<   2016年 09月 ( 26 )   > この月の画像一覧

 

130日目 世界一の大仏その2

つづき

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大仏の胎内では、ブッダそのものにまつわるパネル展示もある。
これは摩耶の右胸からポロリと産まれた生誕直後のブッダ(お釈迦様)が東西南北へ7歩ずつ歩み、「天上天下唯我独尊」などと発せられた時の様子。
生後間髪入れず直立しているそのお顔がドヤ顔。

キリスト教の事は少し勉強して知っているが、仏教については手塚治虫のブッダを読んだぐらいで正確には知らない。
実に興味深い逸話の場面がいくつも描かれている。
面白がっているように思えるが、興味を持つことから知は始まると思う。

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牛久大仏がどれだけ大きいかの比較図。
奈良の大仏様と比較するっていうのは、少し失礼な気がした。

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亡くなった方の法名を納める永代供養の小像。
小さいものは30万円、大きいものは100万円という。
都会的納骨堂のシステム(実家がそう)と思いきや、お骨は入っていないそうな。
地方で一軒家に仏壇だけ置いてあり、誰も足を運ばなくなって無縁仏になってしまうのを防ぐ意味合いもあるのだとか。

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写経の出来るスペースもあった。
もちろん課金制。
光るテーブルは誰にも利用されていなかった。

大仏様はここまで。

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裏に小動物園が開園していたので入ってみる。
巣箱からはみ出て寝るチンチラ。

昔、家から歩いて1分の距離にペットショップがあって、入口には大きめの水槽にチンチラが飽きもせず同じ方向に走り回るのを何時間も見ていた。

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ウサギくんの失態を晒す飼育員。

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彼らはずっとこうしている。
動物とは思えないほど、動きのない様子をじっと見つめるのが好きだ。
慌てて大声をあげたりするのは人間だけ。

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「さて、出発しようか。」
「タンデムで良いですか?」

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ダブル大仏。

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霞ヶ浦を見ながら千葉へ入る。
佐原にある伊能忠敬記念館へ来た。
全国行脚した彼のシルエットが描かれたナンバープレートは、日本一周に最も似合う!(原付のみ適用)

館内は撮影禁止。
企画展と思われるが、伊能忠敬一行の使用していた道具が展示されていた。
これが無いと、測量に興味があって来た人は満足しないのでは…
一行は日本地図作成に当たって、測量作業を短期間で終わらせている。
伊能忠敬の興味は暦学であったが、蝦夷地に現ロシアが来襲したため幕府が御用として日本の土地の防衛の為に作らせたそうだ。
よって、各藩にて協力者が大勢ついて作業は早く終える事が出来たそうな。


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伊能忠敬記念館のすぐ側にある佐原の街並み。
倉敷か柳川のようだ。
テレビで見たことはあったけど、突如出てくる街並みに驚く。

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香取市は、存在は知っていたが足を踏み入れた事のない土地の一つ。
通りを誰も歩いていないのに、野菜畑でかなり色々なものを育てているようだった。
畑をすると補助金が出たりするのかも知れない。

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房総半島でいつも見かける、気になる“ともえ”の正体はパチンコ屋らしい。なんだ…。

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飯岡岬で夕日を見た。
以前来たことがある。
明日の朝、銚子で朝日を見たいのだが明日からまた天気が崩れるそうだ。


走った距離
道の駅しおや→道の駅しもつけ→セイコマ→牛久大仏→伊能忠敬記念館→飯岡岬→旭市内
221km

使ったお金
道の駅しもつけ パン¥300
道の駅しもつけ お土産¥500
セイコマ(茨城)¥425
給油 牛久¥857

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by aroundjapan | 2016-09-30 06:13 | 2016 日本一周 | Comments(2)  

130日目 世界一の大仏その1

おはようございます。

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朝起きたら見えた景色が綺麗だった。
蕎麦畑と名もなき低い山々。
雲があっても美しい空は、毎朝違う絵が描かれるキャンバス。

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赤いジャケットを着た宇都宮ライダーを追いかけて、狭い道をくぐり抜けて行く。
行く方向が同じだっただけだ。

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4号線を経てしばらく行くと、つくば学研都市に出てきた。

以前、一度だけ筑波山を登りに来た。
電柱をすべて地中に埋めてしまったら、日本ではない他の国のような違和感がある。

茨城県に来たのは初めてだなんて思っていたが、しっかり足を踏み入れていたらしい。
是非とも見たいものがあった。

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目標物を発見。
ここからあの大きさで見えるということは、かなり大きいことがわかる。

いざチケットを購入し、堪能してみよう。

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牛久大仏。
その高さ120m。
ギネス記録を保持しているが、その目的のためだけに作ったとしか思えない…。
実物は、ミニチュア頭部の1,000倍の大きさがあるという。

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大仏へ続く参道(?)
人間の大きさと比較すると、どれだけ大きいか想像がつくだろうか。

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大仏様の足元へ。
いまこの位置で地震が起こって、大仏が倒れてきたら困る。
成仏できるだろうか。

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大仏様の内部に入ることができるので、入ってみた。
ネオンが明滅する異様な空間。
いくらでも写真を撮っていいらしい。

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上の写真右側にある小さいサイズの大仏様。
様々なシチュエーションが背景となっていて、全部コレクションしたい感じ。

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大仏ができるまで。
建築でよく使われるカーテンウォール構造で外壁は内部から接合しており、滑らかに仕上がっているそう。
定点観測写真が、まるでスカイツリーと重なる。

こういった、牛久大仏そのものにまつわる展示がメインとなっている。

つづく

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by aroundjapan | 2016-09-29 08:46 | 2016 日本一周 | Comments(2)  

129日目 磐梯吾妻スカイライン

おはようございます。



朝起きると、台風の通り過ぎた福島はまずまずの空模様。

宿のオーナーは気持ちのいい性格だ。
宿泊ノート用の写真撮影を済ませて、見送られる。
無償での宿の提供、ありがとうございました。

走り始めは21度。
曇り空は冷風を閉じ込めて発散してくれない、少し冷える。
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宿から一時間ほどで五色沼ビジターセンターに着いた。
施設の展示が綺麗。

五色沼自体は小雨が降っていて、ただの湖だった。
ゴールドライン、レークラインと渡って少し迷う。
もう一度、山形に行きそうになった・・。汗


私の起こす風で、ススキが揺れる。
ふと目線を上に移すと、木々が赤く黄色く色づき始めていた。

地面に転がるのは柿と栗。
快走のドライブウェイであるが、平日なので混んではいない。

レークラインの終盤まで来ると晴れてきた。
ジャンプすれば届きそうな、低い雲が作る影がアスファルトの上をゆっくりと流れていく。
それを見つけては追い越していった。

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日本の道百選、磐梯吾妻スカイライン。
初めて訪れたのは、会社の先輩たちとだった。

ルートもよくわからず付いていったので、猪苗代湖周辺の素晴らしい道路の連続に目が回りそうになった。

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硫黄ガスの出る植物の生きられない環境。
その山がひとつの景色を作り出している。
空は晴れ始め、裸地となっている山肌が見えてきた。

2年半ぶりに訪れる道だった。
興奮を隠し切れない。


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浄土平レストハウス前の駐車場にバイクを停めた。
福島は、こんなに素晴らしい景色を隠し持っている。


初めて来た時は、駐車場から見上げた吾妻小富士に太陽の光が差して後光のように見えた。
浄土平という名前がこれほど似合う地はないと思った。


ここは標高が高い。
浄土平レストハウスは標高1600メートルを超えた先にある。
肌寒かった。
以前もズボンの上にカッパを着込んだのだった。

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レストハウスで名物のソースカツ丼を食べ、遊歩道が設置された小富士を上がってみた。
火山なのでカルデラの凹みがあり、周囲をお鉢回りすることが出来る。

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強風が吹いていたので歩き回るのは止めておいたが、振り返るとこの風景。

ここに来たことがない大切な人たちに見せたい。

実はゴールドライン、レークライン、スカイラインは本来有料道路なのだが、福島の震災による観光産業の打撃を受け、現在は無料開放している。



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スカイラインが晴れたので満足した私は、食べたい物があったので宿場町である大内宿へ来た。

茅葺屋根が軒を連ねる。

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ねぎそば!

これは以前、母とテレビを見ていたときに紹介されていた蕎麦で、ネギを箸代わりに食べるというものだった。

この一風変わったそばを食べられる場所、肝心の地名がわからず”東日本のどこか”ぐらいにしか覚えていなかった。

インターネットで、食べ物に関する情報を探していたときに偶然発見することが出来た。
今まで東日本を回っていて全く見かけなかったのだから、そろそろ出会えるだろうと思っていたのだ。

蕎麦自体は冷えていて、大根おろしと鰹節がたっぷりかかっていて、つゆにつけて食べるだけでも十分美味しい。
この蕎麦を、長野の地名を取って高遠そばと言うのだそう。
さらにネギに蕎麦を載せ、ネギをかじりながら食べ進むと辛味が増していく。

なぜこんな変わった食べ方をするのか調べてみたところ、幕府への献上品であったのであらかじめ”切る”事は縁起が良くないとされたのだとか。


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ネギの白い部分は食べたかったが、辛味が増していくため途中でギブアップ。
箸に持ち変えるのだった。
少々値段は張るが、本当に美味しい蕎麦だった。


2日前、大雨の中走ってきた道を南下する。
路傍のあちこちにコスモスが群生していて、秋を思った。

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温泉博士を使って鬼怒川温泉に入った。
Tシャツ姿で入るのをためらうほど、立派なホテルだ。

日本有数の温泉のある観光地と思われるが、観光客の宿泊形態が変わってきているため先行きは明るいわけではないそうだ。





2016.9.9
走った距離
福福亭→セブンイレブン→ゴールドライン→五色沼、ビジターセンター→レークライン→磐梯吾妻スカイライン→浄土平レストハウス→大内宿 三澤屋→塔のへつり→鬼怒川温泉 鬼怒川観光ホテル→道の駅しおや

使ったお金
コンビニ パン
五色沼お土産
ソースカツ丼¥1000
浄土平駐車場¥100
高遠そば¥1080

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by aroundjapan | 2016-09-28 08:27 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

128日目 移動日

おはようございます。

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友人にお礼を言って出発。

再び台風が接近している。
今年は東日本・北日本に頻繁に台風が上陸している。
地元からの情報によると、九州には全くといっていいほど上陸していないそうだ。
異常気象だ。

もう一度北を目指す。

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R121からR118を北上し、南会津を抜けて会津若松市内へ。

ランチも終盤、14時前に喜多方ラーメンの店に着いた。
豚骨ラーメンをソウルフードに持つ福岡市民としては、ご当地ラーメンとして名高い喜多方ラーメンの味は知っておかねば。
あっさり醤油豚骨で食べやすかった。
チャーシューには少しうるさいのだが、これは美味しい。

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今夜は会津若松の人気ライダーハウス、福福亭に宿泊する。
疲労が溜まっていて夕方からベッドで休ませてもらった。
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宿には、北九州からの大学生二人がタンデムで来たという。
しかも250cc。これから北海道を目指すというが、どう見ても装備不足だと思う。

こちらの宿はオーナーのご好意で無料で運営されている。
その上、夕食にはカレーを作ってくださっていた。

これほどライダーに優しい宿は他にないだろう。
オーナーは家に帰ってしまった。


蔵書の少女漫画をひたすら読んだ後、就寝。



走った距離
小山市内→R4→R400→セブン那須関谷→R121→R118→R49→喜多方ラーメン伊藤→福福亭

使ったお金
給油 那須塩原\926
セブン パン、水\246
セブン 水\98
喜多方ラーメン伊藤\600

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by aroundjapan | 2016-09-27 08:42 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

127日目 初めて走る道

おはようございます。

小名浜のビジネスホテルで目覚め。
ベッドが気持ちよくてつい二度寝をしてしまう。

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一階のお食事処にて無料モーニング。
焼きたてのパンがおいしく、二周した。
ゆで卵なども旅をしているとなかなか食べる機会がない。

支度を済ませ、窓の外では雨脚が強くなっていた。
ホテルの支配人と思われる年配の男性に、チェックアウトしたが雨宿りしていていいか聞くと、快くOKしてくださった。

S先輩、何もかもありがとうございました。

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雨が上がってきたので出発。
今日は同級生の住む栃木県を目指す。
小名浜のあるいわき市からR289やR349を利用し、自分がいま何県に居るのかわからないまま茨城県を通過する。

このあたりは、都内に住んでいる間も全く来たことのない空白地帯だった。
交通量がほぼないのに、舗装が整備されていて非常に走りやすい道だった。

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暫く行くと霧が濃くなり、私の不安も高まる。

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さらに行くと、道路幅こそ狭くなってしまったが天気は晴れてきた。




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幅員が狭く、景色も望めない山道を抜けると、広場になりオレンジ色のコスモスが咲いていた。


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棚田も広がっている。
和歌山県の県道61号を思い出す。


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目的地へはまだ一時間以上あるので、休憩でコンビニに立ち寄る。
ローカル感溢れるアイスを見つけた。

パッケージから氷菓と思いこんだが、食べてみるとラクトアイスだった。
もとは東北の製菓で、一度生産中止したが再販を開始したそう。
昔のままの包装だと思われる。


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目的地に到着。
紛うことなきバイクです。

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バイク神社として日本で初めて認められた(誰に?)という安住神社。

バイク乗りの間では有名らしいが、全ての施設は真新しくありがたみに欠ける。

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ライダー御用達てるてる坊主を購入したかったが、ヘルメットに文字が入っていたりする独自性に対して通常価格の2倍近く支払いたくないので遠慮。

交通安全のステッカーを購入すると、冷えた缶コーヒーをくださった。
缶コーヒーの表面と、額から汗が流れ落ちた。


今夜は、結婚後栃木に住んでいる同級生の家に泊まらせていただく。
3.4年ぶりにマトモに会話をしたと思う。

働くママはすごい!
仕事をしながら家事もこなす生活。
私に出来ることは2人の暴れまわる怪獣の子守ぐらいだった。
子供が好きでよかった。




走った距離
小名浜プラザホテル→R289→R349→R118→R461→県道52→県道27→県道233→県道10→県道61→安住神社→県道64→県道158→R4→小山市内
196km

使ったお金
コンビニ おにぎり、アイス\295
給油矢祭\1387
セブン スポーツドリンク\100
安住神社ステッカー\200
お土産\1080

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by aroundjapan | 2016-09-26 09:27 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

126日目 福島・浜通り

おはようございます。

名取の宿泊所で目覚め。
ドミトリーを一人で使わせていただいて有難い。

朝から干したテントも無事乾いたので取り込む。

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こちらの宿は名取の津波被害があった場所に建てられた、簡易の宿泊施設だ。
プレハブ小屋が2棟連なっていて、向かって右手に建設現場の作業員が寝泊まりしている。
左手が一般客向けだ。
シャワーやトイレも清潔で洗濯機や乾燥機があって、ベッドを使えて2500円と格安なので仙台を訪れる際は復興支援としてぜひ使ってほしい。

今朝も晴天だ。
”東日本大震災 津波到達地点ここから”の看板を久しぶりに見る。
今日は午後から小名浜に事務所を構え、福島の原発関係で働いている先輩に国道6号線(通称浜通り)を案内していただく予定だ。

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待ち合わせしている小名浜へ向かおうとするも、6号線は2016年9月現在、自動車の通行は認められているが二輪車・自転車・歩行者は通行禁止となっている。
まず日本一周ライダーは避けて通る道だろう。

迂回路を探そうとしたが、時間がかかりすぎる上に、どこまでが進入禁止とされているのか知るのが難しい。

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結局ややこしいので、常磐道を走っていくことにした。
常磐道は6号線と互いに見える位置に通っているのに、なぜか自動二輪も通行して良いこととなっている。

写真は分かりにくいが放射線量が観測され、表示されている。
いま少なからず放射線を全身に浴びているということだ。
恐ろしいが今日1日耐えよう。

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上から見ると除染作業を行っているのがわかる。

小名浜に到着し、先輩が宿を押さえてくださったので荷物を入れてしばし休息。

仕事終わりの先輩と合流すると、さっそく車に乗って国道6号線へ連れて行ってくれた。
先輩とは2年ぶりぐらいに顔を合わせた、お互いに会っていなかった時間がいつの間にか埋まるほど話が弾んだ。

1時間ほどで、”この先帰還困難区域”と看板が出ているエリアへ到達した。
楢葉を通過し、富岡辺りまで入っていった。

楢葉にはJビレッジという、サッカー日本代表が練習するような大規模な施設があったそうだ。
そこは原発事故以降、建設現場の資材置き場や駐車場のような状態となってしまった。
今、見直されてサッカーファンに返還するべく片付け作業に入っているそうだ。

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通路には右左折して住宅地へ入っていくための検問となる警官が立っている。
フェンスに囲まれ、物々しい雰囲気。

通り沿いに”エフイチ危険手当”と書かれた看板が出ていた。
数軒、コンビニなどは営業していたがここを往来するのは原発関係者や道路工事従事者が殆どだと言うから、彼らのためのものだろう。

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自動車のショールームと思われる建物も地震で壊れたまま、手がつけられていない。
被爆しているからだ。
瓦礫も処分のしようがないからだ、と先輩は言う。

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民家も余所者が立ち入ることができないよう、バリケードとフェンスで厳重に管理してある。

東電か国かの補助で、倒壊した住宅は綺麗に補修されていた。
だが街を歩く人は居ない。
さながらゴーストタウンだ。
帰還困難を解かれた地域であっても、病院や銀行などの生活に必要な施設は機能していない。
どうやって家に戻れと言うのだろう。
さらには戻る人には生活補助金を断ち切ると言うから、東電か国か…は原発事故から立ち直ったとでも事故を正当化したいのが本音だろう。

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海岸の建設資材会社の倉庫もひしゃげてしまったまま、残されている。
経営者やここで働いていた人たちは、どうすることも出来なくてやるせない気持ちだろうな…と先輩は言った。

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除染として汚染された土壌を詰めたフレコンバック。
耐候性の黒色とは言え、耐用保管期間は短いもので一年、長くても三年程度だったと記憶している。
積み上げて潰れているものもあったし、大雨では流される事もあるという。

この様子を見て呆れるというか、引き取り手が無く積み上げられる状況は予想が付いた筈なのに、事業の発想が短絡的過ぎて他に手はなかったのかと思う。
私の所属していた会社ももちろん、これら原発事故に関連した工事の一端を担っている。

しかし忘れてはならないのが、東北である福島県はかつて首都圏へ送電する東京電力の為の発電所施設の建設を受け容れたのだ。
それを幾らか生活の糧としていた人が居るのも事実だろう。

自然災害が相手では、事故は仕方がなかった。
でもその後の対策は、なぜここまでおかしな事になっているのか。
東電や国に対して、どうする事も出来ない無力さを覚えた。

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夜は小名浜港から上がる鮮魚の丼をご馳走になった。
小名浜港で上がると言っても、福島近海では漁業は制限されているようなので他の地域で獲れたものだろう。
いずれもとても美味しかった。

先輩とは所属先の会社は違うが社会人1年目の職場で、ど素人の私に超初歩的な事から根気よく教えていただいて大変お世話になった。
1年目の職場は、当たり前だが生まれて初めての仕事だったので思い出も多い。
先輩方は私が退職してしまった今もこうして気にかけて下さってすごく嬉しい。

いつまでも良い関係が保てるように、自分もこれからも努力せねばと感じた。
S先輩、貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。


走った距離
名取宿泊所→6号経由 常磐道新地IC(常磐道利用)→いわき四倉IC
171km

高速料金¥1990
ガスト ランチ¥538
セブン アイス¥100
ドラッグストア 食品¥400
ドラッグストア 雑費¥192

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by aroundjapan | 2016-09-25 10:49 | 2016 日本一周 | Comments(2)  

125日目 南下開始

おはようございます。

青森港に着くと、そろそろ寒くなってきた北海道の大気とは裏腹にまだ衰えない夏の気候が待っていた。

東北は7月に堪能したので、飛ばし気味に行く。

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平川市あたりの風景。
稲穂が頭を垂れてきている。
暑いけれど、季節は着実に移り変わっていることを実感させる。

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本当に久しぶりに青空を見た。
農道を走り抜ける。
最高に気持ちが良い。

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空も心なしか高く感じる。
もう九州では稲を刈っている頃だろう。

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岩木山が見える。
とうとう津軽岩木スカイラインを走る機会はなかった。

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本日唯一の目的地、雲沢観光ドライブインに到着。

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読者の皆さんは忘れかけていたであろう、レトロ自販機の宝庫だ。

ちなみに私は函館で買っていたハセガワストアの焼鳥弁当を消費していなかったので、ここで食べた。
迷惑な客だ。(客でさえない)
久しぶりに、汗を拭うほど暑いので日陰に入れるだけで有難い。

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キミはいつも絵になるね。

暑い暑いと油断していたら、空が堪えきれず目の前でお漏らしを始めた。
これほどくっきりとした雨は初めてだった。
数メートル先から夕立だ!

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突撃してしまった。

雨粒は大きく、上から下まで一斉に濡れてしまったので仕方なくトンネルの出口を間借りしてカッパを着た。
私が脱北して本州にいるのに気付いて追いかけてきたのだろうか?
残酷な雨だ。

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しばらく行くと、ちょっとした水たまりだろうと思って進んだら数十センチの水深があり車輪で巻き上げ、靴の中に完全に水が入ってしまった。
さらに先へ行くと、写真の通り側溝から水が溢れ吹き上がっていた。
正体はこの泥水だった。

聞くも涙、語るも涙の靴上浸水エピソードが出来た。

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雨の後は罪滅ぼしのつもりなのか虹。
靴は濡れているぞ。

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仙台を過ぎたあたりで宿泊。
身体を休めたいので宿を取った。


走った距離
青森港→R7→県道13→R7→R105→雲沢観光ドライブイン→R13→R48→県道10→名取宿泊所
462km

使ったお金
給油大仙¥997
道の駅雄勝 木苺ジェラート¥300
道の駅雄勝 お土産¥756
給油仙台¥894
半田屋¥443

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by aroundjapan | 2016-09-24 07:52 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

124日目 ひとり、函館の夜

おはようございます・・。

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今朝の目覚めは最悪だ。
第一にこの場所は今流行りのポケモンGOで、ポケスポットとなっているらしく悪いことに明日も休日(この日は土曜日だった)のため深夜まで徘徊している人々が。
同じ人が何度もテントの前を徘徊していた。

それは良いとして、深夜まで人の声が絶えず、恋人のための祈りの鐘の下に空間があり軒下といえばそこしか見当たらなかったのでそこに張ったのがいけなかった。
深夜2時頃になっても鐘を鳴らしに来る連中がいたのだ。
もう呆れたが文句を言うわけにもいかないので、深夜3時ごろ地上の草むらに避難した。
フライシートは勿論張ったが、朝6時に猛烈な雨の音で起こされた。

これ以上濡れたくないのでさっさと撤収したが、今朝ほど寝た気がしない朝は無い。


雨は割とすぐに止んだので、ようやく手に入れた液体洗剤を用いて洗濯を行う。
荷支度をしていると、朝も早よからポケモントレーナーが徘徊を始めていた。
その中の一人だろうか?バイクに興味のある男性が、日本一周してんだと声をかけてきたので努めて明るく返す。


さて、気持ちを入れ替えて今日は白老町にて毎年行われる雑誌のBikeJinが主催する祭りがあるので出かける。
公式ホームページを見ると、今年はさらにパワーアップしているようだ。

道中、大雨でどうしようもなかったが白老町に着く頃には止んできていた。

今回の主な目的は試乗会だ。
ホンダやヤマハは勿論、ハーレーやBMW、KTMやアプリリアまでもが参戦。
そして目玉はバイク王の出展。
マッハⅢやNSR250、CB750Fourなど旧車に試乗できるというのだ。
どれも見かけることさえ珍しいバイクだ、これは乗らない手はない。

試乗会が始まるまで各所を物色する。

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アプリリアの1000cc。
札幌でブイブイ言わせている(古い)ディーラーご贔屓の男性と話していると、流れで跨ってみることに。

これは大きい。
日本車もそうだが、1000ccを超えると大体のバイクはボディが大きく重くなり、非力な私では到底扱えそうにない。
あらゆる部分が電子制御で、例えばサスペンションもイグニッションを回すと初めて柔らかくなり多少足着きが変わるとか。

BMWなども現行車はディーラーのパソコンに接続しないと何一つ整備できないと聞いたことがあるが、こちらも似た感じだろう。

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マッハⅢ。
福岡のバイク屋で見たことがあったが、並べてあると500ccには見えないほど小さい。
現行車の250ccサイズぐらいに感じた。
試乗は超人気で、早い段階で締め切りが終わっていた。

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スズキ・gsx1100s 通称カタナ。
デザインは唯一無二の格好良さだが、ハンドルが鋭角過ぎて危険。
絶対に曲がれない。
というか怖くて試乗もしたくない。
キリンはこれで時速100数十キロ出すというのだから変態だ(漫画の話)

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ヤマハブースでYAMALUBEというケミカル類のお試しをやっていた。
バイクのところへ持参して試してくださいとのことだったので早速試すと、アライは新品だった頃を思い出してくれたように輝いた。
問題は撥水性能なのだが、効果のほどはこれからだな。

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そしてCB750Fourを試乗した。
50年ほど前のバイクだ。
デザインというか色が良い。これは赤だが青や金も捨てがたい。
どれも現行車にはないプレミア感を放っている。

試乗してみた感想としては、これほど乗りにくいバイクに乗ったことはなかった!
現行車はレンタルバイクも含め何車種も乗ったことがあるが、何せ50年前のバイク。
アクセルやハンドル操作、ギアチェンジ、全てが乗り手の思うようにいかないのだ。
もちろん慣れれば難なく扱えるのだろうが、現行車の素直さに慣れてしまった私はタダで貰っても乗りたくないなと思うのだった。

ちなみにこれまでの写真は何度か同宿になった女性ライダーに撮影してもらったのだが、このタイミングではぐれた。
お互い本名も連絡先も知らないので今生の別れだ。笑

保険として500円払うことで何台も乗ることができる。
モトグッチなどの試乗に夢中になっていたら腹が減っていた。

空腹に耐えかねて、行列が鬱陶しいが、他に食べるものが売っていないので白老牛バーガーを食べる。
ブランド牛とはいえ値段の割に小さなバーガーだ。

場内をさまよっていると、熊本地震への寄付金を入れるとくまモンシールをくれるというので入れた。
これまで熊本地震には物資や現金で何度も支援してきたが、旅に出て始めのうちこそ九州出身だと言うと熊本地震に関する心配や気遣いの声を聞いたが、後半はほぼ聞かなかった。
もしかしてマスコミも取り上げなくなって、記憶自体が風化してきているんじゃないだろうか。

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レッドブルの配布を行っていたのでちょうど喉が渇いていて一気飲み。

試乗は終わったので用事は済んだ。
函館に向かう!

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長万部のかに。
カニが最もダブルに近い色をしていると思うのだが、いかんせん気色が悪い。

函館に着いたらお目当てのラッキーピエロへ。
今日もNo.1セットで世界は平和だ。
よく見ると、ポテトにかかっているのはチーズではなくホワイトソースだった。
なるほど、それでラザニアの味がしたのか。
ハイな気分のまま、レトルト食品とハンバーガー柄の靴下を購入。

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函館の倉庫前で。
構図を変えながらこの写真を撮っていて、ふと気づくと初老の夫婦に苦笑いされていた。

明け方のフェリーを押さえたので、ツタヤへ移動し時間を潰す。

ツタヤが閉まる前に買い出しをしてフェリーターミナルへ。
青森側の乗り場はそれなりに大きいが、函館側は建物がそれほど大きくないので居場所に迷う。

脱北するその前に、セイコマ新発売 秋鮭のクリームパスタの味を知っておかねばと食べる。
寝不足で身体の感覚がなくなってきたが、港の湿った夜風に撫でられるたび皮膚感覚が反応する。
バイクにもたれて、大して星も見えない夜空を見上げながら外でも寝れなくは無さそうだったが、時折入ってくる大型トレーラーの音が大きいので蛍光灯が明々と照らす待合室内部へ。
2時間ほど仮眠した。

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大きく口を開けて私を待ち受ける本州。


走った距離
道の駅室蘭→コインランドリー探しつつ白老滑空場→セイコマで休憩→函館ラッキーピエロマリーナ末広店→赤レンガ→蔦屋→ハセスト→フェリーターミナル
323km

使ったお金
セイコマ カフェオレ¥86
セブン 水¥98
白老牛バーガー¥600
給油壮瞥¥1076
セイコマ お菓子¥98
ラッピ カレールー、パスタソース、靴下¥799
ラッピ No.1セット¥702
ハセスト焼き鳥弁当小 コーヒー¥570
セイコマ 秋鮭パスタ¥108
給油函館¥752
青函フェリー¥5000


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by aroundjapan | 2016-09-23 08:43 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

123日目 硫黄臭に包まれて

おはようございます。

樽前荘では個室をあてがわれたので、快適に過ごすことができた。
たっぷり寝たのでいくぶん疲れも取れたように思う。

ぼーっとしているとチェックアウト時間も近づき、今日はあちこち行くので慌てて支度。

毎回宿の様子を撮影するのを忘れる。
オーナーさん気遣って声かけてくださったりありがとうございます。
ここらに他にライダーハウスは皆無だし、オアシス的な存在。
長く続いて欲しい宿だなぁ。



この間宿泊した雪月花廊の前を通過し、再び羊蹄山を眺めながら道の駅望洋中山へ。
私は樽前から向かったので山道を1時間超走ってきたが、ここは札幌からアクセスが良いらしくライダーや車の観光客が多い。

道の駅マニアでも無いのに、なぜそんな遠いところへわざわざ来たかというと。

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年間40万本売れる大人気商品‼︎あげいも350円
これを買いに来たのだった。
何十人もの行列。

バイク屋さんで新装版を譲ってもらったのに、滅多に開かないツーリングマップを見ると書いてあったのでやってきた。

味は普通にパン屋に置いてある、じゃが丸くん等と大差なかった。
揚げたてゆえ美味しく感じるだけではないか。
いももちほどのファーストインパクトは無く、世紀の大発見には至らなかった。
いももちも売っていたので勿論食べた。

いもで満腹。

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あげいもの顔ハメがあったが、札幌のライダーがたくさんいるため撮影するどころか近くに寄ることさえはばかられた…。

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お次は大滝のきのこ王国へ。
きのこ汁100円を飲んでみたが、とても普通のきのこ汁だった。
ちなみにこちらも日本一売れているとか言う過大広告だった。

一緒に購入した、きのこ混ぜご飯のオニギリは出汁がしみていて美味しかった。

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室蘭へ。
少しお金かけすぎじゃないのかと思われる、立派な白鳥大橋を走る。

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渡った先の道の駅二階ではケーブルやアンカレッジ(支承部)の模型が。
力を入れた展示だったが、素人が見てわかる内容のものではないと思った。
おそらく行政が作成したものだろう…。

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謎のクレーンゲーム。
本日の記録に挑戦したが1トン及ばず。
ダンプを真ん中に寄せたほうが効率がいいのだが…等考えても無駄なことを思う。

階段部には太眉で大きなイヤリングをつけ、ワンピースにカーディガンを肩にかけた昭和の美少女が地球岬を背にしているレトロなポスターが貼ってあった。

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その地球岬に行ってみたところ。
上が晴天の日。写真を大きく看板に出してしまっていた。
下が本日の景色。
これはもはや晴天の日に来る方が損に思える。

地球岬なんて大それた名前は、アイヌ語のチキウという言葉を当て字にしたものらしい。

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続いて登別温泉郷へ。
地獄谷はお隣の国の人が大勢押し寄せていた。
硫黄臭が漂い、煙がモウモウと上がっていた。

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キュンちゃんのアイヌコスプレ。
北海道で一番かわいいキャラクターだと思うが、ステッカーが売っていない。
帰宅後に自作するか…などと訳のわからないことを思う。

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駐車場のおじさんに勧められたので奥の方にも行ってみた。
奥の湯というそのものズバリな名前。
熱そうだ。

樽前荘のオーナーに茹でとうきびを貰っていたのを奇跡的に思い出したので、湯気の上がるのを見ながら一粒ずつ摘んでいた。
とうもろこしは一粒ずつ根っこから摘むと完全に乾いた棒だけが残る。

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再び地獄谷駐車場に停めさせてもらい、閻魔大王の表情が変わる時刻が近かったので見に行ってみた。
思わせぶりな音楽が延々と流れるのだが3分後ぐらいにようやく顔が変わるのだった。

再び室蘭へ移動。
港のあたりで通行止めになっているため、前にいた車がそれに気付いてウインカーを出さず唐突に右に曲がった。
車は止まったようだったので私は追い抜こうとした所だ。
あやうく接触する所だった。
ホーンを鳴らしたので気付いてもらえたが。

※車を運転する皆さん、バイクでさえ守っているんだからウインカーやハザードは動作の数秒前には出してください。
突然ブレーキをかけたり曲がったり、何がしたいかわからないのでギアやクラッチ操作のあるバイクはとっさに対応できないから困ります。

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今夜は偶然にも室蘭の花火大会。
いい場所が見つかったのでダブルにも見せてあげた。


2016.9.3
走った距離
樽前荘→道の駅望洋中山→きのこ王国本店→道の駅室蘭→登別温泉 地獄谷 大湯沼→石水亭→ドラッグストア→道の駅室蘭

使ったお金
あげいも¥350
いももち¥250
きのこ汁¥108
きのこおむすび¥300
地獄谷駐輪場¥200
給油伊達¥1216
セイコマ パスタカップ麺¥165
セイコマ エクレア等¥214
洗剤等¥638

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by aroundjapan | 2016-09-22 07:40 | 2016 日本一周 | Comments(0)  

122日目 モエレ沼公園

おはようございます。

札幌で行きたい場所があった。
彫刻家・イサムノグチ作 モエレ沼公園だ。
取り立てて観光地というわけではないので知らない人は多いと思う。

札幌の中心地を避け、北広島や江別に侵入しながら目指す。

江別といえば、木村カエラファンだった当時、福岡でもネットされtvkサクサクを視聴していた。
番組内で各地のご当地ソングを作っていて”江別のうた”というのが一番印象に残っている。

”好きです江別 やっぱ札幌よりも でも正直いうと札幌のほうが好きなんです”
という内容の無い歌だが、プロデューサーと思われる黒幕の作曲するメロディーは耳に残るのだった。

歌詞によると、道産子の星・大泉洋の出身地らしい。

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江別のうたを口ずさみながら、北海道の明治近代化に貢献した江別のレンガ工場を通り過ぎる。

朝早くから開園しているため、駐車場にバイクを停め散策すると園内にはまだ誰もいなかった。

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ガラスのピラミッドの下で買ってきた朝食を食べる。

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施設が開いたようなので入ってみた。
入場料は取らない。
受付はリゾート地のホテルのようだ。

モエレ沼公園の沿革についてビデオ映像が流れていたのでまずは勉強。

昭和の経済成長を経て無作為に住宅やビルの開発が進んだ札幌地区。
市はまちづくりを見直そうと”環状グリーンベルト構想”を発表した。
こうしてモエレ沼は、ゴミの埋め立て地として造成し、沼を浚渫して治水事業としても再生する。

”環状グリーンベルト構想”とは、要するに札幌の都市部周囲を緑の多い公園で囲もうという思惑だ。
これらの施策は昭和末期に提起された事から鑑みると、札幌はまだまだ歴史的には新しい都市である。

こうして北東部の核となる総合公園としてモエレ沼公園は計画された。
市として彫刻家イサムノグチに基本設計をお願いしたところ、快諾。
氏は高齢であったため、事業に協力を始めて1年経たずに死去してしまうが周囲のサポートによりイサムノグチ作品としての事業は存続した。
敷地が広大なためと思われるが、昭和の時代から着手しグランドオープンしたのは2005年だという。

188.8 haの敷地はモエレ沼で囲まれ、人口の山・モエレ山や、氏の実現したがったプレイグラウンド、ガラスのピラミッド、遊具のある桜植樹エリア、海の無い札幌市民のための水辺などゾーニングされている。
見て回るのに一苦労だ。

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ピラミッドの内部から見た様子。
学生の頃見に行ったパリ・ルーブル美術館のピラミッドを思い出す。
あそこよりも日本人が少ない、なんて思う。

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吹き抜けでは若い人が何かの撮影をしていた。
このピラミッドは単純の四角錐ではなく、異素材の立方体などが合わさった複雑な作りをしている。

氏は異素材の組み合わせが好きだったという。
自分の意向を尊重し、死後も周囲のサポートによって事業が存続され、完成するなんて幸せなことだ。
映像内のイサムノグチは終始作品に対する真摯さの表れなのか、険しい表情をしていたが、今頃天国では幸せに暮らしているに違い無い。

空調も快適だが、驚くことに冬季の雪を貯蔵して夏季の冷房のエネルギーに変えているという。

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図書室のような、氏の関連書籍を閲覧できるスペースがあった。

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天気がいいので外に出てみた。

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敷地の反対側へバイクを移動し、プレイグラウンドに登ってみた。

平日なのでゆっくりできるだろうと思っていたが、甘かった。
園児たちの遠足が何組も行われている。

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黄色い声が飛び交うが、市民の税金でやっと出来た公園だ。

氏は外郭部に引かれた電線をも否定し、広大な地平線を見せるために”市民の見る景色だ”と頑として聞かなかったという。
出入り口へ通ずる歩道も従来のポプラ並木では背が高すぎて空間を隔ててしまうと、植樹にもこだわったという。
彼の思いは、まだ年端もいかない道民のヒヨコたちに届いているだろうか。

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水面に反射する木々と札幌の未来を背負う子供達の整列が重なって見える。

その後は暑すぎてスーパーで食事し、休憩した。
ライダーの休憩場所の少なさはなんとかならないものか。

支笏湖の外周を走り、樽前荘へ避難した。
疲労がたまり、他の客との接触を避けたかったがオーナーは意志を汲んでくださったのか、優しく応対してくれたため助かった。

寝る前にキリンを全巻読破したが、一回のバトルをあれほど長く描ける漫画家はすごいな。
読むと必ず由比の海岸を流したくなる。
放り出されたくは無いが。


走った距離
道の駅えにわ→セイコマ→モエレ沼公園→ライコランド→イオンモール札幌平岡→樽前荘
135km

使ったお金
セイコマ パン等¥404
うどん¥450
セルフ恵庭¥1004
宿代¥1500
シャワー¥100

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by aroundjapan | 2016-09-21 09:35 | 2016 日本一周 | Comments(0)