<   2018年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

 

再会の地、長野

目が覚めたのは、標高1000メートルを超えた地点。

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昨日の夕方には零度に下がった白樺湖周辺。
真夜中には氷点下を下回ったことだろう、朝になっても路面が凍結していたら走るのは危険。
という事でなるだけ遅く出発することに。
やる事もないので、9時まで二度寝した。

宿の主人に声をかけたが、出てこなかった。
話すのが好きじゃなさそうな人だったからいいや、と思い店に向かって頭を下げてから出発。
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走り出して5分ほどで大草原。

なんて単純な身体なんだろう。
澄んだ空気を吸い込むと、否応無しに胸が弾んでしまう。
あまりにもいい天気で、すれ違う車両もほぼ無い。
道路を追いかける私の旅は、たった今始まったような新鮮さを改めて感じていた。

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なんと富士山まで見えていた。
10年近く前だが、一度登ったことがある山は、身近に感じることができて楽しい。

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あまりの絶景に目を奪われ、W650で初めて走った思い出の地につい立ち止まってしまい、なかなか先に進めない。

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気持ちがいいぞー!


昼もてっぺん近くなり、毎回訪れるカフェでチーズケーキ・コーヒーのセットを注文。
チーズケーキはレモンがほんのり効いていて、チーズの甘みも控えめで完璧だった。

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しばしバイクを降りて歩き回る。
日陰には数日前寒かった日に降ったのだろう。残雪があった。

車山高原は標高1800メートルだが、これ以上標高を上げるといくら日差しがあるとはいえ、気温が下がり特に日陰などでは凍結の可能性が高まり走行に危険を伴うため断念することにした。
なにより私は九州育ちのため、道路が凍結しているかどうかを見分けることすら出来ない。

標高2000メートル近い美ヶ原高原はすでにシーズンオフに入っていた。

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バイク乗りの定番となっているらしい霧の駅へ。
初めて来た時から、美ヶ原へ向かう三叉路という覚え方をしていた。
少し腹が減り、野沢菜のおやきを買ってみたが値段の割にごく小さいものだった。

何台ものオートバイが、平日のためかほぼ単独ではあったが入れ替わり立ち替わり現れた。
ライダーでも美ヶ原方面に行く人と行かない人がいるのを、暖かい日差しの元眺めていた。

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私は里に降りることにした。
昨年の日本一周でも走ったアゼレアライン。
相変わらずの長い下り坂に、紅葉した木々が燦々と輝いている。
下り坂に落ち葉が残りカーブは不安だったが、しかしこれだけ掃除されていることに感謝した。
ところで、カーブのイン側に走ってくる車はとりあえず地獄に落ちてほしい。

下りきった所で松本市の空気を久しぶりに吸う。
何もかも変わっていなかった。
車社会の長野を感じながら、葡萄畑を見渡し目的地へ向かう。

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重要文化財である開智学校へ。
日本全国の学校発祥の地で、擬洋風建築が体感できるとあり観光地になっている。

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実益を兼ねて1時間弱見学した。
現代の日本の学校制度から考えると考えられないような子守教育や林間保育、また特別学級や特殊学級が設けてあったそう。

行く予定だった市立美術館は定休日だったので、時間調整のため目の前の旧司祭館にも入ってみた。
小さな建物だった。

松本市街地で随一と言ってよいだろう、松本城大手門駐車場にバイクを停める。
駐車場のおじさんは福岡市内に住んでたらしく立ち話をした。
ここから福岡まで1200キロと言っていた。

歩いて行ける範囲に郵便局を見つけたので、親戚にハガキを書いて送る。

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夕映えの松本城。
平日だが観光客が何人もいた。

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松本市役所の上階に展望室があるそうなので登る事にした。
こじんまりした役所だが諸々の像が立ち、手入れされた風で、ここで働く人たちの郷土愛を感じる。

階段で上まで登ると、倉庫のような雑然とした物置を通り過ぎ、狭苦しい展望室があった。
案の定、補強用のブレス鋼の間に設置された椅子はボロボロ。
そこから見える眺めはせめて…と思ったら予想外の絶景であった。
赤色に燃える山々の反対側には松本城を見下ろすことができる。
これが故郷の景色 というやつだな。

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しばし休憩して◯年ぶりの元会社の同期との再会。
出会った頃と寸分違わぬ相変わらずの地元愛で、故郷で働く同期は生き生きしていた。

山賊焼をご馳走になる。
同世代と飲むのが日課だそうで、地元トークに加えてもらった。

長野は縦に長いため、北信・中信・南信というとか。
信州って呼び方は九州モノにはあまり聞き慣れない。
りんごの名産地らしく、りんごがぼける=サクサクになって素が立つ?方言とか。
友達の家と自分の家から見える山が違う話が松本らしさ満点で面白かったな。
同世代間で語る事で、長野ならではの感覚が垣間見えてとても楽しく過ごせた。
なんだかんだと23時近くに解散。
明日は休みらしいけれど、月曜日からありがとうございました。



まほろば→ビーナスライン→霧の駅→三峰茶屋→過ぎたあたりから日陰 3000回転で進む→扉峠→アザレアライン→松本 開智学校→松本城駐車場→松本城→松本市庁舎展望室→再会→ホテルMマツモト


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by aroundjapan | 2018-04-23 00:34 | 2017 バイク旅 | Comments(4)  

八ヶ岳高原道路

朝の諏訪湖を走っておくべきだ。
そう思い立ち、再び堤防道路を湖へ戻る。
ぐるりと回るのは初めてのことだった。

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快晴!

停車し、湖を眺めながら朝食を摂る。
観光地でもあるのに、少し走ると人が居ない場所もあって穏やかで本当に美しい湖だ。
何度も立ち止まっては写真を撮った。


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気が済んだので南下し、県道11号から八ヶ岳高原道路。
またも八ヶ岳のふもとをぐるりと回る。
初めて走った時のことを自然と思い出していた。
6年半ぶりに訪れた道の駅こぶちさわにて、売られていた燻製卵を食べる。
足湯は以前と同じく熱かった。



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晴天の八ヶ岳、原村周辺は相変わらず最高だった!
長野県はこれだから好きだ。

外の風が強く、吹き飛ばされそう。
装備のありとあらゆる隙間から風が入り、容赦なく体温を奪って行く。


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人気店らしい、佐久の草笛にて行列に並び遅めの昼食。
並ぶのは面倒だが、外で立ってられないほどの冷たい風の中走行するのはもう嫌だ。
これという特徴はないが、量がたっぷりある蕎麦だった。
体温が戻るまで出来るだけ居座り出発。

早いもので17時前には太陽が沈んでしまった。

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今夜は白樺湖のあたりに泊まるため、道路の凍結を懸念し間もなく宿にたどり着いた。
宿で見た気温計は一度を指していた。

荷物を整理して、宿の向かいにあるずずらんの湯に浸かる。
国宝縄文のヴィーナスが展示されていたが、ビーナスラインはここから来ているのだろうか。
ビーナスラインは何度も走っていたが、初めて気が付いた。

街灯の無い暗闇の中道路を渡って宿に戻り、宿泊室までかけ上がっていく途中面白いものを見つけてしまった。

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4種類の自販機。

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ハミガキ・ハブラシセット200円。


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唯一稼働しているらしいカミソリ替刃200円。
2枚刃なんて、今時誰も使っていないのでは…。
シェービングクリームがセットなのだろうか。


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何故かイメージ映像のタオル100円。


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シャンプーとリンスのトラベルセット200円。


小さい頃はこういう自販機(と呼べるのかどうか)を街で普通に見かけていた気がするが、いつの間にか年季の入った宿にしか無いものになっていたらしい。
時が止まっている。


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ついでにビール自販機はまだまだ現役。


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群馬の自販機食堂で見た復刻ステッカーの当時物だ!


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バブル期を若干思わせる、とてもこじんまりとしたロビー。


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寝タバコという言葉を久しぶりに聞いた気がする。
単なる赤色とは違う色彩がお洒落。

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修学旅行や合宿で多く使われていたのだろう。
スリッパが大量に保管されていた。
私以外に同じくバイクの旅人が一人いるようだった。


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「私をスキーに連れてって!」な時代の匂いが館内のあちこちに染み付いていて離れない。
事務所がお土産屋と繋がっていて、基本的にお土産屋の方に元経営者の息子らしい男性がいた。愛想はない。


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両替機もどこかで見たことがある配色だった。




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部屋のゴミ箱と椅子がまた、時代に取り残されたかのような一品。
部屋の椅子に物を入れられるようになっているなんて、忘れ物を助長するだけの気がするぞ。

館内の全てのものに流れる時が止まっていた。
タイムスリップした今夜は、暖房を効かせた部屋でゆっくり寝よう。


亜熱帯諏訪湖IC→諏訪湖反時計回り→給油→k192→k188→K17→484→K11八ヶ岳高原ライン→道の駅こぶちさわ→清里駅→r141→佐久の草笛→セーブオン→ローソン→K44→r142→K152→k40→プチホテルまほろば


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by aroundjapan | 2018-04-15 22:34 | 2017 バイク旅 | Comments(0)  

小諸、諏訪

今朝はたっぷり眠れた。
出発が遅いのでゆっくり進むこととしよう。

それにしても空には雲しか見えない。
未明に福岡で大雨らしかったので雨雲レーダーを見ておいたが、長野の北のほうは雨だそうだ。
去年の旅の帰路で、長野では毎日雨に遭った。
バイクカバーを畳んでいると小粒の雨が降って来て、空気が冷たい。

少し走った上田は、喫煙者と痛車を多く見かけた。
観光地やショッピングモールなども無さそうで、他にすることが無いのだとしたら悲しい。
それなのになぜ長野市ですら持たない大掛かりな18号バイパスが出来ているのか、不可解である。

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昼時に差し掛かった頃、小諸に着いた。

カフェ文化が好きで、各地で地元に根付いている店は知りたい。
丸山珈琲小諸店では、晴れた日には大きな窓から浅間山を眺めながら豆から挽いたコーヒーを味わうことが出来る。

この空模様だと浅間山は拝めそうにないので、大人しく小布施栗モンブランと丸山ブレンドを頂いた。
コーヒーが美味しかったので豆も購入。

室内は屋根が傾斜し、シーリングファンの回る広々した室内。
カフェと焙煎工場の間には、ショップが併設されていてリゾートホテルのラウンジのようだ。
上部は仕切りがなく、 連続した空間になっている。全席禁煙なのが嬉しい。
二面開口の窓はかなり大きい。
全面窓ガラスにすると落ち着かないが、天井は茶色の板材、床面は凹凸を残した石で敷き詰められていて、自然と調和した印象。

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ここはあくまで室内にいる快適さに溢れていて、落ち着ける場所だ。

小布施栗のモンブランはかなり粘度が高く、スプーンにべったりついてしまうほど。
味は濃厚で、栗が凝縮されていた。
コーヒーは解説通りの深入りで、プレス抽出は舌にざらざらして感じる。酸味は全く無く、あっさりしている。
フレンチプレスで二杯分ほどはあるのでとてもお得。
自宅で紙フィルターで淹れるとより飲みやすくなるだろう。


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昼も下がりに下がった頃、ようやく昼食にありつけた。
初めて141号線を走った時に見ていた昭和風の大衆食堂、ストローハットに入店。
場所が少々違う気がするが、店名は某映画から取ったのだろう。
この辺りには目に付く食事処がほぼ無いためか、連休中日の15時過ぎとは言えテーブルに食事のない待ち客で満席。

少しでも早く提供されそうなカレーを注文したが、結局40分待った。
家族経営らしい店員たちはてんてこ舞いで、私は引かれていないままの皿たちと相席した。
終いには経営者家族のじいさんがセーターにスラックスと言う出で立ちで震えながら料理を持ってき始めたので、よほど手伝おうかと思った。
カレーのご飯が緩かったが、会計の折、店員のおばさんは「カレーなのに待たせてごめんね」と言っていた。
駐車場でバイク乗りの男性に、久しぶりに声を掛けられた。

軽井沢を走り、今日からは八ヶ岳の周囲を思う存分走れるなんて、と清々しい心持ちでいた。
ここまでは良かったのだが、清里を過ぎたころ。
八ヶ岳大橋の縦スリットの下り坂は前後に車がびっしりいる上に勾配がきつく、死にそうな恐怖を味わった。


命辛々、営業時間ぎりぎりのシャトレーゼ北杜工場に滑り込み。
今日は天気が思わしくないので走行は控えめ。
駐車場には数十台の行列。
これほどの人気とは知らなかったが、電話であらかじめバイクで行く旨を問い合わせていたにも関わらず駐車場誘導の警備員は忙殺されていて酷い態度だった。
電話でバイク一台ならとめられますと言われましたよ、と告げると「はぁ?誰が言ったんだよ」と。

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こちらは工場見学の上、アイス6種類が無料で食べられるそうだ。
しかし時間が悪いのか実際工場は全くと言っていいほど稼働しておらず、唯一通路に貼ってある資料も通過する客の多さで読めず。
全く見応えが無かったし、施設側から見せる気も感じない。
連休の家族連れがこぞって、無料アイスを食べに来る卑しい空間でしか無かった(私にはそう見えた)
曇天のためか気温が低かったが、ここまで来たので試しに牛乳バーだけ頂く。
原材料表示は水飴、寒天、デンプン、もち粉、グルコマンナン、意外と食感や味を追求するためにあの手この手、という企業努力を感じる。
唯一わかったのはお菓子のアン作りに軟水を使うらしく、味と馴染みやすいのだと思う。
お土産品コーナーも行列がひどいため見ずに退散。

一番の感想はアイスを食べて寒いと言う事だった。

くたびれたので近くのコンビニに立ち寄った。
ゴミ箱がわかりにくかったので場所を訊くと、「ゴミ箱そちら」と敬語もできない店員に当たってしまった。(見た目は純日本人)
今日はついてない気がするが、もしかすると荒んだ心が伝染しているのだろうか。

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気分が乗らず、ぐずぐずしていたため夕方を過ぎて陽も落ち行く中に再び北上。
茅野市民館へ付いた頃は暗くなってしまっていた。
凍えつつ見て回る。

諏訪湖へ来たのはこれまたW650購入後のツーリングが初めて。
楽しくて走り回ったら気付けば夕暮れ。
宿がろくに見当たらなくて焦って走っていると、突然、思っていたよりも大きな諏訪湖に出た。
その時は、6年前だが今みたいにネットカフェなんかも無かったと思う。
焦った私は甲府を目指した。

その後も何度か訪れていたが、一度も見たことのない景色がある。

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諏訪湖サービスエリアからの夜景だ。
夏の夜、諏訪湖の周りを自転車でぶらりとした事がある。
オレンジ色の光が店を照らし、さらに水面に映る景色はリラックスしているのにどこか都会的で美しかった。

諏訪湖サービスエリアには一般道から入場できるので、丘の上へ登った。
夜は晴れたので月の光も綺麗。
また一つ、諏訪湖に思い出が増えた。

冷えてしまったので鷺の湯へ入る。
アメニティが大したことないのに、日帰り1500円は少々やり過ぎか。
湯が合わず肌が痒くなってしまったが、割引で500円で入れたので文句は言わずにおこう。
いつかユースホステルで見かけた、鷺伝説にまつわる湯なのだろう。


今夜は東海圏を中心に展開しているらしい、亜熱帯というネットカフェに泊まることにした。
F君ではないがネットカフェ考察。
入会金無料のカード制、12時間で1780円〜。安い!
クレジットカードは使えない、飽くまでローカル路線のネットカフェか。

私の通されたのはブース出入り口のすぐ脇。
この時間に荷物を持って入り、明らかに寝る客なのに手前かと思う。
店舗名からして、全体的に快活クラブをリスペクトしているのかと思う。
快活で流れている怪しげなBGMはなし。
自動ドアの動作音と換気扇の音が大きめで詰めが甘い。

室内の設備まわりについて見てみよう。
ゴミ箱はなし。
パソコンのモニターは東芝のREGZAで、意外といい物を使っている。
テレビ画面兼用なのでテレビも観れる(他のネカフェは見れるのかな)
チャンネルを変えていくとインディジョーンズがあっていた。
幼い頃からよく観ていたが、ハラハラしてしまう。
そう言えばハリソンフォードはこの映画でしょっちゅう観ていた。
彼の甘い声がたまらない。

引き続き見ていこう。
ブース内にはクッション3つとリクライニングチェアーがある。
四角と丸のクッションと、リクライニングチェアーをまっすぐにして長方形になる。
快活のリクライニングチェアーは完全に真っ直ぐにならないので私は使わない。
いつも邪魔に思っている。
こちらは丸いクッションが少し背が高い。
キーボードの下に入れて足を置こうと思うが、丸いクッションを入れただけでその空間は埋まった。
足を置くスペースなんかなくなってしまう。
仕方がないので少しだけ背が高い四角のクッションを足の位置に置くと、ちょうど良くなった。
3つのクッションとリクライニングチェアーはどういう用途を想定して置いてあるのか気になる。

ブース内で横になっていたら臭いがする気がしたので、ウエットティッシュで念入りに拭く。
スリッパから臭いが来てる可能性もあるためそちらも拭いた。
快活で自前のクロックスを履いてる人の理由が、今ならわかる。

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フードメニューは全てホームページから注文するのは他のネットカフェと同じ。
ケチャップ、マヨネーズ、明太マヨネーズがそれぞれ20円という面白いページを見ながら眠りについた。


走ったルート
快活上田バイパス→k79→k80(浅間サンライン)→グリーンライン→丸山珈琲小諸店→ストローハット→シャトレーゼ白州工場→コンビニ→茅野市民会館→諏訪湖サービスエリア上り→上諏訪温泉鷺の湯→ネットカフェ亜熱帯


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by aroundjapan | 2018-04-08 02:33 | 2017 バイク旅 | Comments(4)  

軽井沢から浅間へ

目覚めは最悪。
久しぶりの野宿はやはり私には堪えた。
夜中3時頃まで上手く寝付けず。
ヒト気のない付近を若いふうの男性も車中泊なのか、うろついていたので落ち着いて眠れなかった。

夜が明けたら大人しく撤収し、バイクの露を拭き取る。
空を見上げると、そんな私とは裏腹の快晴。
素晴らしい一日が始まりそうだ。

まずは県道33号を抜けて18号へ入る。
榛名山の麓はこれと言う特徴は無いが、走り回っていて飽きない。
ここでバイクに乗らない事は、宮崎でサーフィンしないのと同じぐらいもったいないことに思える。
横目に見た峠の釜飯屋は、W650と初めて長野へ出かけた時にサービスエリアで出会ったものだ。

鉄道遺構の碓氷第三橋梁へ。
仕事関係の書籍で知った近代土木遺産であり、国の重要文化財でもある。
樹木の葉が風に舞う。

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どうしても煉瓦造の橋梁とバイクを写真に収めたくて、第六橋梁の黄色い絨毯まで。
落ち葉はそれほど積もっていなかったが、この先道路にも何箇所か見かけた。
落ち葉は氷上より摩擦係数が低いらしいので注意して進みたい。


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朝食は軽井沢のベーカリー沢村へ。
偶然の3連休で秋の軽井沢を楽しみに大勢詰め掛けているが、構わず防寒着で中へ。
8時半頃だがすでに駐車場も満車で、バイクは停めさせてもらえた。
店内行列しているため10分以上立ったまま待つ。

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テラスに案内され今までの人生でも朝食にしてはかなり高価、沢村のモーニング。

皿にバターらしきものが入っている。
ベーコンがさっぱり塩味で美味しい。
肉厚で、味の濃い鶏肉のような具合だった。
パンの真ん中にサンドして食べてみた。

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軽井沢は元々都内に住んでいる時に訪れて好きになったが、2017年放送の某ドラマの影響で秋の軽井沢をもう一度走りたくてうずうずしていた。
ドラマに出てくる軽井沢駅。
当然、こんな私だから公共交通機関で軽井沢へ来たことはないが…。

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一人で行動しているとどうしても行動が早まきになってしまう。
と言うわけで、10時には渋滞気味の国道18号から千住博美術館へ到着。(内部撮影禁止)

金沢21世紀美術館で知られる建築家・西沢立衛の設計したコンクリート打ちっ放しのレベルが定まっていない空間を楽しむ。
かなり傾斜が付いていて、地面の高さそのままらしい。
床スラブ面は手で均した跡が見えるけど、地山のままだからだろう。
クラックが入って来ていた。
中央に植栽された中庭があり、間接的にやさしい明かりが差し込んでいた。
天気がかなり良いので、所々直射日光が照らしていたが絵画保護用に一応カーテンはしてある。
床にアルミの、客をなんとなく誘導しているようなラインが入っていた。

全体に筆を用いた、自然の持つ一瞬の勢いを静かに表現したものがメインであった。
赤坂サカスの陶板画の原画もあり、大振りで迫力があった。
タッチの明快な作品もいいが、ここにある作品はいくらでも観ていられるので好きだ。
中でも 光 という作品が良かった。
見ている間、光と闇 朝と夜 空と海の混沌を漂う気分がした。

星の降る夜に という絵本も館内に置いてあり、表題通り物語の舞台は子供の知らない夜の世界。
幼い頃にこういう情緒豊かな絵本もあると心に残るだろうなと思う。
小さい女の子がワンピースの裾を広げて満点の星空から落ちて来る欠片を拾う…という絵本が家にあったが、群青の空に黄色く輝く星の色使いが綺麗で好きな絵本のひとつだった。

館内のインスタレーションとして、映像作品の展示があったがこれも良かった。
一つの絵画をプロジェクションマッピング方式で見せ方を変えて進展していく。

途端に暗転した悲痛な弦楽器の音に合わせてゆっくりと四季が変わる。
静止しているはずの滝の絵画は、本当に飛沫を上げているようで、晩夏 などの朱が鮮やかな作品との色彩感覚や時間的感覚は日本の四季が上手く表現されていて見事であった。
インスタレーション自体の演出者も、作品の見せ方をよく理解されていると感じた。
飛沫は実は、筆を横にたくさんくっつけたような道具で描いているそうで、作品は道具によるものではなく魂によるものだなぁと強く感じた。

こちらの施設は軽井沢のパンフレットで何度か目にしていて、知らない画家と敬遠していたが一気にその世界に引き込まれた。
作品と建築物見学の意味で2度、いや併設された浅野屋のパンで3度美味しい美術館なので是非軽井沢に行かれる際は立ち寄ってほしい。


と言うわけで、パン屋に入ってしまうと買わずにはいられない。
かなり奇抜な屋根のパン屋だが味は普通に美味しい。(上写真)

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渋滞にすっかり巻き込まれながら辺りをうろつき、旧軽井沢銀座のあたりまで戻ってミカド珈琲へ。
外車に乗った年配の男性達のツーリングの道向かいに孤独に停めて、モカソフトだけ買って食べる。
変な女だと思われていようが、今が楽しくてしょうがない。

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すっかり昼時だ。
ドラマのメイン舞台となっていた煙事へ。
勧められるがまま、チーズスティックを賞味。
パンにチーズが挟んであるのかと思ったら、パンよりチーズが多かった。
自転車で日本一周を経験された方が接客してくださった。
現役でシェルパに乗っているそうで、ここらももうじきバイクは冬眠でバッテリーを外したりするそうだ。面白い。

旧軽を北北西に行けば、三笠→峰の茶屋、白糸ハイランドウェイを走る。
そのまま峰の茶屋→鬼押出し 鬼押しハイウェイへ。
一度走って一生忘れないぐらいの個人的最高ロードだ。

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茶屋はドライブインのようになっており、昼御飯がわりに浅野屋のキッシュを食べる。
すぐそこに浅間山。
陽射しは目に眩しく、風が通り抜ける。
今ここに、私より五感で軽井沢を味わっている者が他に居るだろうか!

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雄大な活火山である浅間山の麓には、浅間記念館というバイクの博物館がある。
戦後に恐らくバイクが庶民の手の届くものになる寸前、ここでバイクレースが多数行われていたらしい。
そのメンバーによる思い出箱らしき博物館の気配だ。

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メグロ500K1P 白バイは初めて見た。

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ヤマハTZ350 1973年のものが強烈にカッコ良かった。

貴重な二輪をたくさん見ることができる。
やはりメグロ、カフェレーサーあたりに目がいってしまう。

館内には管理人の方が一人、陸王プロトタイプRX750が堂々と飾られていた。
キックペダルが自転車タイプ、エンジンフィンが松ぼっくりみたいになっていて面白い。
BSA旧車やカワサキ目黒K2が実走行する貴重なフィルムに見入ってしまう。
W1Sのステアダンパーは面白かったな。

火山記念館?なども併設されているが、施設全体が閑散としていて寂しい。
バブル期に開発されたであろう負の遺産のにおいが…

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昨日走った浅間牧場茶屋まで一直線。
自然の中にいるのに、人間の手の入った雰囲気がどこか異様である。
国道146(通称日本ロマンチック街道)を北上する。

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陽が傾き始めた。
次の目的地はこの道路の先だ。

しばらく進んでいくと、視界は開けていき高原と呼べる大地へ出てきた。


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つまごいパノラマライン。
あまり大々的に宣伝されていないため、今までは、どこがそれなのかわからず足を踏み入れたことのなかった土地だ。
キャベツ畑の黒い土が道の隣にある。
と言うよりは、キャベツ畑の中に網の目のように敷かれたアスファルトを走らせてもらっている感じだ。
土や草、どこから来たのかわからない水を巻き上げながらゆっくりあてもなく走る。

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見渡せる範囲で最も高そうな地点から低い位置を眺めると実に気持ちがいい。
矛盾しているが、限りなく空に近い盆地だった。
気に入ってしまい何度も何度も背景を変えて写真を撮影していると、トラクターが忙しそうに走り回った。
自動車は居ないのにトラクターが何台もいた。


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バラギ湖に出て釣りを楽しむ人々を眺める。
地元は海が近いため、湖なんて小さい頃からほとんど行った記憶がないし、行く理由もよくわからないが群馬県民には行楽と言えば湖なのかも知れない。

その後はどこに行こうかなと考え、とりあえず近場で風呂を済ませることにした。
子供を連れて来るらしい複合施設にある温泉は、北軽井沢の別荘地近く。
足の踏み場もないほど子供が走り回る温泉だったので寛げず、早めに上がる。
施設の周りは私有地の立入禁止区域が多く設定されているので、脱出するのに同じ道を何度も行き来し骨が折れた。

すっかり疲れながらも、群馬県は堪能したので長野の国道18号へ出ることにした。
18号を北上していると、今回初めての新潟ナンバーを目にした。
去年日本一周をしていた時の高揚感が蘇り、錯覚してしまいそうになる。

空腹を抱えながら向かったのは千曲のグーギーズカフェ。
以前からアメカジ系雑誌などで目にしていた店でアメリカンダイナーを期待して来てみたかったのだが、入店するとそれほどこだわりの店内と言うわけでもなく拍子抜け。
どちらかというとカントリー系のインテリアだった。
注文したのは、ジューシーで箸を入れたら肉汁がしみでるハンバーグだったが、こちらもそれほど特徴のない割に値段が高い印象だった。
必死で長所を探してこの結果なので長野北部の物価は、私が思っている以上に高いのかも知れない。
それとも、移動距離を考えて千曲に来たが本店の長野へ行った方がよかったか。

これ以上北へ行くつもりはないので、南下し上田にて給油後ネカフェ就寝。

上田市と言えば真田丸だが、21時ごろのこの街はノーマルマフラーのW650で走るのさえ躊躇われる程、眠れる街であった。
私も深く眠ろう。


走ったルート
道の駅くらぶち→沢村旧軽井沢モーニング→軽井沢駅→千住博美術館→煙事→ミカドコーヒー→白糸ハイランドウェイ→鬼押しハイウェイ→六里ヶ原休憩所→鬼押しハイウェイ→K235→つまごいパノラマライン→嬬恋村→バラギ湖→k112→k235→奥軽井沢温泉ホテルグリーンプラザ軽井沢→r144→r18→千曲→上田

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by aroundjapan | 2018-04-01 01:08 | 2017 バイク旅 | Comments(4)