその辺に落ちていたなんて、岐阜半端ない。

F君母の父親、F君の祖父にあたる人(いや曽祖父だったかな)が考古学的関心が強かったそうで、F君母は幼い頃からその影響を多分に受けたそう。
私が偏った興味話をしてもF君がちゃんと聞いてくれるのは、こういう母親を持ったからに違いない。
F君が音楽好きなのも母親の影響みたいだ。
と言うわけでF君母と1時間以上話していた気がする。
天気も良いのでF君宅を後にしよう、と思い御礼を伝えると、土産にサツマイモやレモンを目一杯頂いてしまった。

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そのまま別れるのは名残惜しいらしく(?)F君が関市のフェザーミュージアムに連れて来てくれた。

こちらは企業ミュージアムにつき入場無料。
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一階には製品紹介の陳列棚が並ぶ。
常に男勝りな印象を与えてしまう私だが、諸先輩方とは違いさすがに髭は生えて来ないのであまり縁のない世界…。

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医療用カミソリ、ミクロトーンの切断厚さは2マイクロメートル。
群馬の製粉ミュージアムに引き続き、またこの単位が出てきた。

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二階は切ること全般についてのミュージアムになっている。
NHKの教育番組を意識したような、ポップでキャッチーな演出が多数見られる。

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世界の刃物の展示。
重そうな剣は生贄を捧げる時に生物をぶった切るための物かな。恐ろしい…。

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個人的に面白かったのは歴史の長いフェザー社が作成したCM上映コーナー。
70年代以降の時代背景や流行が分かって見るたびに新しい発見があり、何度も見てしまう。
右の変態的なオブジェは全く琴線に触れない。

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カミソリの試用コーナーがあったのでF君に試してもらうも、伝統的な二枚刃?三枚刃?だったため皮膚を切ってしまったらしい…。
確かに、慣れてるカミソリでないと切ってしまいそう。
F君には悪いことをした。

堤防道路で強風に煽られ、何度もひっくり返りそうになりながらノロノロと東へ向かう。
F君は全く慣れた様子であった。
一方、私は堤防道路そのものが苦手だ。
バランス感覚が無いのかそれとも重心が高いのか、必死の体勢で踏ん張る。
気付けば2時間走っていた。
昼食を食べそびれたので、F君母の蒸かし芋にパクつく。

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着いたのは養老の瀧で有名な養老市。
何しに来たかと言うと、かねてより気になっていた芸術家(?)の荒川修作の作品を見に。
バブル時代の遺構とも言えるが、昨今の「SNS映え」で若者グループ(特に女性)がたくさん遊びに来ていた。

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驚くなかれ、これが施設内である。
ピンクの壁に埋もれるF君はなんだかファニー。

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ピンクの部屋で黄昏るF君。

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トイレも変だし使いづらい。
現代の人間工学に基づいたモジュールによる寸法がいかに大切か思い知らされる。
ちなみにカラフルな壁は全てコンクリート躯体。
バブル期の産物とはいえ行き過ぎたバカである。

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こちらも丘の上に乗った無作為な配置のコンクリート壁にユニットキッチンや便器が埋もれている作品。
我ながら作品を見た感想とは思えないが、材料が混合されていて廃棄が大変そうだ。
もはやここが永遠にゴミ箱なのかも知れない(失礼)
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上から対岸を見た景色。
建物に囲まれるような地形をしていて、高いところに行けば施設全体と景色を一望できる。

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緑色のドームへ向かって通路があったので進んでいく。
F君は以前にもこの施設に来たことがあるが、通路のことは知らないようだ。
天井以外は壁に囲まれているので一方通行ですれ違うことができない。
「誰か来たらどうするの」と言いながらF君に先陣を切ってもらう。
1人だとまず行かないだろう。

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しばらく行ってみると突如行き止まりで、壁が下がって景色が見えた以外は相変わらず何もなかった。
壁に囲まれて歩いた後なので本当にわずかに解放感はあったが、作者は何を伝えようとしたのだろうかと訊かれると答えに窮する。

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日が暮れて来てしまった。
17時ごろとうとう、F君とはお別れだ。
今回はBGMのない時間を過ごしたが、実は2人して夜遅くまでガールズバンドのMVを見ていた。
F君は軽井沢を舞台にした音楽系ドラマも好きらしく、いつかF君とバンド活動とまではいかなくても、ジャズ喫茶に行く等してみたい。

所変わって愛知県某所。
今夜はひょんなことから知り合い、声をかけてもらった会長の家にお邪魔する。
日本一周に出る以前から、旅の先輩である会長の人生観に勝手に共感させてもらっていた。
まず家の風呂が調子悪いとの事で夕飯と風呂に出かける。
車内で聞いたことのある音楽が流れていたので、名前を言うと驚かれた。
鐘を打つと響く、そういう出会いが旅もしくは人生の楽しみだ。

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席に通されて予想していなかった事態に驚いてしまった。
無職のバイク乗りには豪華すぎる食事。
大変恐縮し遠慮したい所だが、すでに用意されていたので有り難く戴く。
ついでにブログにも載せてしまう。
言わずもがな、風呂も豪華だった…。

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会長が映画や小説をこよなく愛する文化人なのは薄々気付いていたが、自宅のDVDの数たるや!
ケーキとコーヒーまでご馳走になってしまった。
近所なら通いたい…。


F君宅→K345→フェザーミュージアム→R248→K287→K163→K220→K30→R258→K225→養老天命反転地→K56→K213→R258→大垣IC→名神高速→一宮JCT→名古屋高速16号一宮線→6号清須線→名古屋高速都心環状線→3号大高線→知多半島道路 半田中央IC→会長宅→海風→会長宅


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by aroundjapan | 2018-06-02 17:04 | 2017 バイク旅 | Comments(0)