カテゴリ:二輪以外の旅行( 13 )

 

開聞岳初登山の旅路その4

なかなか更新できません。。
秋ごろから余裕出てきますので、それまで過去ログのほうもよろしくお願いします。
自分でも非日常を感じたいときに読んでいます。笑

記事のパソコン更新では未だにXPのMS-IME入力をしています。
ただ辞書が使い物にならなすぎて、スムーズな入力には程遠いので良い変換辞書があれば教えてください。

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昨晩は結局、頴娃の番所鼻公園まで戻ってきた。
便所や適度な照明があり、車中泊には最適な空間と思われたからだ。

そしてその判断は間違っていなかったらしく、我々以外は誰も居ない海の見える駐車場で快適に過ごすことが出来た。

※SUVタイプとはいえ、背もたれをフラットにした乗用車の中で長座位で身支度をするには私の身長ではやや厳しく、夢の車中泊ライフは諦めることになりそう。

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顔を洗って、野外で歯磨きなどしていたら放浪した日々を思い出す。

朝の運動がてら、開聞岳を見ながらYちゃんと付近をうろうろ・・。
今朝は雲が全く見えない、かなり天気がよさそうだ。

昨日、山頂からの視界はゼロで悔しい思いをしたので、今日は開門岳含む景色を見て楽しむ日とする。

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南国情緒溢れる街路樹を見ながら、再びYちゃんを率いて国道を往く。
行き交う車はまだほとんど居ない。

宮崎で見ていたフェニックスやワシントニア・パームと比べると、鹿児島のそれは低木寄りで椰子の木やソテツに近いものをよく見る。
佐多岬あたりまで行くと顕著だ。


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とある休憩スポットの駐車帯にて写真撮影タイムとしよう。
九州の北部は入り江が多く、あまり見ることが出来ないのだが南部、特に鹿児島はこういった弓なりの砂浜を見られる海岸が多いのでドライブする際はぜひとも見て欲しい。

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振り返るとこの景色。
道路と海と山がいい具合に引き立てあっている、南九州でもかなりの絶景に入ると思う。
私もそうだが、特に乗り物が好きな人には道路の入った景色は堪らないだろう。
Yちゃんとお互いに走行写真を撮影しあった。

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続いて開聞岳のよく見えそうな位置関係にある大野岳という山のてっぺんへ登る。
こちらはかなり上の方まで車で上っていけるので、ドライブの際には是非行ってみて欲しい(二度目)

駐車場から見ても、麓に広がる茶畑が良く見えて十分な眺めであった。
思っていたよりも立派に整備されていた。

駐車場からは階段があり、上部には展望台があると看板が出ていたので、歩いて登ってみることにした。

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登りがひと段落した場所にある展望台より、まるで芦ノ湖と富士山かと勘違いしてしまいそうな池田湖と開聞岳。
全く期待していなかった景色に期待が高まる。

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そしてこちらが海側のいい眺め。
空と海のグラデーションと、緑に包まれた大地。
心地いい太陽の光の下で抜群のロケーションだ。

昨日のリベンジを十分果たせた!
それどころか、地形からして良さそうと期待せず足を運んだら、いいものが見れて余計に気持ちが良かった。笑

ここで両親から召集令状が寄せられて解散。
Yちゃんと駐車場で別れて、鹿児島へ向かう。

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麓の茶畑。
恐らく高級ブランド茶の知覧茶として出荷されるものだろう。
鹿児島のゆるキャラにはお茶葉をつけたものもいるが、いまいち九州以外には浸透していないのではないか・・。

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再び指宿スカイライン。
県道17号からそのまま有料道路へ移行する。

乗っている車のシフト操作はパドルシフトなのだが、これが扱いにくかった!
指宿スカイラインはヘアピンカーブこそないものの、鹿児島市内までのおよそ40km区間曲がりくねった道が延々と続く印象だ。
パドルシフト(ステアリングに固定式)だと、大きくハンドルを切ったときシフトがどこに行ったかわからないという感じで、カーブ後の加速が思うように行かずなんだか非常にフラストレーションを感じ、運転しにくかった。

道路自体もスカイラインと言う割に景観はいまいちだし、舗装も綺麗なところとそうでないところの落差が激しい。
個人的にはあまり走って楽しい道ではないと思う。ましてバイクでは海が間近に見える下道をおすすめしたい。

鹿児島市内にたどり着いたところで、一人きりで九州道に乗ってしまいそうになったりと慣れない道に慌てつつも、鹿児島中央駅に電車で先に到着していた両親をピックアップ。
もう昼食の時間になっていたので、来た道の途中にあった有名店にてとんかつ。
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竹亭のとんかつ、ボリュームがあってとても美味しそう。
と思ったらキャベツの向こうにこぶし大ほどのメンチカツも置いてある。
なんでも12時までに注文するとランチタイム特典でついてくるそうで、我々にわずかに遅れて来た隣の席の方々の皿には載っていない。
かなり得した気分。

私はとんかつは決まってヒレしか食べないのだが、満足な味。
ていうか、鹿児島で豚食べてうまくないはずがなかろうもん。
味噌汁は出汁がよく出ていて、懐かしい味がしてかなり美味しかった。

おまけのはずのメンチカツはたっぷりの玉ねぎが甘く、肉も軽めでくどくない。
メンチカツだけで定食にしたい質の良さだった。

定食は800円からあるそうで、それほど待たずに入れたのも運がいい気がした。
キャラクターのブタちゃんも、鹿児島のゆるキャラにしてしまえば?と思うぐらいかわいい。
チェーン店で、大隅半島側は鹿屋市にも店舗があるので是非行ってみて欲しい(3度目)
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帰路は同じく九州自動車道でひたすら北へ。
桜島サービスエリアから桜島の噴火を眺めていると、Yちゃんからちょうど噴煙の立ち昇る画像が届いた。
桜島なりに見送ってくれていたのかな。
噴煙から逃げるように車を走らせたのだった。


おまけ
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スーパーの地元ベーカリーでプチ爆買い。
デーリィ乳業とイケダパンは福岡では手に入らない。
マンハッタンのファミリーパックも福岡ではあまり見ないので思わず買ってしまった(子供の頃から好物)





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by aroundjapan | 2017-08-12 15:58 | 二輪以外の旅行 | Comments(6)  

開聞岳初登山の旅路その3

もうここからは登山関係ない、おまけ観光。

車に乗って再び駐車場へやってきた両親は、指宿市内の旅館に泊まるそう。
私は枕崎へ行きたいのでまったくの逆方向。うーんどうしたものか。

あ!ここは日本のJR最南端である指宿枕崎線がR226とほぼ併走している区間だった。
両親の泊まる旅館はイイお宿らしいので、きっと駅まで迎えにきてくれるだろう。
・・ということで両親を駅に送り届けることにした。

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えび。

駐車場から車を30分ほど走らせた。
なぜ開聞岳最寄の駅じゃないのかと言うと、枕崎方面・鹿児島中央方面それぞれ一時間半~二時間に一本しか来ない。
こちらの駅から乗ると待ちが少ないのだ。

本当の理由はと言うと、私の行きたい場所がもうすぐ閉館時間だから焦っていただけなのだが・・。
屋根もベンチも最低限しかついていないプラットフォームに両親と荷物を放つと、私は急いで車を走らせた。
待っててね、タツノオトシゴちゃん!

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なんとか営業時間のうちに館内に滑り込むことが出来た。
大きな水槽内を浮遊するタツノオトシゴちゃん。
その、他では見たことのないフォルムの物体が水中を無重力空間のように半ば流されつつ生きている様子は異様としか思えなかった。

体の表面は何で出来ているのだろうとか、どれが大人でどれが子供だろうとか、移動方法とか、そもそも存在する意義だとか・・。
不可解なことが多すぎて、見ているうちに引き込まれていってしまう。
尻尾(?)どおしを絡めて浮遊している二体がいたがカップルだろうか。

ということで鹿児島県南九州市頴娃町にあるタツノオトシゴハウスでは、観光産業として養殖しているタツノオトシゴをたくさん見ることが出来る。

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タツノオトシゴはお父さんが子供を出産するらしい。
正確には、メスから受け取った卵をオスが孵化させるそうだが、やっぱり謎の多い生き物だ。。

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※グロ注意 ひからびたオトシゴちゃんたち。
ウナギの骨みたいだ。。いや、それにしか見えない。

併設のショップにはお土産が売られていた。
ウナギの骨も販売すべきじゃないか

タツノオトシゴは幸運・縁結び・夫婦円満・安産・子宝・健康のシンボルです とのことで、小さいうちに死んでしまった幼体を閉じ込めたお守りを祖母に買って帰った。
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枕崎でスタンプラリーキャンペーンがやっていると言うことで、両親から言付けられた応募用紙。
タツノオトシゴハウスも対象施設だったのでスタンプを押すことが出来た。
ていうか営業時間の16:30をとうに過ぎているのだが、観光客は私の後に何組か入って来ていた。
営業時間はゆるい設定だったのですね・・。
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先ほど慌てて入館したため一階にも生き物が居るのを見逃していた。

「こんにちは!タツノオトシゴハウスへようこそ!ボクはえい(頴娃)のえい(鱏)のエイドリアン(Adrian)です。町おこしのお手伝い中です。エイエイオーと応援してねぇ\(^o^)/」

はい。これ書いた人好きです。
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こちらが頴娃ドリアン君。
後方には大きいほうの頴娃ドリアン君が居たが全く動かず。
小さいほうは私を認識しているのか、何度もガラスに体当たりしていてかわいかった。


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タツノオトシゴハウスのある番所鼻公園は最近整備されたらしい。
海を臨むベンチの設置された広場や、舗装された遊歩道がある。
こちらの開門岳の方向にある案内文は、江戸時代に徒歩で日本地図を作成した伊能忠敬が景勝を眺め「けだし天下の絶景なり」と賞賛したと言う場所。
残念ながら今日は曇っているが、オジサンになってから徒歩で全国を回った人物が言うのなら説得力がある。

実際に開聞岳は絶景なのだ。読者は楽しみにして次の記事を待たれり。

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幸せの鐘が絶景の地にもあります。
タツノオトシゴの吸い付き方が半端じゃない。

続いては枕崎市内へ。
スタンプラリーのため土産店などを急いで回る。

3時間ほど前に登山口駐車場で別れて以来のYちゃんと再会したのは、なんと温泉の浴槽の中。笑
ここは鹿児島県の外れだと言うのに、お隣の国の観光客が何人も居るのに驚く。

風呂から上がり一路夕飯へ。かなり腹が減っていた。
大荷物のスクーターを引き連れて出発。
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昨年の4月に九州を半周したとき、二輪の上から全く同じ風景を見ていた。
R226を指宿から走ってくると、枕崎の漁港が眼下に広がる。
この景色はなかなか気に入っている。

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市内中心部と思われる場所にある食堂、だいとく。
両親は以前からこちらがお気に入りの様子でリピーターである。

注文したのはミニかつおラーメンセット。
決め手はカツオの載った船人めし(写真左)とカツオラーメン(写真右)のどちらも楽しめること。

船人めしというのは、”カツオ漁船の船乗りが船の上で食べていた料理を現代風にアレンジし、鰹の切り身と生産量日本一の枕崎鰹節がたっぷりのトッピングに枯れ本節のだしがきいた鰹づくしのだし茶漬け風丼”らしい。

こちらで使用されている枕崎ぶえん鰹というのは、船上で血抜き・瞬間冷凍を施した、枕崎漁協が開発した鮮度の高いブランド鰹なんだとか。
さらに小鉢にはカツオのツナマヨ和えと、それを付けていただくせんべいが。


↓とりあえず、この画像を見て欲しい(飯テロ)
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船人めしはそのまま食べても海鮮丼のようで行けるし、写真のようにお茶漬けの具材とワサビが載っているので鰹の刺身に少し残る臭みなんかは全く感じないのだ。

カツオラーメンのほうは、皆が知っているカツオ出汁をベースにそのままラーメンにしたもので、美味しくないはずがない。
全く濁り気もないので、少し油のあるお吸い物感覚で飲み干せてしまう。
やさしい出汁と塩気は、ことさら運動した今夜の胃袋にてきめんだった。

いろいろな種類のものがいっぺんに食べられる、なんともありがたい定食。
これほど美味しいものが、1250円だったか。

北海道で道北まで行ってウニを食べるべきなら、九州は枕崎まで行ってカツオを食べるべきだと力説したい。
両親が「カツオを食べに枕崎へ」行くことをバカにしていたが、その味は私に流れる血が渇望していたものだった。


想像以上の夕飯に満足し、今夜は車中泊することにしよう。




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by aroundjapan | 2017-07-29 07:28 | 二輪以外の旅行 | Comments(2)  

開聞岳初登山の旅路その2

お久しぶりです。
ちょっと多忙でした。暑い。

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登山前に軽く筋を伸ばしたり準備運動をする。
トイレに行き、営業しているのかよくわからない、ヒトの気配のしない管理事務所のポストに登山届けを提出した。


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Yちゃんはいつでも登山出来るように日本一周の荷物に帽子やスポーツ用のサングラス、リュックサックを入れているらしい。

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よーし!登るぞ!と思い、矢印に従い勇み足で進むとフカフカの芝生を歩かせられた。
ゲートボール場だろうか。
草刈機のエンジン音があちこちから鳴り響く。
時間も遅いため、私たち以外は草刈り当番ばかり…。


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舗装路も出て来て10分ほど進んでいくとやっと登山道入口に出た。
ここはすでに2合目だそう。

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いきなり鬱蒼とした登山道。
育ちすぎた植物たちに、南国を感じずにはいられない。

私は山形の鳥海山以来、約一年ぶりの登山だった。
あの時は予想外の雪渓の多さに、登山というよりはがむしゃらに頂上を目指したに近い。

久しぶりに淡々と歩く登山になるが、呼吸が乱れ心拍数が上がる。
Yちゃんは登山が目的なのか、日本一周が目的なのかわからないぐらい普段から各地で登山をしているので、呼吸の整え方を教えてもらう。
「心拍数を下げるには息をゆっくり吐いて、ゆっくり吸ったらええで。」
とのこと。

なかなか上手く呼吸出来なかったが、何度か強制的に呼吸を深くすることで次第に心拍数は下がった。
Yちゃんは、さすが登山慣れしているだけある。

私は自分の体格の割に、体力や運動神経にいまいち自信がないので、呼吸法だとかリズム感を磨くと身体能力が100パーセント発揮出来るのではないかという気がした。

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途中五合目ぐらいで下界を見下ろせるスポットがあった。
海に張り出した位置にある山なので、常に陸地の終わりが見える。
単調な平地とは違い、想像力をかき立てられる。

1時間ほど登ってこの眺めなので頂上ではかなり開けた眺望が得られるだろうが、いかんせん雲行きが怪しい…。


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開聞岳を下から見ると、由布岳ほどではないかもしれないが頂上近辺がかなり切り立っている。
梯子がかけてあるのは、まさにその辺りを登っているに違いない。
踏面が所々抜けているのでYちゃんに先に行ってもらい、教えてもらう。
Yちゃんが居ないと梯子も登れない。。


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登り始めて2時間半ほどで頂上に着いた。
なかなかいいペースだとは思うが、視界はゼロだ。
絶句。
天空の世界に来てしまったようだ。

とりあえず景色が晴れるのを期待しながら昼食にする。
今日は軽装で来たかったので、荷物も軽くパンやおにぎりにした。


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爆弾おにぎりはエーコープで仕入れたもの。
おかずが4種類と攻めの姿勢を辞さない。
口の中でごちゃまぜになりそうだが、味はかなり美味しかった。(登山効果)

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さらにイケダパンの、今にも飛んで行きそうなパンを購入していた。
なぜジェットかと言うと、おそらく大隅半島に宇宙開発研究センターがあるからだ。
これ以外にもシンコム3号という衛星をもじったらしい宇宙パン(宇宙パン?)もある。
味は覚えていない。

昼食を食べ終わってしまったが、一向に雲が無くならない。
相変わらず、辺りは一面真っ白だった。
他にも四人組やカップルが頂上には居たが、皆昼食を食べていた。

すると、たった今頂上に到着したばかりのおじさん3人組が、開聞岳の標榜のそばで写真を撮ってほしいと言うので、渡されたカメラで撮影した。
彼らは福岡から来たらしく、70歳を過ぎているためかなり時間をかけて登って来たらしい。
下山にも時間がかかるので、早めに降りると言う。

チョコレートを頂いたので少し話していると、これから焼肉と蕎麦を食べに行くらしく、ご馳走しちゃるよ!と言われた。
我々は今夜枕崎でカツオを食べることが重要なミッションなので、申し訳ないが丁重にお断りした。
それ以外にも雑談をしたが、一人だけ言葉の端々にいやな感じのする方が居た。
私は年が上だからと言って、他人に対して高圧的になっていないだろうか。
人の振り見て我が振りを省みるのだった。

おじさん3人組は宣言通りサッサと降りて行ったが、八合目付近で再び出くわし、追い越した。
するとそこでも蕎麦を食べようと誘ってこられた。笑
私たちは再び丁重にお断りすると、速いペースで追い抜いて行った。
帰りは2時間ほどで下まで降りてこれた。

しばし待つと、車がやってきた。




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by aroundjapan | 2017-07-24 14:52 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)  

開聞岳初登山の旅路その1

大型連休の前乗りで鹿児島は指宿まで行ってきた。

と言うのもYちゃんが福岡を出たあと順調に旅を進めて、開聞岳に登るらしいからだ。

私が鹿児島に一泊で登山しに行くと言うと、仕事に自由が利く父が「俺も行く」と言う。
翌日には旅館を押さえていた。
この親にしてこの子あり。

〜当日〜
福岡から開聞岳へはおよそ350kmの道のり、時間にして4時間半はかかるだろう。
登山は所要時間が4時間~6時間ということなので、日没時刻から余裕を持って逆算すると11時台には登山開始したいところ。
しかし初めて登る山なので、早い時刻に出たほうが良い。

朝4時に起きて5時には出発するとアナウンスしていたにも関わらず、5時を過ぎても準備が整わない。
どうにか出発。

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まずは九州道で一番大きいサービスエリアで朝食。
朝6時過ぎなので、うどん屋しか開いていなかった。
博多うどんとかしわ飯のおにぎり。
熊本の地震復旧作業が終わり、ちょうど明日から二車線道路が開通するという区間を抜ける。
ぐんぐん南下。
宮崎で働いていた時に、帰省するときは九州道を車で何度も走ったので懐かしさがこみ上げる。
最後に走ったのは約1年前。

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鹿児島県に入ると来年の大河ドラマ”せごどん”が乗っている。

9時前に桜島サービスエリアで再び休憩。
あいにくの曇り空で桜島はよく見えない。
ここの黒豚丼が安くて美味しいのだが、タイミングが合わなくて今回は食べられなかった。

小さい頃は親戚に連れられ、日帰りで鹿児島ぐらいまで行っていた記憶がある。

当時のことでよく覚えているのが、桜島サービスエリアでは桜島が噴火した時の火山灰をワゴンに入れて「ご自由にお持ち帰りください」としてフィルムケースが置いてあったのだ。
おそらく小学生かもっと小さかった私は、物珍しさで喜んで詰めて持ち帰ったと思う。

そして当時はサービスエリアと言えば、無料で九州の地図や折り畳み式のゴミ箱が貰えるスポットであり、ボタン操作でカップとお茶を出してくれるサーバーマシンが置いてあった。
サービスエリアという存在そのものが幼い私の好奇心をくすぐった。
自動車に乗るとどこまでも行けるんだと身体で覚えてしまったのは、この頃らしい。

そんな思い出の詰まった桜島サービスエリアをあとにし、鹿児島から指宿スカイラインへ。
ワインディングの連続する山道を、選手交代した父が駆け抜ける。

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海にせり出している、あの行儀のよいミント・タブレットか判子注射みたいなのは何だ、と思ったが喜入の石油基地らしい。
父は若い頃鹿児島を拠点に働いていたことがあるので、人よりも少し詳しい。

これは私の推測だが、キイレというのは鹿児島の苗字で聞いたことがある今給黎の大もとみたいなものだろう。
他にも鹿児島にはたとえば「姶良」と「吾平」のように同音異句的な地名がいくつかあるように思う。


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有料道路を降りると開聞岳はすぐそこ。
その前にせっかくだからと、池田湖の見えるスポットへ立ち寄った。

イッシーは意外と痩せていて意地が悪そうな顔をしている。

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向かいにオレンジの看板がまぶしい土産屋があったのだが、右側の営業をやめた風の食堂が気になってしまう。

土産屋の外に出ている看板によると、店内に”全長150cmを超える天然記念物の大うなぎ”があるそうだ。

店長と思しきおじさんに会釈を交わし、店内へ足を踏み入れると、生活の場だか店だかわからない雑然とした空間の奥に大きな水槽があった。
屈んで恐る恐る覗きこんだが、何も入っていない。

あら?と思い顔を上げると、背後にいたおじさんは、ガハハと笑いながら「大うなぎはビョーキになったんでさっき池に放した」と言う。
唖然としてしまった。
え、そんな貴重なもの放したの?というか、病気なのに池に放したの?意外すぎる返答にたくさんの疑問が浮かび、私の顔は呆気にとられていたことだろう。

「そうですか。。」

やっと絞り出した声は、案外と平静を装ったものだった。
多くの疑問が浮かんだが、それらは解かれることは無いと悟ったのだ。

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もう少し先にあった、いやらしい顔をしたイッシー(かなり大きい)

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振り返ると開聞岳


Yちゃんと待合せ時間を連絡しながら、開聞岳の手前のエーコープで食料を調達。
南九州に展開するローカルパン屋イケダパンの商品を買いたかった。
山頂まで取っておく。

いよいよ山麓駐車場でYちゃんと合流し束の間の再会を喜んだ後、両親は手を振りながら笑顔で出発した。
何でも「枕崎のカツオを食べるためだけに」付いてきたそうだ。

私はアシがないので下山後に合流する。

さて、私たちは薩摩富士を登ろう。







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by aroundjapan | 2017-06-17 08:49 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)  

福岡路上遺産めぐりin久留米

先月の話です。

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今日もF君とお出かけ。

ということで、ディープな久留米観光に連れ回す。


高速道路が渋滞していて、なぜか2時間近くかかったので電車で来ればよかった…。

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目的はキムラヤのパン。
福岡空港の売店でホットドッグが売られていたことで、初めて知ったキムラヤ。
なんとこの店、あんぱんで有名な銀座木村屋との暖簾分けらしい。
都内に住んでいた頃、銀座木村屋には何度か行ったことがあったが、久留米のこの店の事は知らなかった。
福岡市の人でも知らない人が多いぐらい久留米ローカルの店という事だろう。
今月末で全店閉店との悲しいお知らせが入ったのではるばるやってきた。

本店は銀行などが立ち並ぶ、駅前の一角に昔からあるそうだが、土地ごと売りに出してしまうのだろうか。

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一番人気のホットドッグは陳列されて数十分で売り切れてしまったそうだ。
まるあじという名のメロンパンと、その表面だけ別商品としてパッケージされているがわたん。
がわたんと言うのは方言で、外側の部分のことを言うのだがきっと九州以外の人には意味が通じないだろう。

その他クリームパンなども購入。
レジ横でシュークリームも売られていたので買って食べてみたが、クリームが牛乳100パーセントかと思うほど甘くなくてさっぱりしていた。
コーヒーも必要ないぐらいに。
いくらでも食べれそうだ。

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開業当時はワーゲンバスをピンクに塗って走らせていたらしい。
当時の広告としては効果絶大だったんではないかな。
なんともユニーク!


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JR駅前には世界一大きいと言うタイヤが展示してある。
鉱山用と書いてあったが、きっと南米のレアメタル等を馬鹿みたいに大きな重機で採掘して運搬する、これまた馬鹿みたいに大きなダンプ用のものかな。

何を隠そう、ここ久留米は世界一のタイヤメーカーであるブリヂストン発祥の地。
地下足袋製造から始まり、ムーンスターなどの地場企業も誕生し、その後登場したブリヂストン創業者の石橋正二郎が久留米に与えた功績は計り知れない。
ソフトバンクの孫正義も隣町の鳥栖出身だし、商売人が多く誕生する土壌があるのだろうな。


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そんなブリジストンの工場へやってきた。
工場見学は申し込んでいないので出来ないけれど、目の前の道路がブリジストン通りとなっているので歩いてみる。
愛車のW650はダンロップのタイヤだが、去年まで乗っていたクルマはブリヂストンのタイヤを履いていた。


今日もものすごい快晴で、雲が一つもない。
久留米を歩いているのがもったいない気さえした。笑

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10分ほど歩いたところに久留米出身の有名建築家、菊竹清訓の久留米市民会館がある。
しかしこちらの施設、残念ながら数年前に閉館となってしまった。
開館していた数年前でさえ実働しなくなっていただろうが、ホールの可変天井を見たかった。

その市民会館を、向かいにあるこれまた菊竹建築の市庁舎展望台から眺めてみよう。

神戸でも見に行ったが、市庁舎展望台って割とどこでも解放されているものらしい。
実は福岡市役所も菊竹建築で、同じく展望台が無料開放されているようなので今度見に行こう。


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エレベーターで上がってみると、展望階のガラスはRがついていて広々としているだけではなく、青空も相まって造形としても美しい。
東京と中四国を繋ぐ、長距離列車のサンライズの上階個室のようではないか。(乗った事はない)

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筑後川のふもとに広がる市街。
久留米大学病院が見える。
向こう側が鳥栖。
鳥栖方面を見たFが「なんつーか、、田舎!!」と言っていた。
鳥栖にはサガン鳥栖と言うJリーグチームや、サロンパスで知られる久光もあるのだよ。

ところで久留米市は人口に対する医師の割合がかなり多いことで知られている。
福岡県の食には欠かせない焼き鳥も、久留米では独自の文化を形成していて、鶏肉の部位をセンポコ・ダルムなどといった医学用語で呼ぶそうだ。
医学生が、ドイツ語由来の医学用語を冗談で使って呑んでいるうちに市民に浸透してしまったのだろうかと想いを馳せてしまう。

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市民会館を上から見たところ。
官公署関連施設にしては攻撃的な格好。
中を見たかったなぁ。


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この人も中を見たいようだ。
悪書追放の白ポストを知らないと言うから世代間ギャップを感じる。
(生まれ年はたった3年ぐらいしか違わないから個々の興味の話だと思う。でもこれを言うと私が白ポストに興味があるのかって話になってしまうが…時代の遺産としては興味はあるが…)

関連:白ポストの現在 久留米多いな…。
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路上遺産に掲載されていた松尾食堂。
古びた家屋で提供される肉丼にそそられる。

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味がありすぎる木造のアーケード街。
いつ建てられたものかはわからないが、恐らく戦後?よくこの時代まで残っていたな。
天井の梁、漆喰壁、半透明のトタン屋根、全ての色が変わってしまっている。
シミひとつに何十年分の時が刻まれているのだろう、そう思わざるを得ない。



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続いて久留米の駅近くにあるアーケード街を歩く。
こちらも昭和の風情を存分に残している。
店舗はシャッターを通り越して地域創生空間というか、コミュニティスペースとかそういうものにすっかり成り変わっていた。
日本中で見てきたシャッター商店街群の、一歩先を行っているのは間違いない。

地場の特産品を売る店のおじさんが、これでもかと言うほど押しまくる性質の方で、(「押してダメならもっと押せ」と言う感じ)店先に並んだ商品を見ている私たちのもとへ。
話を聞いているうちに半強制的に店内へ連れられた。
私だけでなく、同性であるFに対してもややボディタッチが多く、そういう人なんだと思う。

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押しまくりおじさんの介入がありつつも何とか目的地へ。
ジャズ喫茶で、ウッドベースが飾られているのかと思いきやFが言うにはチェロだそうだ。
なぜだろう…。

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ルイ・アームストロングと思われるアート作品の隣で、雰囲気たっぷりのランチを頂きます。


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こちらの名物らしいUFOカレー。
一言で言うならオムカレーそのもの。笑
ライス部分に玉ねぎやニンニクが入っていて、けっこうボリュームがあるのにサラダも付いて650円は安い。

昔吹奏楽をやっていてジャズが好きなFと、音楽の話や旅中に出会った人の話、将来の話をする。
彼とはまるで昔から友達かのように、気兼ねなく話せるところがいい。
これまで何度も一緒に過ごしたおかげだろう。
年齢こそ下だが、感覚的にはほとんど変わらない。
おそらく2時間以上話していた。

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車に戻る途中見つけたタイヤ最中。
ブリヂストンにあやかったのだろう。
家に帰って食べて見たが、極めて普通の黒あん最中だった。

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高速道で戻り、博多埠頭に到着。
日は沈んでしまう瞬間だったが、天気が良かったのでいい夕景を見ることができた。
実は10月にもFを連れてきた。

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タワーに登り刻一刻と夜に近づいていく様子をカメラに収める。

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続いては埠頭のふもとで、水面に映る臨港施設を撮る。
ここからは壱岐対馬行きのフェリーが出ている。

外は寒いけれど、多少はロマンチックな気分に浸れる風景だった。
Fとはこれで最後かな。
いつもと同じように「またね!」と言って別れた。





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by aroundjapan | 2017-02-23 11:04 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)  

ドライブ!ドライブ!ドライブ!in福岡県西部

先月の話です。

----

一度福岡を案内し、北上したはずの彼は今また九州に居るそうだ。

離島へ行きフェリーで鹿児島に戻ってきたらしい。

なぜまた会うことに…?


-F君がやってきたYAYAYA-

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博多駅で拾い、ひとまず昼食に刺身を食べてもらう。

彼はゴマがあまり得意ではないらしく、九州(福岡だけ?)にありがちな刺身にかかったゴマだれに戸惑っていた。
というか、ゴマが苦手な人なんて初めて見たんだけど…。
鯖の刺身をゴマで和えてあるゴマ鯖を食べてもらったが、岐阜県民は食べなれない模様。


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私が食べたのは、アジの竜田揚げとゴマ鯖。
社会人になって東京で暮らし始めるまでは、鯖を生で食べるのは普通だと思っていた。
九州の食文化が充実していると感じたのはその頃からかな。
もう九州の外には住めない身体になっている…。

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クルマを40分ほど走らせて、来たのは糸島半島。

日光が水面にあたって煌き、最高のバイク日和。


・・・なのにオートバイで走れない助手席の彼は、対向車線を通り過ぎる奴らを認めては終始被害妄想にふけって文句を言っているのであった。


フロントガラスを貫通する直射日光にさらされ、車内では暑いほど。


福岡県の一番西のあたりでは、酔狂がサーフィンに興じている。
もっとも、この気候では水の中に居ても苦痛では無いかもしれない。

半島の外周をなぞるようにクルマを走らせる。
途中、ナビでは広い道のように表記されていたがとんでもない山道に入ってしまい、車幅が大きいのでおそるおそる進む。

なんて言ったって、舗装が真ん中で割れていたり、路肩が数箇所崩落していたりするからその下の地山がどうなっているか予想して震える。
二輪ならば幅もそれほど大きくないし、重量もないのだが、クルマで二人乗っているとなると荷重もそれなりにかかる。
法面側をゆっくり進んで行く私を見て、笑いながらバカにする彼は何もわかっていない!

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そうこうしながら、観光スポットの二見ヶ浦に到着。

糸島と言えば二見ヶ浦を思い浮かべるほど、福岡いや九州の中では人気が出て来ているエリアだ。
なんせツアーバスが来れない場所なのが、ツーリングしても気持ちいい道路である理由だろう。
対面通行の車道を、サーフボードを抱えたウエットスーツが時々足早に横切っていく。
水面はきらめいていて、そこに漂うだけで気分がいいだろう。

少し大きさの違う岩が二つあると、それが日本のどこであっても夫婦岩と言う観光地になっている気がする。
歩いて行ける範囲に、夏場は海に向かって陽が落ちていくのを眺められるカフェやレストランがいくつもある。
湘南みたいだが、それほどゴミゴミしていない具合が福岡県民にはちょうど良い。
というか折角海に来るなら、こうあるべきだろう。

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2、3年前にオープンした、セレクトショップの集合した棟がある。
そこでは佐賀県の焼き物に小洒落たロゴマークを付けて販売していたり、サーフ系ファッションブランドがアパレルや雑貨を販売していたり、かと思えば小さな産直市も入っていたり、奥の建物はカフェレストランになっていたりする場所だ。

ここでドジョウに会えるのが毎回楽しみだ。
ひげが地面を触って動き、目玉がまん丸でかわいい。

気が付けば夕方になったので博多でFを降ろし、今日のところはお開き。





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by aroundjapan | 2017-02-20 12:05 | 二輪以外の旅行 | Comments(2)  

那覇 DAY3

関連はこちら
那覇 DAY1
那覇 DAY2 1/2
那覇 DAY2 2/2


おはようございます。

ぐっすり眠れた朝は、シャワーを浴びてある人に連絡。

友人とは昨晩別れたので、名護に滞在しているという、青森ねぶた祭りからの仲間である大阪のtkyさんと合流するつもりだ。
私は再びレンタカーを借りに行く。
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昨日は曇・雨だったが、今朝は太陽も出ていて幸先が良い。
ハイビスカスの薄い色を見つけたので写真を撮って送る。

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1月も半ばと言うのに、未だに駅に貼ってある某ドラマのポスター。
もしかして沖縄の連ドラはワンクール遅れて放送されているのか?
そうでないならば、いい加減剥がしては…。

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ハマってしまって昨日からこれしか飲んでいない。
どうやらジャスミン茶のことらしく、内地の人間としては安心して飲める味。
すでにヨンピン茶。

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沖縄の建物は低い。
モノレール駅のプラットフォームよりも町が下に見える感じが異様。
そして洗濯会社のビル屋上には所狭しと”自衛官募集”の広告が。
それ以外の職業が少ないのだろうなぁ・・

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住所検索で出てきたレンタカー屋へ向かうも、幹線道路をまたいでひたすら高度を上げる。
この狭路、絶対に道を間違えてしまった。

この斜面にマンホールがあることに感心して写真を撮っている場合ではなかった。

誰も居ない家々の間を縫うように、凹凸激しく壊れた路面の上でスーツケースを転がしていたのだから、ファンタジー小説の主人公になった気分だったよ。

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結局レンタカー屋は那覇空港からシャトルバスで送迎してもらう場所だった。
なんとか予定より一時間遅れで借りることが出来た。

安堵して道の駅に立ち寄り、朝食代わりのうむくじだんご。
第一印象では某軟体動物のようで名称が気味悪いが、紫芋の揚げ団子ということでとても美味しく頂いた。

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昼食に設定しておいた店でtkyさんと合流。
間違えて、目的地付近の民家のドアを叩いてしまったが年配の男性が出てきて親切にも道を教えてくれた。

皿うどんに酷似している、海鮮皿そばなるものを頂く。
私はリンガーハットの太麺皿うどんを愛しているのだが、一口食べてふと「リンガーハットより美味しい」とつぶやいた。
するとtkyさんにそりゃそーやろ、と笑われてしまった。

彼はお土産と言って、友人自家製の黒糖をくれた。
帰って使うのが楽しみだ。
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古民家で沖縄名物をいただける糸満の真壁ちなー。
本来の旅程ならば、離島にも行くつもりだったのでこういった古民家にもステイしてみたかった。

今日はtkyさんと南部を軽く観光するつもりだ。

私の借りた車にはナビがついている(昨日と違う店だが、さらに安い上にメンテが完璧の新型NOTEだった)ので、彼に先導して喜屋武岬へ向かう。
車一台分やっと通れるように最近舗装したらしい。
ナビには反映されていないことが、走っているうちにわかったので少し未舗装路を走ってしまった。
tkyさんはモタードバイクなので影響がなくてよかった。

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岬に着くと、灯台の見える方向にイソヒヨドリらしい青い鳥が木の枝に一休みしていた。

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喜屋武岬の崖の上からは水平線が一望できる。

大戦中、米軍に追い詰められた民間人が何人も身を投げた場所だという。
沖縄はそこかしこに暗い戦争の記憶が影を落としている。

私の小さい頃には戦後50年だったのが、大人になり70年、100年と時間の経過とともに忘れ去られてしまわないようにと、碧く綺麗な南方の海を見つめて今一度心に留めた。

修学旅行で2月の沖縄を訪れた際は、3泊ほどある行程をほぼすべて平和学習として過ごした。
防空壕代わりの真っ暗なガマに入ったり、ひめゆりの塔(その時点で複数回来ていた)、平和記念公園や戦争体験者の方によるお話などで現実味を持って学ぶことが出来たのを覚えている。
当時14歳だったが、私たちの子供や孫以降の世代にも、この史実の上に日本と言う国があることを学んでもらいたい。

それとはあまり関係がない(?)のだが、喜屋武岬は自殺スポットとして有名になってしまったらしく、写真のようなプレートが設置してあった。
福井の東尋坊を思い出す。

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ひめゆりの塔の前にあるサーターアンダギーが美味しい店の情報をtkyさんが得たそうで一緒に向かう。
海外の旅行客で賑わっている売店の女性たちと世辞を交わす。

揚げたてで本当に美味しかった。
tkyさんは沖縄が初めてだそうなので、ひめゆりの塔は今度ゆっくりと回るという。

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続いて奥武島のてんぷら店へ。
橋で繋がる島に入ってすぐのところに行列が出来ていた。
友人がとても美味しいと言っていたのでやってきたのだが、メニューが不特定的であったり、そもそも方言であったりと、いまいちよく分からない。
もずくは美味しそうなので必食。
好物のいももちが売っていたが、他の芋(うむくじ等)の天ぷらで芋の供給過多となるので泣く泣く諦めた。
北の大地で出会った食べ物が、まさか南の島にも売っているとは。。

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てんぷらを食べていると野良猫が寄ってきた。
もずく天のときには見向きもしていなかったが、tkyさんがグルクンという白身魚を食べだした瞬間に彼の目の前へ。
なんと目ざとい猫か。(鼻か?)

天ぷらで満腹になった我々は次にニライカナイ橋へと向かった。
天候がいまいちだったので眺望もそれほど望めないかと思いきや、路肩に寄せて上方の橋からカーブしている下方の橋越しに海を眺めた時に偶然虹が出ていたのが印象深かった。

レンタカーの返却時間が迫っていたので、tkyさんおすすめのチーズ工房に寄るも、ゆっくりする間もなく白髭を生やした恰幅の良い欧州人に試食だけさせてもらって(ごめんなさい笑)退散。
時間を気にしつつ、バタバタとレンタカー屋へ戻る。

レンタカー屋まで見送ってくれたtkyさん、ありがとうございました。


さて、那覇空港に向かうも、レンタカーの返却時間を延長していたので航空会社のチェックイン時刻に間に合うかギリギリのところになっていた。
那覇空港ではLCCのチェックインカウンターと搭乗口は、主要航空会社とは別の敷地にあるのでシャトルバスで向かわねばならない。

シャトルバスに早めに乗れたら間に合う、と言うところまで時間が迫っていた。

シャトルバスは10分ほど待つとロータリーに到着し、乗り込んだのだがなかなか出発しない。
バス運転士に対して、全く見当違いと思われる方向の質問を英語でしている外国人男性がいた。
運転士はあまり英語を分かっていないようだったが、力になりたいらしく親切に理解しようとしている。

彼が運転士の英語を理解していないのを悟るとバスから出て行き、バスの扉が閉まり出発の態勢に入った。
私はチェックインに間に合うかなと一息ついた。
すると周囲にうろうろしていたアジア人男性2人組が、ドアを叩いて乗り込んできた。

それを見た数メートル離れた位置に居た、カートに山盛りのスーツケースに加えて、3人の幼い女の子を連れた東南アジア系の女性がゆっくり手を上げて歩いてきた。
すると母親一人で山盛りの荷物を一つ一つバスに載せ始めた。
運転士も乗客も誰一人それを手伝おうとはしない。

私はウンザリしてしまった。
早く出てくれないと遅れてしまうんです・・・と呟きながら、女性のスーツケースを両手に抱え車内の奥へ押しやり、手早く荷物を移動させると、やっとバスの扉は閉まり動き始めた。
母親である女性は"Thanks"と言っていたが、焦りで頭に入ってこない。

バスを降りるとチェックイン時刻になんとか間に合い、安堵した。
飛行機は20分ほど遅れたが、出発前からトラブル続きで緊張し続けていたので家に帰ると本当にどっと疲れた。

LCCは自分に十分余裕があるときにしか使いづらいことが分かった。



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by aroundjapan | 2017-02-06 02:07 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)  

那覇 DAY2 2/2

関連はこちら

つづき


さて、続いては世界遺産に登録されている今帰仁城址を訪れた。
友人は気乗りしていなかったようなので、半ば無理やり連れて行った。

石垣に囲まれた城の跡地を、人の列に沿って進むと低い枝の垂れ込める通路へ出た。
その低姿勢に濃いピンク色の花を付けている木は、梅だと思ったがどうやらこれが桜らしい。
寒緋桜と言うそうだ。

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なるほど間近で見ると桜の輪郭をしている。
まさか、1月に桜を見られるとは思いもよらなかった。
今月下旬からはここら一帯で名護桜祭りがあるようだ。
沖縄にいるとどうも季節感が狂うな。

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今帰仁城址は、14世紀ごろ沖縄が3つの地方に分かれ、北山・中山・南山が各地域を支配したいわゆる三山鼎立の時代の名残だそう。
最下部の志慶真門郭から、大庭(ウーミャ)に上ってくると、海の向こうに先ほど許田にて説明を受けた伊是名村や伊平屋島が見えた。
城は山間に沿って成立しているので、景観はなかなかのものだ。
太平洋戦争で本島が激戦地となった沖縄にこれほどの史跡がいくつも残っているとは信じがたい。
しかし直ぐそばの石垣は、恐らく観光客が上に載ったのだろう。
残念ながら崩壊している部分があった。

資料館で大陸との貿易史などを学び、昼食に向かう。
適当に調べておいた店で沖縄そばを食べよう。


ドライブインのようになっている独特の形状の駐車場に停める。
どの車も無作為に停めるのが沖縄スタイル。自分はどこに駐車するか一瞬躊躇ってしまう。
無事駐車して店内に入ると、予想以上に客が多い。
観光客より地元民の方が多いようだ。
メニューには三枚肉と、ブロック肉の沖縄そばがあったが、角煮のような豚肉を三度楽しめる三枚肉の方にした。
そう、大好物のアレだ。

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やってきた角煮載せ沖縄そば。
紅生姜を見ると、長浜ラーメンとか、社会人一年目でかき込むように食べていたなか卯の牛丼を思い出す。
そういえば元祖と屋号が似ているな。

たんざくになった思い出を多めに掴んで麺に載せ、勢いよく啜った。
美味しい。
味が濃くない、麺に絡む鰹出汁がやさしくて美味しい。
少し豚骨が入っているようで、紅生姜との相性もなかなか。
たまに豚肉を口に入れると、弾力ある脂肪分と筋繊維を裂きながらジューシーな甘味が広がる。

大中小の中サイズにしたが、ペロリと平らげた。
友人の注文していた鶏めしも一口貰ってみたが、とても薄味だった。
こちらは少し物足りない。

さて、再び車を走らせて今日一番の目的地へ到着。
名護市役所、沖縄県の建築物でもっとも有名なものだ。

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沖縄県に位置する市役所や公共の建築物は、亜熱帯気候特有の高温や直射日光に対抗するため、建物をさらに囲う構造となっているものが多い。
赤茶と白の、風が通り抜けるよう計算されたテラスと緑化目的のパーゴラ。
机上で見ていた建築物を見に来ることができるのは、否、と言うよりも行きたいと思った場所に行く事が出来るのはきっと幸せな事だろう。
友人は建築業界で働いているので絶対に見たい場所だったそうだ。
地上階から南側に突き出たスロープを歩き、各階の外周をぐるりと一周する。
さきほど許田でガイドの方が言っていたように、名護市は55の区が合併した為、海側の壁面には55区のシーサーが設置されている。
それぞれが様々なポーズと表情をしているので、実に面白い。

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お気に入りの一枚


緑化と言う意味では上階はいまいち上手く機能していない気がした。
ブーゲンビリアは下階に留まっている。
地上階に降りて庇を下から見上げると、鉄筋がむき出しになっていたりと、老朽化かもしくは施工不良とも思える箇所がいくつも見受けられた。
海風を受けるから劣化スピードが速いのだろうか。
いずれにしても、これから先何十年も同じように歩いたりする事が出来るとは思えない。

友人は、向かいにある名護市民会館も気になるそうでそちらも見ていた。
細い柱が外周に何十とあり、構造上必要では無さそうだがデザインのためだろうか。
建築設計の考える事はよくわからない。

運転を交代し、58号から329号へ。
キャンプハンセンの前は一本中に入り、街を散策した。
米軍払下げだろう、ほとんど不用品みたいな衣服が露店で売ってある。
米軍の制服やカバンだけではなく、家族の捨てたみたいな子供用の靴や女物の衣服も。
ミリタリー品は割と興味があるが、これはゴミだ。

軍がらみの外国人が、とある店の前に屯している。
若い男女が何人も集まり、まるで母国のように我が物顔で闊歩していて、住むには少し怖いと思う。
タコス発祥の店、キングタコスを眺めると地元民と思われる行列が出来ていた。
地元民には相当な人気のようだが、転勤などでこちらに住んでいる、いわゆる内地の友人はそれほどでもないと言う。
気候も手に入る食材も違う沖縄では、やはり味覚も違って来るのだろう。

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キャンプ・ハンセンの周辺。
アルファベットの外れたネオン、欠けたブロック塀、明るい色で塗った壁も煤けてきている。
U字溝をひっくりかえして絵を描いたベンチがなんとも言えず滑稽だ。


続いてコザへ。
映画のロケ地としても登場したり、その佇まいに注目・期待していたのだが、日曜の夕方のためか開店している店どころか人っ子ひとり歩いていない。
それほど安くないので候補から外した、リノベーションの現代風なホテルが営業している以外は何も無い。
車から眺め、通過するのみにした。

お次は道の駅かでなへ。
お土産品を物色し、展望台があると言うので上階に登ってみた。
嘉手納基地の敷地が広く見渡せるのだが、今日は日曜日だから特に何もやっておらず残念。

北谷の街を通り、とある公園へ。
シーサーの形をした大きな遊具のある公園だが、地元の若者たちがサバイバルゲームに興じていたため一目見てすぐに去ることにした。

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夕飯は、楽しみにしていた沖縄のハンバーガーチェーン店、A&W牧港店へ。
この店舗は外観はドライブインのアメリカンダイナー仕様だ。
全てのパーキングロットにおいてドライブスルーのマイクが設置されているので駐車場所に戸惑うも、駐車して良いらしい。
入ってみると、内装はそうでもない。

モッツァバーガーのスーパーフライセットというスタンダード・チョイス。
もちろんドリンクはルートビアとする。

モッツァバーガーにはモッツァレラチーズが入っているのかと思いきや、モッツァソースというオーロラソースに良く似た味。
チーズ関連は、A&Wバーガーの方にクリームチーズが入っているそうだ。
ルートビアは湿布の香りと聞いていたが、十数種もの天然由来の混合物なので湿布よりももっと複雑な香りがした。
A&Wでなくても販売されているそうで、お替わり自由だったが匂いと言うよりは甘すぎて飲めたものではなかった。
糖尿になりそうだ。

スーパーフライ(フレンチフライ)は唯一ここでしか味わえない味というか、カリカリでもホクホクでもなく、モチモチしていた。
例えるならば冷凍食品のアンパンマンポテトに近いものがあった。
以上のセットで890円ほどした。
友人はA&Wバーガーのルートビアセットに、ポテトのグレイビーソースがけを追加していたので1000円オーバー。
チェーン店なのに、これは高い。

総じて、店の外観などからの期待が大きかっただけに、味は今一つ…。
ハンバーガーには少々うるさいのだ。
ネオンを灯すならば、横浜・本牧のムーンカフェを見習って欲しい。


レンタカーを返却したあと、国際通りへ”安藤忠雄のドンキホーテ”を見学に行き、お土産を購入。
今夜は近くの安宿に泊まる。
女性専用、素泊まり1500円で寝心地の良いベッドはかなり良かった。




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by aroundjapan | 2017-02-02 21:12 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)  

那覇 DAY2 1/2

関連はこちら


おはようございます。

この歳になると、友人の結婚式と言うのは同窓会の側面もあるらしい。
昨晩はこれまで話したことのなかった、隣の研究室の先輩方とたくさん話をした。


今朝はレンタカーを借りて、これまた懐かしい旧友とドライブしよう。
彼とは、結婚した友人をきっかけに知り合い、私がオートバイに乗り始めたかなり初期にツーリングに出かけた仲だった。
あれから8年ほど経過したが、時の流れは残酷だ。
久しぶりに会った彼はすでにバイクを降りたそうだし、二輪は怖いと言う。

日和ったな相棒!
二次会で学生時代以来に一堂に会した私たちは、すっかり腰抜けな彼を両脇から囲んで責めるのだった。


8時のレンタル開始時刻に合わせて7:50ごろ店の前に着いた。
皆8時からレンタカーを予約しているのだろう、何組か集まり自然と列をなす客を余所に、店舗には照明がついていないどころか従業員は誰一人まだ来ていない。
ようやく出て来た若い男性達が開店準備をし、レンタカーの貸出が始まったのは8:10を過ぎていた。
早くも沖縄時間と言うヤツの洗礼を受ける。

無事レンタカーを借りることが出来、早速朝食を買いに走る。
メンテナンスがロクにされていなさそうな足回りのクルマをごとごと言わせながら、右へ左へ。
那覇の朝を走る。

精進料理の食堂に着いた。
友人は店に入るなり、盛られたおかずを前に、システムが分からず戸惑っている。
否、私が食べようとしたのは奥に置いてあるチマキだった。
目標物を確認するや、まっすぐ歩いて行き指差し呼称。

残、二個!ください!

勝利を確信し、友人に取るよう促してラスト二個となっていたチマキを無事に手に入れることが出来た。
商店街を歩く人はほとんど居ないので、ちょうど見つけたテーブルで立食することに。

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チマキを食べやすいよう割ると、ゆでた豆がぽろぽろとこぼれてくる。
もち米はタイ米のように細くて長い。
ゆでた落花生を食べるのは千葉で仕事をしていた時以来だった。

朝食にしては、十分なボリュームだった。
今朝も繰り返し購入したサンピン茶で流し込み、次へ向かう。

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友人の希望で、通りがかった沖縄県立博物館・美術館へ。
沖縄に点在する公共建築物はまるでコンクリートの要塞。
なぜか上のほうに乗っかるサボテンが気になる。


那覇のインターに入った高速道路からは、高い建物がまわりに見えない。
辛うじてナンバーの白い小排気量の四輪に鞭打って名護まで飛ばす。
1時間以上走った頃、許田という最終地点で下ろされた。
確かに地図を見る限り、ここから先へ高速道路を伸ばしても意味がなさそうだ。
きっと、そこにあるものは国道58号とサトウキビ畑のみだ。
サトウキビのそよぐ大地が思い描かれる。

すぐ近くにあった道の駅でトイレ休憩する。
隣の観光案内所でボランティアらしき係員に、どこへ行くのかと聞かれた。
許田から各観光地へのルートだけではなく、名護市は55の区が合併して出来ただとか、もっと北部は山間部にダムを作って沖縄市や那覇市にパイプで送っているなどと教えてくれた。
そういったニッチな情報だけでなく、今帰仁ではすでに桜が咲く時期であることや沖縄本島の桜前線は南下していくことを教えてくださった。
年配者はいろいろなことを知っているから面白い。

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建物の上は眺望が開け、R58ごしに海が広がっていた。
しかし海は鈍い色をしていて、曇天の空からは雨粒が落ちてきた。
そそくさと屋根のある安全な車に逃げ込む。

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なぜかコスモス…

走っていると晴れ間が見える瞬間もあったので(変な天気だ)、古宇利大橋を一目見にきた。
車から降りて、砂浜を歩くと隣国からの漂着物がちらほら。
着いた時は空に再び雲が広がった。
ということは海の色もそれほど感動を誘うものではない。
一月の沖縄はこういう気候らしい。
期待はしていなかったので別に構わない。

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次は偶然見つけた赤墓ビーチへ。
プライベートビーチだと聞いていたが何組もの観光客が居た。
こちらは先ほどの古宇利よりも海が青く、綺麗だった。

ビーチの名前にもあるように、背面は沖縄式の墓地になっていた。
話には聞いていたが、扉と屋根がついた墓だった。
日本は各地で墓石の大きさとか、墓地の扱いが違うように思う。
鹿児島では毎週末、供えている花を変えるようだ。
土日に走っていると、毎回新鮮な生花が屋根の下からこちらを見ていた。
それと宗派によっても当然違うのだろうが、地元九州ではほとんど見た事が無かった卒塔婆を、東京に住んでいるときは良く見た。
地域差は少なからずあると思う。

そんな大きな墓地を背にして、足元に落ちている珊瑚を眺めた。
白くて、複雑な形状があって、とても綺麗だった。


つづく





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by aroundjapan | 2017-01-29 17:39 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)  

那覇 DAY1

所要で沖縄県は那覇へ。

約一ヶ月ぶりの福岡空港。
直前に体調を崩し(嘔吐と下痢で散々)、航空券は当日購入したりとドタバタしつつも搭乗口へ。

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またもや昼時だったので、新しく生まれ変わりつつあるターミナルでロイヤルのサンドイッチ。
今度は玉子サンドにしてみた。
芳醇なバターの香りが・・・うっぷ、数日間すりりんごとポカリスウェットしか口にしていなかったので、ハードだった・・。


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さて、那覇へ着いた。
那覇国際空港は、香港だったかソウルだったかの空港に似ている。
アジアの空港の典型というイメージだ。

沖縄と言えど、全国的に大寒波の襲う週末だったため暖かくはない。
ダウンジャケットがあれば嬉しいぐらいの寒さだ。
北風が吹いているので気温より体感はさらに凍えるほどだった。


沖縄は福岡から行きやすいこともあって家族旅行や修学旅行で何度も訪れている。
今回で4度目か5度目ぐらいだが、自分で行動するべく島内唯一のモノレールであるゆいレールに乗った。

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普段は旅行と言うとバックパックで行動するのだが、今日は少しTPOを問われる場所へ行く。
10年ぶりぐらいに手にしたスーツケースをガラガラ引きながら、舗装路を歩く。
慣れない手荷物で実に歩きにくい。
ましてや借り物のソイツは私の身長に対して小さすぎるため、靴のかかとに何度もぶつかっては転がった。

未だに沖縄にきたという実感が無かったのだが、ふと街路樹を見ると不自然に歪んでいた。

いや、これは明らかに太いな。
こういった酔っ払いの腹みたいなトックリキワタがそこらじゅうに生えているので驚いた。
宮崎の植物園で見たような気がするが・・。



用事はと言うと、ブログに何度か登場している学生時代から共に走る彼女の慶事だった。
恐れ多くも大役を仰せつかったので、金屏風の前で友人代表として僭越ながら挨拶をさせてもらった。
メモ帳でカンニングをするつもりでいたが、私の出番は式次第の後ろから数えるほど、トリもトリ。
とてもそんな空気では無かったので宴の間中空想を膨らまし、アドリブで長めに話した。
手に汗握ったが、会場も温かく迎えてくださり、人として一歩成長出来たように感じるのでありがたい機会だった。
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さて宴も済んだので、今夜の宿を紹介したい。
那覇市に昨年秋オープンしたKITCHEN HOSTEL AO 
簡単に言うなら、スタイリッシュなカプセルホテルだ。
プランにもよるが、私の場合は21時からのチェックインで一泊2500円だった。(画像は翌朝撮影)

名前のとおり、一階はダイニングバーのようになっているようだ。
造り付けの窯で焼き上げるピザが美味しそうだった。

ドアを開けて直ぐ左手にカウンターがあり、チェックインをすると簡単に宿泊に関する説明を受け、反対側にある階段で上階へ上がっていく。
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上がった先には大きな鏡が設置された空間。
ここで男女の空間がはっきりと分かれている。
手前に男性室へのドアがあり、写真奥に女性室へのドアがある。

いずれも日替わりでセットされる暗号キーを入力しければ開けることが出来ない。

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開けた先には自動販売機と、個人ごとに渡される鍵番号と対応したロッカーがある。
ロッカー内には、室内用スリッパやスポーツタオル一枚、メイク落としや洗顔料も提供されるのが嬉しい。
自分で用意するのは、歯ブラシぐらいのものか。

ハンガーがあるのでコートなどを掛けることが出来る。
ある程度の大きさのスーツケースも中に入ってしまう。
ロッカーには鍵がかかり、連泊者は安心して外出できるので、これはありがたい。

通路は狭く感じるが、皆同時刻にチェックインするわけではないので何とか狭いスペースでやりくりできているはず。

個人的にポイントが高かったのは、通常価格の自動販売機が中に設置されていたこと。
チェックインしてから飲み物を買いにまた外に出るのは煩わしいからだ。

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洗面所の前には、ソファでくつろげるちょっとした休憩スペースがあった。
フォトジェニックでつい撮影したくなる。
よく見ると顔ハメがあった。もちろんやらないが・・。

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扉を隔てた向こう側がベッドスペース。
通路周りは海や離島をテーマにしたハイセンスなインテリアの数々が。

すでに日付が変わっているのでほとんど他の人と顔を合わさなかったが、時を忘れてゆったりとここで本や雑誌を手にしてみたい。

ロッカールームでは波音のようなBGMが聞こえていたが、こちらは睡眠スペースのためシーリングファンが音も無く動いている以外は何一つ気配を感じなかった。
今日に限っては、宿泊客が少ないせいもあるだろうが。

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個別のベッドスペースは上下に仕切られている。
濃い色のカーテンも設置されているので、プライバシーも守られる。
少し狭いが、通常のカプセルと比べると中は広々としていて着替えることも出来る。

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中はこんな感じで、ベニヤ板で仕切られているが、しっかりと個室になっている印象。
隣に寝ている人が居たが、それほど気にならず、板は薄いわけでもなさそうだった。

枕元にコンセント×2、USBジャック×2があった。十分すぎる。

マットレスは写真で見るより厚みがあり、しっかり眠ることが出来た。
シングルサイズで、睡眠する空間としては十分だった。
早速自動販売機でサンピン茶を買ってみた。
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洗面所まわり。
便器の数と洗面台の数は、朝のピーク時を考えても数に余裕があるように感じる。

洗面台周りもすっきりしていて、ドライヤーの配置も清潔感があるように吊られている。
使い捨てペーパーやゴミ箱も複数個設置されており、自主的に綺麗にしようと思えた(私の場合は。)

個人ごとに片付け方が違うとか、そういうことも起こりにくそうだった。
大きな鏡と明るい照明、トイレに入るときのコート掛け?(ボルト)気が利いている。

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続いて共用シャワー。
白と茶でまとめられていて、とても清潔感があった。
写真を撮るのを忘れたが、足拭きマットは珪藻土。
多孔質でメンテナンス不要の便利グッズだ。
個人的に購入したいほどだったので、ここで使われているとは興味深い。

リンスインシャンプーではなく、シャンプー・リンス・ボディソープがそれぞれ備え付けてあることは本当に嬉しい。
あとはロッカーに入っていたスポーツタオルとドライヤーで、全てが事足りる。

清潔になった後は、持参した寝巻きに着替えて就寝。


明日はレンタカーで北部を観光する。




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by aroundjapan | 2017-01-22 16:48 | 二輪以外の旅行 | Comments(2)