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158日目 出雲大社

おはようございます。

今朝は風があるので、バイクはやめてSさんの案内で車観光にした。
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宍道湖の見える、道の駅秋鹿なぎさ公園。
宍道湖はまるで海外の有名な塩湖のごとく鏡面に見えた。
浅瀬では鴨がたくさん羽根休めをしていた。
目的だったカヌー体験は風が強いので午前の部はクローズしたとの事。
カヌーに乗ってみたかった。

Sさんが気になっていたという向かいの鰻屋さんでお昼を頂くことになった。
生簀には鰻がにょろにょろ。

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出た!鰻を頂けるとは思っていなかった。
これからの残りの旅の滋養になるようにとご馳走になってしまった。
いただきます。

カヌー体験は午後の部も波が高くクローズだそう。
肩を落とし、YAEHステッカー(ライダーが集めるステッカー。詳しくは検索を)のみ貰って道の駅をあとにした。

これからどうしようかと考え、出雲大社の近くまで来ているので行ってみることに。
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休日なので観光客が多い。
そんな中、HAKODATEを主張するラッキーピエロTシャツがポーズを取る。
Sさんの指示なので従っただけだ。
意味は分からない。
境内に入ってみよう。

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意味深な兎がポーズを決め、手には松ぼっくりが載せられていた。
誰かの仕業だろう。

ところで、出雲大社と言えば大きなしめ縄が見たい。
Sさんに告げると連れて行ってくれた。
ちなみに、出雲大社では参拝方法が通常と異なり「二礼、四拍手、一礼」だそう。
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どーん!
と構えるしめ縄の建物は、結婚式の撮影など観賞用として用いられる事が多いそう。
昔は縄の真下から小銭を投げ入れ、刺さると幸運、と言うのが流行していたようで、多数の硬貨が刺さっていた。
現在はそれができないように金網が張ってある。
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出雲大社と言えばもう一つ、大社造りを忘れてはならない。
ツノのように突き出た千木(ちぎ)が鰹木で止めてある。

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ここで最後のポーズ。
このポーズをしているのは、背後の大国主。スサノオの息子らしい。
この神様を祀るのが出雲大社なのだが、割と大勢の観光客はここを素通りしていた。

10月は神無月と言われるが、全国各地の神様はここ出雲の国に集まるので、出雲においては神有月と言われる。
そんな神様の集まって宿泊するという建物もあったので見てみたが、一間ずつがかなり小さく、大柄な神様は泊まれないと見られる。

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お次は旧大社駅へ。
西日本旅客鉄道大社線の駅で、線路の撤廃とともに廃駅となった場所。
雑誌で見て来たかった場所なので、定置SLの前で写真を撮ったり、車掌のごとく改札鋏を入れる仕草を真似たり、堪能することができて良かった。

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表から見た様子。
立派な建物で、天井の高いのが印象的だった。
これほど立派な駅は今時残っていないだろう。
じっくり見ていると、雨が降ってきた。

神々が上陸するという稲佐の浜にも立ち寄ったが、雨のためまともに見れず。

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ファンの皆さんお待ちかねの懐かし自販機。
夕方から土砂降りになったので、休憩がてら立ち寄ったコインレストランコウラン。
ここはカレー自販機が楽しみだったのだが、故障中ということで楽しめなかった。
対面販売されても、自販機に比べるとワクワク感はゼロに等しい。

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仕方ないのでラーメンにした。
ラーメンはソフト麺で、スープもぬるくて薄味なので300円の価値はなかった。
天ぷらそばにしておけばよかったと後悔。

土砂降りの中、エストレアに乗った革ジャンの若い男性が入ってきたので話しかけるとなんと青森の人だった。
長崎のイベントで青森ねぶたに出演したあと、下道を走って帰るらしい。
服装も決まっていて、カフェレーサーやロカビリーを思わせた。
地元ではノートンに乗っているというから本物だ。
だが南部訛りのその言葉の響きはどこか可愛らしい。

私がお金を出すより先に、Sさんが彼にそばをご馳走した。
温泉と24時間休憩所の解放された施設を教え、彼の安全を願いながら帰宅した。



行った場所(車移動)
米子市内→江島大橋経由 宍道湖→秋鹿なぎさ公園→うなぎ福吉→出雲大社→旧大社駅→稲佐の浜→道の駅きらら多伎→コインレストランコウラン→米子市内

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by aroundjapan | 2016-10-31 09:24 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

157日目 大山・蒜山ツーリングその2

つづき

県道45号大山環状道路にある一の沢、二の沢、三の沢。
ここには砂防ダムがあり、大山を南から見上げた形(通称南壁)を拝むことができる。

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2台並べて写真を撮影していると、スポーツバイクに跨った2台が岡山側から走ってきて止まった。
Ninja600に乗っているのは若い女性だったので話してみると同じ年だった。
彼女がかっこいいウェアを着ているのを褒めたり、話が弾んだので連絡先を交換した。
この2,3年で一挙に女性ライダー人口が増えた気がするが、バイクに乗る事を本当に愛している女性とは友達になりたいし、彼女ともいつか一緒に走りたい。
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鍵掛峠に到着。
合成写真のような青空と大山の稜線を背景に、Sさんに写真を撮ってもらった。
ライダーの集まるスポットらしく、この日も大阪から来た退職ライダー2人組と居合わせた。

服装がお洒落で、一人はアメリカのフライトジャケット、もう一人はロンドンボーイのようにチェックシャツに紺のブルゾンを羽織っていた。
話しているとCBに乗っている方と同じ会社だったということが判明した。
当たり前だが働いているときは周囲に同じ会社の人はたくさん居たが、世に放たれてから出くわすと嬉しくなる。
退職した彼らのモットーは「やったことのないことをやる」だそうだ。
大いに賛同する。
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木漏れ日の差す白樺道を行く。

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北海道に対抗できる直線道路。
少なくとも天候は勝っていた。
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昼食は蒜山高原の道の駅にて、B級グルメひるぜん焼きそばを頂いた。
肉がモツなので好き嫌いが分かれそうだが、私は好きなので美味しかった。

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ホースパークで子供たちが乗馬体験をしていたが、厩ではロープにつながれた馬がとても眠そうにしていた。
食後なのだろうか。
座り込めないロープの長さなので少し可哀想。
間もなく係員がやってきて、仕事に駆り出されてしまった。
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鏡ヶ成のホテルに戻り、鳥取県の観光スポット各所に置いてあるカニの被り物をかぶって記念撮影。
受付の女性はそれほど忙しくないらしく、ライダーの愚行に付き合ってくれた。
家に帰ったあとSさんの奥さんは、この写真を見ながら「バカだねぇ~」と言い幸せそうに笑ってくれた。
誰かが幸せになれるバカなら喜んでやりたい。
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Sさんが他のライダーに教えてもらったという、名前のない広域農道を行く。
様々な角度から大山の景色を楽しむことができる。
とっておきを見せてくれることを有り難く感じた。
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ところで大山を見上げながら、南北方向に妙に切り立っていると思っていたが本当らしい。
登山口のレストハウスの展示によると、15年間で大部分が崩落したようだ。
頂上部は30センチほどしか幅がないらしく、縦走は禁止されているという。
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米子市内を通過し、境港に来るとすっかり日が落ちてしまった。
某CMで有名になった中海を跨ぐ江島大橋(通称ベタ踏み坂)を渡る。
境港で温泉に入り帰宅した。

たっぷり一日ツーリングを楽しんだが、清水邦明さんと国井律子さんの旅番組のようにインカムで会話したいねという結論になった。


走った道
米子市内→R181→植田正治写真美術館→県道52→まきばミルクの里→県道284→枡水高原リフト→県道45→一の沢、二の沢、三の沢→鍵掛峠→鏡ヶ成→52→114(蒜山大山スカイライン)→道の駅風の家→422(蒜山高原線)→道の駅蒜山高原→ホースライディングパーク→蒜山大山スカイライン→県道45.315から大山広域農道→県道52→倉吉江府溝口線→県道158→大山寺レストハウス→県道24→鳥取道(米子中IC)→県道47→江坂大橋→境港温泉→県道47→米子市内
191km

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by aroundjapan | 2016-10-30 07:32 | 2016 日本一周 | Comments(2)  

157日目 大山・蒜山ツーリングその1

おはようございます。

米子のSさん宅にて起床。
--
Sさんとの出会いは高知県。
去年の大型連休に四国をバイクで回っていた私は、高知県のとあるサービスエリアでバイクを停め、小腹が空いて確か”和三盆のロールケーキ”を頬張っていた。
そこに入ってきたハーレーダビッドソン・スポーツスター1200の男性に声を掛けられた。
「美味しそうですね」
食べている姿を見られた私は恥ずかしくて、照れ隠しに反射的に笑っていたと思う。

そこから話が始まり、同じ方向を目指していた私たちは「鳴門の渦潮を見よう」と言うことで連れ立って走ることにした。
渦潮を橋の上にあるガラスから覗き見て、さらに淡路島へ続く大鳴門橋の下に大きく口を開けているさまを見た。
その景色の前で互いの写真を撮影した。
日は傾き始めていて、同じ黒の革ジャンに身を包んだ私たちはベンチに腰掛けココアを飲んだ。

Sさんはリターンライダーで、そのきっかけとなったのは国井律子さんと言うエッセイストの存在だった。
彼女と歌手の清水邦明さんが出演するNHKのバイク旅番組を見て、結婚以来の数十年間バイクから離れていたにもかかわらずハーレー購入に踏み切ったそう。(※国井律子さんの愛車はハーレーダビッドソン・スポーツスター883)

偶然にも私がバイクに乗っている理由も同じだった。
私がまだ中学生だったころ、国井律子さんは5分間ぐらいの短いサーフィン番組に出演していて、旅の文章を書きそれを仕事にしているということを知った。
そんな生き方をしている人がいることは14歳の私には衝撃的だった。
それ以来私の目標はハーレーダビッドソン・スポーツスターみたいなかっこいいバイクで旅をすることだ。
15年近く前の話だ。

そんなきっかけで、年齢も性別も住む場所も違う私たちは意気投合してしまった。
翌日小豆島で初めて泊まったライダーハウスでYちゃんと知り合ったころ、彼から電話が入り、奥さんからもぜひ米子に!と仰って頂いていたのだ。
--
そのSさんと奥さんは今目の前にいる。
人生って何が起こるかわからない。


彼の提案で今日は、鳥取県の誇る大山まわりをツーリングしようということになった。
快晴の米子市内からまっすぐ大山へ抜ける道路を進む。
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まずは私の行きたかった植田正治写真美術館へ連れてきてもらった。
向かいには大山がダイナミックに広がっている。
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大山は山陰で最も走りたかった場所。
空に手を合わせたいほど天気が良い。
最高のツーリング日和に恵まれ、私の期待を知っているのか気温も高くなってきていた。

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植田正治は、戦前から活躍した写真家でヨーロッパでもUeda-cho(植田調)と言えば通じるほど独特の作風を作り上げたといわれる。
意図的で演出的なその作風は、今では珍しくないかもしれないが当時においては革新であっただろう。

美術館も凝った展示をしている。
縦長の空間からは上下反転した大山が見られる。
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窓ガラスに帽子がプリントされていたので、用意されていた小道具で写真撮影タイム。
他に客は見なかったのでやりたい放題。面白い。

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美術館を出ると大山から雲がなくなっていた。
時刻はまだ11時にもならない。期待が膨らむ。

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まきばミルクの里に到着。
ベンチで寛ぐ人が多くいた。のんびりできる景色が広がっている。
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ソフトクリームをご馳走してもらった。
濃厚なミルクが美味しい。
陽が高く上り熱いぐらいの陽気に包まれている。
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Sさんが私を是非乗せたかったと言っていた枡水原高原リフトに搭乗。
二人で一つのリフトなので必然的にSさんと並んで乗ることに。
周囲からは親子に見えているのだろうか。

こういう施設はカップルに媚びがちだ。
ハートマークの上に立つとリフトに掬われるように押された。
今が年間を通して一番ツーリングに適している時期のように思う。
空は高く、ススキが輝いていた。

山頂では新婚旅行以来の鳥取だという広島県の老夫婦の方が写真撮影をしていた。
頼まれたので、恋人の聖地のようなフレームの中でほほ笑む二人に向かってシャッターを押した。
私の両親もいつまでも仲良くいてくれるといいなぁ。
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復路でも並んで乗る。笑
乗った瞬間の地面からの高さがかなり高く感じられ、安全バーもなく前後にリズミカルに揺れるリフトに「ギャー」と騒いでいるとSさんは満足げに笑っていた。
どうやら私にこの感覚を味わわせたかったようだ。
まんまと叫んでしまった。


つづく


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by aroundjapan | 2016-10-29 07:30 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

156日目 青山剛昌の日その2

つづき

鳥取砂丘コナン空港から出発し、国道9号を西へ。
海岸線に砂浜が広がり、晴天が気持ち良い。
下り坂の下には、味わいたかった日本海のドライブルートが広がる。
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小腹がすいたので道の駅で、名産のとうふちくわと天ぷらを食べた。
揚げたての天ぷらはもちろん美味しかった。
とうふちくわは全く魚の匂いがしない、具合の悪い時でも食べられそうな味だ。
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道の駅のすぐ隣にある白兎神社の階段を上る。
躍動感のある兎の石像がお出迎えだ。
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神社を参拝した後、白兎海岸で休憩がてら海を眺めた。
自動車の流れる9号線に向かって波が打ち寄せては返していく。
青い海をいつまでも眺めていたい。

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西へ向かう。
今日は快晴のツーリング日和だ。
そんな日にバイクに乗ることができるのは”自分がこの世で一番幸せ者かもしれない”と錯覚するほど、何度味わっても飽きない。
バイク乗りの思考回路は単純なのかもしれない。


鳥取にあるはわい温泉を通過し、20世紀梨の博物館へ。
なぜ固有ブランドについてのみなのだろう。お金の問題か。
天気とは裏腹に身体の調子が冴えないので、梨の巨大古木に見守られながらソファで少し仮眠した。
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映像を見ると、梨は本来中国や韓国から伝来したもので、現地では神事に献上品として用いられるという。
20世紀梨は特に新しく開発されたブランドだそう。

展示の最後に、梨の試食も4種あった。
甘い果汁が染み出す梨はどれも美味しかった。
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続いて北栄町にある青山剛昌ふるさと館へ。
今朝に引き続きコナンをはじめとする漫画の展示が盛りだくさん。
建物の前には青山剛昌の父がカスタムしたという阿笠博士の愛車をイメージした、黄色いビートルがある。

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館内には作者来館時の書き下ろしイラストがあった。
パイナップル頭の作者自画像が懐かしい。
右のイラストは、青山剛昌短編集と言うデビュー作も収められている単行本についての展示。
絵の描き方が初々しく、人物の瞳や輪郭がコナンとは違う。

私がコナンと初めて出会ったのは兄が買ってきた名探偵コナン1巻だった。
当時のコナンと同じ小学1年生だった私は、その漫画にめちゃくちゃハマった。
小学生時代の私は漫画を書く事が好きだったため、ポケモンなどは勿論、コナンに至っては何度も練習したため今でもソラで描く事ができる。
展示を見るとそんな昔の日々を鮮明に思い出した。

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それぐらいコナンのことを愛している私が、青山剛昌先生の作業デスクとネームの描き方・ペンの入れ方を見てどれほど興奮していたかわかるだろうか。
Gペンを使って腱鞘炎になりかけたのでサインペンで輪郭を描くという。すごすぎる。

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蝶ネクタイ型変声期を一人で試してみた後はスケボーだ。
コナンが「バーロー」と言いながらキャップを後ろ向きにかぶり、スケボーに乗ってバスの側面を駆け回るシーンを想像しながら乗ってみた。
恐る恐る身体を傾けてみるが、北栄町の紹介映像は私の動作に関係なく進んだ。寂しい。

最後に売店で怪盗キッドのシールとポストカードを購入した。
同世代にはぜひ勧めたい場所だ。
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9号線から島根半島に沈む夕日は見たことがないぐらい丸い太陽だった。

米子市内にあるライダーのSさん宅へとお邪魔すると、皆生温泉に連れて行ってくださった。
塩味のする湯に日本海を感じた。



走った距離
ふぁむすとん→鳥取砂丘コナン空港→道の駅白兎→白兎神社→二十世紀梨博物館→R313→R9→青山剛昌ふるさと館→米子市内(皆生温泉天水)
132km

使ったお金
青山剛昌ふるさと館¥600
コナングッズ¥432
とうふちくわ、天ぷら¥370
なしっこ館入館料\270JAF割引
なしっこ館そば¥500

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by aroundjapan | 2016-10-28 08:50 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

156日目 青山剛昌の日その1

おはようございます。

昨夜はふぁむすとんという奇妙な名前の安宿に宿泊した。
楽天トラベルに先週から掲載されたようで、寝具シャワー付きで1980円で泊まれるとは幸運だった。

父親ほどの年齢のご主人とお話しすると、これまで都内や九州の各地で暮らし多くの経験をされてきたようだ。
昨晩はやけに丁寧な言動に疑心暗鬼だったが(宿には彼と二人きりの状態だった)とても親切な人だったのでしっかり会話をすることができてよかった。

さて鳥取県と言えばあの漫画の作者の出身地でもある。

※私はファンなので、ここから先は知らない人には辛いと思う。

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名探偵コナン!
ということで鳥取砂丘コナン空港へやってきた。
空港駐車場が完全無料だったので驚いた。
今まで鹿児島空港や宮崎空港、小松空港も有料だったが無料駐車場を擁する空港があることにまず驚いた。

こちらの空港では、記念館かと見紛うばかりに名探偵コナンがらみの展示が多くされている。

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広場にはトリックアートと大きな垂れ幕がされている。
それよりも3階に見えているキャラクターが気になった。
怪盗キッド様だ。(※画像は編集しています)
クールで好きなキャラクターの一人。飛び降りて着地した瞬間の、彼らしいポーズに拍手を送りたい。

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阿笠博士がコナンに与えた名機器の数々も展示。
腕時計型麻酔銃の草案と思われるイラスト。
ファンなら堪らない。
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展望デッキ小さい!!
ただし着眼点はそこではなく、恋人の聖地として新一と蘭のデート現場?のイラストが大きく描かれていること。
ここへ登ってくる階段の踊り場には、ピンクの背景に恋愛的場面が多数描かれていてニヤニヤしてしまった。

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鳥取砂丘コナン空港は国際空港とはいえ、国際線は週に何本か飛ぶ程度。
誰もいない国際線のロビーが寂しい。

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空港内には漫画を自由に読めるコーナーがあった。
鳥取県をマンガ立国として推し進めたいらしく、出身の漫画家作品以外も置かれている。
敢えてコナンではなく谷口ジローの孤独のグルメを読む。

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隣にはCOFFEEポアロがあった。
毛利探偵事務所の一階に入る喫茶店だ。
見つけたとき嬉しくて小躍りした。
ちなみにすなば珈琲として営業しているそうだ。
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自販機に売っているサントリーの天然水はなんと奥大山。
首都圏では南アルプス天然水であり、九州では南阿蘇天然水であることを知っていたが鳥取は奥大山らしい。
鳥取、これは期待できそうだ。

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空港出入り口の自動ドアは新一と蘭のシルエットが描かれている。
客を迎えるたび離れ離れになってしまう二人を、自動ドアの電気を切ってそっとしておきたいファン心が疼く。


つづく


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by aroundjapan | 2016-10-27 09:11 | 2016 日本一周 | Comments(2)  

155日目 ついに山陰へ

携帯アプリ上でブログを書いたら保存されていない、もしくはPCブラウザで他のページを読んでる間に作成途中の記事が消えている現象がひたすら続いて気力が沸きません。
最近文章が手抜きなのはその為です。

K(a.k.a.某ブログのお嬢)です。
本気でブログ移転しようかな。どこかいい所ないかな。。


以下愚痴

というかそもそもWindows10が使い難いにも程がある。
アッ○ル社に対抗しようとしているのか何なのか、アプリ機能であらゆるプログラムで最初にアカウント登録させようとするし、エクスプローラーに無駄なアニメーションとか要らない。
おかげで検索機能で探したメモ帳で文章書いてるからね。(よく探すとWindowsアクセサリに入ってた)

欲しいのは動作の軽さと容量と簡潔さ!!!!
これ以外いろいろ付けようとするな!
これまで磨いたMicrosoft独自のスマートさはどこへ行ったの!プライドはないの!?
なぜXP最強なのにサポート終わって無理やりアップデートさせようとするの?
パソコン歴20年超の私の言うことは素直に聞いたほうがいいぞ!(ただのオタク)
改悪もいいところ!

はぁすっきりした 以上。


----

おはようございます。


日本海の波音に目を覚ますと、曇り空の下に赤い鉄橋があった。
しかし部分的にしか残っていない橋脚もある。
ここは昭和61年、突風にあおられ回送列車が墜落し死傷者を出した事故現場、山陰本線の余部鉄橋だ。
直下には工場や民家があったらしく、犠牲となった人のため慰霊碑も建てられている。

すごいところで野営してしまった。

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コンクリート橋で生まれ変わった線路と余部駅は道の駅裏側の高い位置に新設されていて、登ってみた。
事故をきっかけに国鉄は一定風速を超過すると運休にするなど、突風対策を講じたと言う。


そういえば、この辺りは北海道で一緒だったYちゃんの祖父が住んでいると聞いていたのでYちゃんに連絡を取ってみた。
彼女とは旅中に何度もやり取りしているが、他愛もない話をしていると本当に楽しい。
彼女は「もうちょいはよ言うてくれたら田舎泊まらせてもらえるかたのんだのに!」と言ってくれた。
昨晩は行けるところまで行こうとしていたので仕方がない。
その気持ちだけで十分嬉しかった。


さて今朝は走りに重点を置きたい。
地図を見ていると海沿いに道があるのでそこを走ってみよう。
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予想していた通り、道幅の狭い旧道だ。
日本海はすぐ足元に見える。
朝日がまだ少し赤く、岩礁の向こうに照らされた雲がある。

路肩側半分のアスファルト舗装に亀裂が入っていて、土の性質を少しでも知っている自分としては、下部がどうなっているか想像に難くない。
巧妙にコースを選定しながら走る。

海面水位から光源の海抜が日本一高いという余部灯台へ立ち寄った。
再び道路の先を行くと、標高を降りていく。
道路中央に手の平大の落石が居座っているあたり、人通りの少なさを感じる。
日陰になっているコーナーで、一面に広がる落ち葉で滑らないように、慎重に。

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落ち葉の多い場所を抜けたようだ。
次は何かがごろごろ転がっていた。そのマキビシのような危険因子をくぐり抜けて振り向くとどうやらビワのようだった。
まん丸で美味しそうだ。
他にはアケビらしきものも落ちていた。

道が開けたので、余裕が出てきてシールドを開けた。
風は無いが、自分と二輪の走行して巻き起す風が体感温度を少し下げる。
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その空気を受けて身体は一斉に我に返り、あらゆる感覚を取り戻した。
辺りはひんやりしていて、深く吸い込むと、どこかの畑で焼く匂いがしていた。

全霊を果実に注ぎ込んだ植物たちの、枯れた大地を思わせる。
その乾いた樹皮の下に来年を思いながらエネルギーを蓄えているのだろう。

バイクに乗って気付く事は多い。
匂いと温度のある風を吸い込むのが大好きだ。
この国に季節があって良かった。

曇天のもと、日本海沿いに進むと鳥取県に入った。
47都道府県のうち最後に到達した県となる。
数字や記録にこだわりはないが、記憶を確かめるために書いてみる。
46番目は福井、45番目は青森、44は秋田、43は岩手、42は宮城、41は山形、40は和歌山。
つまり今回の旅で初めて訪れた県は8つのみで、それ以外の39都道府県は以前に行っていたことになる。
我ながら可愛げのない旅人だ。

鳥取県一番の観光地は鳥取砂丘。
だが海外の砂漠に行ったことのある私は、砂地を踏んでも全く感動を覚えなかった。
本当に可愛げがない旅人だ。しかし個人の経験は様々なので自分なりのお気に入りを見つけたい。



まずは腹ごしらえに鳥取市内の村上水産へ向かう。
500円ランチがあったので飛びつくも、肉は時間が経った食感がしたし、マグロも冷凍ものだった。
値段なりかなと思い、店を後にする。

数百メートル移動し、鳥取駅目の前のすなば珈琲という喫茶店へ。
なぜ皆この店に行きたがるのだろうと調べてみると、今は世界各地どこにでもあるスターバックスコーヒー(略してスタバ)が日本で唯一無かった鳥取県。
アメリカはシアトル発祥のスタバに対抗して作ったのがすなば珈琲。
シャレが効いているその名前は十分対抗できていると思う。

人気メニューと言うチーズケーキとコーヒーを頂く。
コーヒーは酸味が若干あったが飲みやすかった。

台風が接近しているので風がかなり強くなってきた。
続いてライダーの聖地、隼駅へ。

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駅舎は廃線でかなり古いが、W650の趣と同調していて良い。
快晴だが、強風のためものすごい速さで雲が流れていくほど。バイクで走行出来ない。
ダブルのギアを入れてハンドルロックし、建物の陰にあるベンチで風の弱まるのをしばし待機する。

後方にある小さい山で木がメキメキと倒れる音が何度もしていた。
雨雲も押し流されていくため、青空が翳りたまに小さな雨粒が落ちてきた。
数十秒するとすぐに青空に戻る、を繰り返す。

空を見上げると目まぐるしく動き、着いていけない。


一時間居ただろうか、再び鳥取砂丘へ移動した。
向かいの砂の美術館を見たい。
砂で作られた作品は毎年変えるようで、今年は南米がテーマだそう。

展示の本編とは関係がないが、南米リヤカー徒歩一周をした人の写真パネル展示をじっくり見てしまう。
アルゼンチンや高山都市の突き抜ける青空が写っていた。
南米には兼ねてから行ってみたいと思っている。
チェゲバラのようにクラシックバイクで縦断するのは夢の冒険。

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作品は国内外のアーティストが全て砂と水のみで作ったというから驚きだ。

接着剤が使用されているのではと勘ぐって居た。
作成過程を取材したパネルでは、削る以外に濡れた砂を投げ付けるなどして木々や水しぶきを表現したという。

動物の毛皮模様なども精巧で驚いてしまう。

展示の良かったのは演出だ。
南米の音楽がBGMで流れているし、遠くや上階から見た作品は2度楽しめる工夫がされて居た。

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遠くから見るとコルコバードのキリスト像が見える。
上階からは天空都市マチュピチュが覗いていた。
こちらは是非現地に足を運んで確認してほしい。

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展示室の外に出ると、すでに日が傾いていた。
ここから砂丘に落ちる夕日を狙っていたのだ。
風は相変わらず身体ごとなぎ倒す勢いで、ひどい時は砂が舞う。
屋外展示されている日本人アーティストの作品には養生シートがぐるぐる巻きになっていたが、それさえ飛んでいきそうで見るに忍びない光景だった。

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振り向くと黒っぽい雲に虹が出ていた。
こんなに鮮やかな虹も、雲が無いと目に映らない事を知る。

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最後は雲に埋もれてしまったが、強風で砂の舞う砂丘に沈む夕日を見届けられたのは鳥取県最初の印象に残る出来事だった。

間もなく係員が来て、施設内に避難してくださいと言う。

閉館時間が迫っていたので売店に売っていた南米のお菓子を購入し、今夜は宿に泊まる。
インカコーラを喉に注ぎ込むと、築30年の二階建ては風で震え外では雨が降ったようだ。




走った距離
道の駅余部→県道260→余部灯台→県道260→R178→県道155→R178(間違えて二回浦富海岸行った)→R9→村上水産→すなば珈琲駅前店→隼駅→砂の美術館→岩美町ふぁむすとん
141km

使ったお金
給油 鳥取¥1254
村上水産¥540
すなば珈琲¥540
砂の美術館入館¥500
砂の美術館売店¥380
コンビニ食品¥887
宿代¥1980


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by aroundjapan | 2016-10-26 15:58 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

154日目 大移動日

おはようございます。

福井県に戻って三方五湖レインボーラインを走りたいのだが、天気が微妙で諦めることにした。
いつか二輪で戻って来れたらいい。

奈良県から三重県へ再び足を突っ込む。
先輩の出身地のあたりで、お勧めを聞いていたので行きたいところがあった。

山道をぐねぐねと進む。
ナビに従って走っているが、縦線のグルーピング舗装がされたきついカーブを地元の原付などが追い越していく。
走行を一日休んでいた私には、少しのリハビリが必要だというのに…。
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名張市と言う、先輩が教えてくれなければ知り得ることも無かった場所へ。
赤目四十八滝という観光スポットに来た。
本当に四十八の滝があるらしいが、今日は先が長いので一時間程度で見れる範囲を聞いて歩いてみることにした。

入場料は400円必要だったが、四十八の滝をメンテナンスすることを思えば安いぐらいだろう。

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受付に併設された観察センターでは、特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオを見ることができる。
写真は水槽に飼われている個体のうち一番大きいもの。
形というか皮膚が気持ち悪くて凝視するのは耐えられない。

新潟のトキと同じように、この両生類も外見は気味が悪いのにキャラクターになると途端に可愛らしく、デフォルメされすぎている。

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渓流沿いの景色は青森の奥入瀬渓流にも負けないほど。
四十八も見てられないので、五つの名瀑のうち二つだけ見ることにした。

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叩き付ける水圧の勢いでは、どんな生物も生きられないだろう。
途切れることなく崩落していく水を眺めていると、ダムを造りエネルギーに変換しようと発想するのは当然のことだなと思う。

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毒々しいキノコを見つけた。

入場口に戻り、ここでしか売っていない饅頭を先輩におすすめされていたので探すも、現在休業中という。
四十八滝受付の女性が、お店の人に電話を繋いで下さって話すと、今すぐはあげられないけれど後ろの石段を登ってきてくださいとのこと。
数十段の苔むした石段を登ってみると、ガラケーを握りしめたおばあさんが待っていた。
おばあさんは近くにいた、小さい男の子を連れた若い女性とその母親らしき人に声を掛けて、家族経営しているらしい宿泊施設に私を招き入れた。
現在は饅頭店は休業しているが、物産展などに出店しているというので予約注文を受けてくれた。
住所を書くと、そんな遠くから何故来られたのと訊かれたので「旅をしていて、こちらが地元の先輩のおすすめなので」と言うと、本当は焼き立てを食べてほしかった、寄ってくれて有難いと仰る。

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たぬきで有名な信楽焼の甲賀を通過。
奈良市内の住宅で玄関に置いてあるのをいくつか見たが、見慣れないのでなかなか怖い。


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再び福井県小浜市の道の駅・おばまに立ち寄る。
オバマ大統領公認らしく、グッズやサインがたくさん飾られていた。
小腹がすいたので、休憩がてら名物の鯖餃子を買い食い。

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国道27号で京都府・舞鶴市へ入り、ドライブインダルマにピットイン。
ハンバーガー自販機のホットドックが非常に魅力的だが、野菜不足を考慮してレタスバーガーにしてみる。
コインを入れて落ちてきたバーガーのバンズをめくと、申し訳程度の一枚のレタスが隠れていた。
しかし、今まで食べた自販機ハンバーガーの中でもかなり美味しい部類だった。

海岸線から京都府宮津市へ入り、天橋立の見えるスポットを探す。
宮津湾を挟んだ向かい側の雪舟展望台に上ってみたが、天橋立がどれかよく分からない。
テーマパークのようになっている天橋立ビューランドに入るほど興味もそそられない…。
今楽しみにしているのはここから先の日本海側の海岸線を走ることだった。
いずれ天橋立に行ってみたいと思える日もやってくるだろう。
そういうわけで今回は見送ることにした。

温泉博士に載っている温泉へ行ってみたが、臨時休館中だった。
日も暮れてしまった。
いつもなら焦る頃だったが、西へ向かうほど道路には誰もいなかったので一人気ままに走ることができる楽しみを噛みしめていた。

さて、今夜の寝床はどこにしよう。
その前に風呂だ。
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風呂だ、と考えて城崎温泉に立ち寄ることの幸せ。
人工的な街並みに隣国の観光客が集中していたが、水路に映る電球色は夜映えた。
ひと風呂浴びて荷造りをしていると若い男性に声を掛けられた。

彼は店のアルバイトで、私が風呂に入っている間に私のバイクを見ていたらしい。
「僕も福岡なんです。社会人野球チームでこっちに来てて、夜はバイトしてるんです!」と目をキラキラさせながら言う。
「旅、頑張ってください」という少年に「君も頑張ってね」と言って再びダブルと二人の世界に戻った。

県道9号線から11号線へ、走っていくとやけに動物を見かけた。
とても走りやすい道だが、地元の車はいない。
目的にしていた道の駅も通り過ぎていたので、もう一つ西のそれに泊まることにした。
今日は奈良、三重、奈良、滋賀、京都、福井、京都と来て兵庫県に入った。
ここから西は全く未踏の地なので、旅のラストスパートへ向けて期待は加速していた。


走った距離
奈良ウガヤゲストハウス→赤目滝→グリーンビレッジ?→イオンモール草津→道の駅おばま→ドライブインダルマ→雪舟展望台→クアハウス岩滝(休館)→県道11→9→城崎温泉 柳湯→県道9→11→余部道路→道の駅あまるべ
406km

使ったお金
赤目滝¥400
イオン 食品¥480
パン¥216
鯖餃子¥300
レタスバーガー¥200
柳湯¥600
給油 小浜¥1211

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by aroundjapan | 2016-10-24 08:05 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

153日目 奈良ブラ

おはようございます。

ゲストハウスから散歩に出る。
雨の予報なので傘を貸していただいた。

顔のアトピーが酷くなってきたので、病院に行きたい。

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宿は市街地にあるが、バイクを停めさせてくれるのと連泊で荷物を動かさなくて良いという条件で選んだ。
歩いて少し行くと、10個で250円の恐るべき値段のたこ焼きが売っている。
が本日は定休日だそうだ。

病院は、早めに行動したおかげで診察をすぐに済ませることができた。
年配の女医は、ここも見せてそこも見せて、と心の底から親身になってくださった。ありがたい。

再び散策を開始する。

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奈良駅は、新しく建て替えられたものと思われるがデザインはやはり古都を意識しているようだ。

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朝食代わりにご当地らしいパンを探すも、神戸屋のパンを乗っ取るくまモンの姿しか見えない。
仕方なく食す。

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粉物の専門店があるのは、関西だからだろうか。
今歩いている商店街の名前も、餅飯殿と書いて“もちいどの”と言うらしい。


せんとくんのステッカーを探していたが、まんとくんという新種のキャラクターにしか会えない。

商店街のそこら中に、リニア誘致の広告が出ていた。
奈良へ線路を通すと、大阪・京都に向かって直角に曲げるようになってしまうから実現不可能な気がする…。

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もちいどの商店街では、商店街が空き地に店舗を建て、経営を夢見る若者への支援を図っていた。
ここで商売を学び成功すると、ちゃんとした店舗を持てるそうだ。

宮崎の油津商店街でも取り組んでいたが、過疎になる前に手を打つ事はとても大事だと思う。

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国会中継に釘付けの男性の隣には、せんとくんとまんとくん。
JR奈良駅と近鉄奈良駅を結ぶようなこの商店街には、外国人も多く歩いていた。

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商店街の周りには細い路地があり、さらに上階にも店舗がひしめいていた。

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せんとくんステッカーには結局巡り会えず。。

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通行人が多くなってきたところで広場に出た。
近鉄奈良駅だ。
托鉢の坊主を久しぶりに見る。

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奈良観光協会は、最近はしかまろちゃんに力を入れているようだ。
こういった可愛いだけのキャラクターに用はない。
リラッ○マもそうだが、媚びたキャラクターはなんだか見ていてイライラする。笑

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京都発の天下一品を見つけたので昼食にする。
カウンター席に小さくなりながら、レディース特典の卵無料トッピングをお願いした。
九州ではほとんど見ない天下一品。博多駅にはあるそうだ。

スープは選べる3味、こってり、あっさりの中間にした。
醤油とんこつのようだ。
汁が熱く、舌触りはザラザラしている。
麺はゴムっぽかった。

総括すると、私は長浜ラーメンが好きだ。

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宿の従業員の方と訪問者の出身国ピンを見ると、話には聞いていたがアメリカ人旅行者は少ないようだ。
従業員の方もバイクで日本一周をしたあと、なぜか地元ではないここで働いているという。

好物の天ぷらを商店街で買い込んでいたので、夕食を食べた後シャワーを浴びる。
髪を乾かしている途中で不意にドアが開いたのだが、鍵が上手く閉まっていなかったらしく"Sorry."と答えたのはアジア系の女性だった。
彼女がシャワーを浴びたそうだったので「ドアをしっかり締めないと鍵がかからないよ」という内容を告げた。
彼女はドミトリーの上階だったので、私が下にいるときに彼女は上から顔を出して"Thank you very much."と逆さまになった満面の笑みで礼を言うのだった。
その顔は、同性の私も思わず赤くなってしまうぐらいキュートだった。




使ったお金
パン¥82
天下一品\700?
ドラッグストア食品¥292
天ぷら¥542


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by aroundjapan | 2016-10-23 16:24 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

152日目 伊勢参らず

おはようございます。

目が覚めると、そこは銭湯だった・・・。

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伊賀・一乃湯を後にして東を目指す。
銭湯前の通りが狭くて古くて雰囲気が良い。

この数日は、今回の旅で足を伸ばせていなかった場所を取り返すちょっとしたおまけのような感じ。

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国道25号は大阪と名古屋方面を繋ぐ名阪国道とされ、ほとんど高速道路と変わらない。
道路脇では渋めのドライブインが未だに営業していて目を惹かれる。

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関宿に着いた。
カワサキの会報誌で、W800が関宿を背景に撮影していたのに憧れて立ち寄っただけだ。
朝早いので土産屋も何もやっていない。
コンビニで軽く食事をして、今度は国道23号で下る。

目指すは鳥羽の青い海だ。
3年ほど前だったか、冬に都内から伊勢神宮まで参拝に訪れたとき、鳥羽の海が今まで見たことがないほど青く綺麗な海だったことが忘れられない。
しかし、今回福井県から走ってきた動機がそれであるにも関わらず、天気は味方してくれない。
鳥羽へ向かう途中に霧が満ちていて、嫌な予感がした。
スバルのスポーツカーと競争しながら邪気を振り払おうとする。

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到着した先は案の定ガスが出ていた。
そこに海を臨むことさえままならない。
夏場のスカイラインなんて結局こうなる運命なのだろう。
気候に文句を言っても仕方がない。

数年ぶりの展望台にて、散策していると写真のパネルが展示してあった。
この地からも富士山が見えるらしい。
地理的に俄かには信じがたいが、実際に写真が飾られていたので見えるのだろう。
夕景が美しかった。

気温は低いが、海も見えない展望台で何か足跡を残したく、大内山牛乳のソフトクリームを食べることにした。
このまま折り返して今度は西に戻るつもりだが、あと少しだけ思い出拾いをしよう。
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伊勢方面へ数キロ戻ると、建築家・内藤廣の設計した海の博物館がある。
前回訪れた際も外から見るのみで入館しなかったが、今回も準じた。
売店で三重県で獲れた海藻を購入した。

外に出ると足元では彼岸花が揺れている。

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鳥羽と言えば牡蠣。
この旅で牡蠣に出くわすのは何度目だろう。生牡蠣2つと蒸し牡蠣1つを頂く。
一粒110円でチャージ料金など不要なのでおやつ感覚で行けてしまった。
海の栄養素が詰まっていてとても美味しい。

休日の鳥羽にはライダーがたくさん集っている。
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二見輿玉神社にて夫婦岩を見る。
こちらも前回見たことがあり、休日の観光客で溢れているので早々に退散。

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伊賀の銭湯店主に教えてもらった伊勢うどんの有名店に来た。
伊勢うどんは味の好き嫌いがはっきり分かれるというが、私には微妙というところ。
というのも、つけダレが鰻の蒲焼タレのようで甘辛く(どちらかというと甘く)なっていて、それをうどんと合わせる前代未聞な組み合わせだからだ。
体調が良くないと気持ち悪くなるかもしれない。
卵を溶かすことで味が中和されるが、卵が載っていないと尚更好みは分かれるだろう。
麺は太く、水分を蓄えてぶよぶよしていた。
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伊勢神宮隣のおかげ横丁。
休日なので人しか見えない。
久しぶりに大勢の人が一か所に集まっているのを見た気がする。

ここに来ると食べると決めているコロッケ店へ直行し、伊勢神宮は参らず西へ向かうことにした。
伊勢神宮は過去に二回参拝しているが、”呼ばれた時に”参るものだと聞いているので、今回は呼ばれていないと判断した。
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スマホのナビに従うと、近道を探して県道や農道に積極的に入っていくことになるのだが、三重県のとある県道にて道路脇に停めた。
農地が右も左も前方も見渡す限り広がっているのだが、そこにぽつんと立っている薄汚れて目を凝らさないと読み取れない県道番号標識、誰もいない交差点、数秒前の私のようにすごい速さで通り抜ける通過交通の車両たち、後方にはもう使われていない銭湯の煙突、聞こえてくる草刈機の孤独な音、湿った空気。

日本中の名の知られていない土地に、人知れず営まれている暮らしがあり、ただ走っていると見落としてしまう情景。
立ち止まって、目を凝らすと、耳を澄ますと初めて発見することのできる感覚。
これを見つけるために旅に出たのかもしれないと思った。
ある人にはただの農村の風景かもしれないが、そこは歴史と生活と感情と、多くのものがかつて存在し、降り積もって耕されたものに感じられた。

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奈良県に戻ってきた。
相変わらずの鹿。

宿にバイクを停め、食事をして就寝。
明日は雨なので連泊する。




走った距離
一乃湯→関宿→パールロード→鳥羽展望台→海の博物館→牡蠣→二見神社→伊勢うどんちとせ→おかげ横丁豚捨→休憩しつつ奈良ウガヤゲストハウス
304km

使ったお金
パン¥108
海藻¥240
ソフト¥310?
牡蠣 与吉屋¥330
伊勢うどん¥550
豚捨¥270
コンビニジュース¥178
ガスト¥970
コンビニ食品¥330
給油 淀川¥1169
レシートを見て驚いたが大阪にも入っていたのか…

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by aroundjapan | 2016-10-22 12:15 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

151日目 琵琶湖疏水

おはようございます。

このまま西へ向かうのかと思われるだろうが、意外にも京都へ降りてきた。
往路では紀伊半島の海岸沿いを走ってきたのみなので、回っておきたい場所が残っている。
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琵琶湖疎水記念館。
交通量が多く、駐車スペースもなかなか見つけることのできない京都府内。
アグレッシブな京都ナンバーに負けないよう、私も福岡ナンバーを振りかざす。
記念館の前にバイクを停めさせていただき、ビデオを見て学習。

江戸に遷都されてから京都の人口は徐々に流出していったという。
かつての人口を取り戻すために治水が不可欠だと考えた行政は、京都府の年間予算の2倍をかけて琵琶湖から飲み水を得ようと土木工事を行った。
明治18年から5年の歳月をかけた水路のことを琵琶湖疎水といい、人口の増加に合わせ、二本目を引いたり分線をつくったりしたそう。
それにしても大阪湾平均水位をOPというのは新鮮だな。

誇らしいのは当時の土木工事と言えば外国人技師が指導するのが主だったが、琵琶湖疏水は全て日本人の手によるもので、作業員に夜間教育し昼間実践するような取り組み方をしていたらしい。
長等山を貫く第一トンネルに至っては、当時 最長北陸線 柳ヶ瀬トンネルの2倍の長さだというのにやり遂げた人々に敬服する。

琵琶湖疎水事業のおかげで、日本最初の水力発電や日本最初の電気鉄道はその後京都で実施されたそうだ。
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山岳トンネル工事のように、疎水のトンネルが貫通した時も式典を行ったそうで記念品が展示されていた。


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バイクを停めさせてもらったまま、南禅寺に歩いていくことにした。
資料を見た後だと余計に感慨に浸れる。
観光客全てが、水路閣が何であるかを知っているのだろうか。
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様々な角度から眺めてみる。
土木構造物に過ぎないのに、南禅寺の境内を通るから意匠を凝らしているのだろう。

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後方上部に上がって水路の中を覗き見る。
本当に意味を分かって見ているなら、トンネルに流入しているところも見るべきだ。
ここを写真に撮っていると、何があるんだって具合に外国人の親子がいぶかしげに見つめてくる。
資料館によると、日本人で土木構造物を仕上げたことがよほど誇らしいらしくトンネル出入り口には扁額や石碑を掲げてある。


哲学の道も歩いて行けるようだが、時間の関係上パスする。
京都なんて、どうせこれから何度も来るに違いないから取っておく意味も込めている。

蹴上インクラインも取っておく。
というか服を着こみすぎて歩くのが暑い。早く風を切ろう。

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歩いて熱くなった。
腹も減ってきたので、休憩にタマゴサンド。
路上に駐車できそうな店を探した。

私より年上に見えるがまだ若い、作務衣を着た闊達な雰囲気の男性に「エストレアかと思ったらW650なんて渋いね」と言われた。
分かる人に分かってもらえると嬉しい。

混んでいる国道24号を南へ、お次は奈良。天気が比較的良いので走り回りたい。
適当な奈良奥山ドライブウェイという有料道路を発見する。
道路上にたくさん鹿を見かける。
おのずとスピードは30キロほどに落ちる。
ダブルは不服そうな唸りを上げた。

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さすが奈良だ。
本当に鹿だらけだ。
若草山山頂へ往復したが、山頂にもいる。
近寄ると逃げる臆病な動物だ。

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山頂からの眺め。
曇っているが渋滞の市街地を見下ろし、良い気分転換になる。

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人間はベンチで休憩し、野原には佇む鹿。


さらに少し下り、天理駅前の商店街へ。
駅前の駐輪場に駐車すると「日本一周かぁ~九州かぁ、えらいなぁ!」と係員のおじさんたちがコカ・コーラをくれた。
関西圏の人々は、旅する私を見てえらい!と言うのだが、未だにその意味がよくわからない。
単純な”偉い”と違うことだけは分かる。

おじさんによると、天理教がそもそも駅周りの土地をたくさん持っているらしく、商店街は天理教神殿への参道となっている。
そのため老若男女問わず、天理教の法被を着た人が商店街を行き交っていた。
私自身は宗教を持たない(実家の冠婚葬祭は仏教)ので、法被姿で過ごしているその人々はとても異様に見えた。
鞄のやけに安い店があったので、必要としていたウェストポーチを購入した。
お金を受け取る年配の男性の視線は、テレビで放映されている競馬中継にくぎ付けだ。
受け取った釣銭に幸い間違えはなかった。

毎月26日に全国から信者が集まるイベントがあるそうだ。
病院が御殿のような外観をしているのを見届けて再び東へ。


名阪国道にある、道の駅針テラスへ寄ってみた。
バイクの品評会みたいな駐車場だった。

当初から来たかったところで、以前箱根ターンパイクで通っていたクシタニカフェがあったので(箱根は閉店した)コーヒーゼリーを頂く。
満足だ。
それにして奈良県あたりは変わった地名が多い。
宇陀や橿原など読み方の見当がつかない町もある。
そういう町はどんな人が住んでいてどんな生活を送っているのか、想像もつかない。
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伊賀の銭湯に入りに行くと、日本一周ライダーということで店主の方に声を掛けられた。
あれよあれよという間に、建物の中で泊まっていいよということに。
焼肉も一緒にいただいて、すっかり打ち解けてしまった。
たかが銭湯、されど銭湯。
先進的なイベントを実践していく店主と、銭湯マニアのお二人に新しい世界を見たのだった。

なぜ私は伊賀の風呂屋で寝ているのだろう…。
出会いに感謝だ。



走った距離
道の駅小浜→R303→R161→京都 市役所→琵琶湖疏水→南禅寺境内 水路閣→やまもと喫茶→奈良奥山ドライブウェイ→若草山山頂往復→天理商店街→一乃湯
236km

使ったお金
ウエストポーチ¥830
給油 針¥819
針テラス クシタニカフェ¥580
給油 高島市¥1109
水¥98
天理駐車場¥300
夕食¥2000


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by aroundjapan | 2016-10-21 08:31 | 2016 日本一周 | Comments(0)