愛知県探訪

会長を仕事へ見送り、私は一人部屋に残されたが引き続き眠ってしまった。

ちなみに会長の趣味は、映画や小説よりももっと心血を注いでいる釣り。
これまで数々の釣りバカ(失礼)を見て来たが、会長はベスト3に入賞間違いない。
そんな会長が焼いてくれた干物と、味噌汁とご飯を朝食にいただいた。
あぁ、このままここで穏やかに暮らしたい、と思った事は隠すことが出来ない。

根が生えそうな重い尻を持ち上げ、跨ると今度は潮の匂いを嗅ぎながら常滑へ。
海を近くに感じるこのあたりの町には、お年寄りが多く、どこか懐かしい風情が漂っている。
常滑なんて中部空港の近く、という以外何も思い浮かばない。
そんな人に是非覚えて欲しい常滑のランドマークがある。

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とこにゃん!
不思議系コンテンツでお馴染みのB級スポットだ。
常滑と言えば焼物の産地。
車道の擁壁の上という、変な位置にいる猫だ。
とこにゃんの後方が窯元らしく、歩いて散歩する人も多いのだとか。
バイクは近くでエンジンを切って、押しながらここまで来た。
バイクと比べると、とこにゃんが結構大きいのがよくわかるだろう。


お次は名古屋を挟んで反対側の犬山、明治村へ。
名古屋の環状線を通り、コンビニで休んだ以外は走り続けていたが昼を過ぎてしまった。

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名鉄が昭和40年に作った観光スポットで、その名の通り明治期の建物などが全国から移築されている。
割と古いテーマパークのため、NHKで放送されている90年代が舞台の朝ドラにも登場していた。
入場料は1700円と意味のわからない高額。
かなり広く、途中にあるSL等3種類の乗り物を利用できる。
しかし乗り物に乗るには一回500円かかるそう。
幸い、もっとも見たい施設が最寄りにあるので意地でも歩いて回るつもりだ。

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見たかったのは建築家、フランク・ロイド・ライトの設計した帝国ホテル。
ちなみにこの建物の時代は大正末期。
東京の日比谷から移築され、ここには全体のうち一部しかないが、その魅力が凝縮されたような主玄関を堪能できる。

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F.L.ライトと言えば、独自の幾何学模様も有名で大谷石の柱にはめ込んだパズルのような石が随所に見られる。

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椅子や照明器具も彼のデザインだそう。

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ポーツマス条約が調印されたというテーブル。
歴史的瞬間の遺物とは言え、長い地球の歴史で見ると不用品だよな…。

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チャップリンやマリリンモンローも宿泊したらしい帝国ホテルの玄関ロビー。
それぞれの階高が低く、吹抜けや採光がないととても狭苦しい空間だと思う。

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日比谷に在りし日の帝国ホテル。
日比‘谷’だけあってか地盤が悪かったらしいが、そもそも敷地がバカみたいに広く、東京の発展を思えば除去されて然るべき存在だと言うことを痛切に感じる写真。

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建築を見学していた私を見つけたガイドの男性が、特別にある場所へ連れて来てくださった。
これは建物の構成部材だそうだが、石造部が多いにも関わらず関東大震災にて無事だったのは内部の筋のおかげとか。
鉄筋コンクリートが一般的になったのは昭和に入ってからのはず。
それに先駆けた構造をしていたのだろうか。
帝国ホテルが地震に屈しなかったのは、軟弱地盤では卓越周期が長くなりがちでありその他偶然が重なったからだ等諸説ある。
しかもF.L.ライトは最後まで設計を遂行しなかったが結果的には人気は再燃したとか、有名人にはそれなりに様々の憂うつがあることを感じずにはいられなかった。

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値段分取り戻そうと思い、ゴシック様式の聖ザビエル天主堂まで散歩。
ヨーロッパで見た天主堂に一時期ハマっていた。

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間も無く歩き疲れて退散。
元の位置まで戻るのが精一杯だ。

出入口付近でSLが出発したので、このような高い乗り物に誰か乗っていたのだろうか。
今回歩いていた間にも、見渡せば若者同士のグループやカップルが多数来場していた。
たとえば、福岡で西鉄がテーマパークを作ったらこんなに人気はないだろう。
愛知県民はじつに名鉄に従順であった。


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by aroundjapan | 2018-06-06 23:43 | 2017 バイク旅 | Comments(4)  

Commented by いつかは 夢走 at 2018-06-07 07:47 x
Kのなにげなくでてしまう
(専門用語)

卓越周期

卓越周期とは、地震の揺れは「振幅」と「周期」に分けて考えることができる。「振幅」は地震の揺れの大きさ、「周期」は地震の揺れの往復する時間。そして、この地震の振幅と周期は地盤によって差があり、軟らかい地盤では振幅が大きく(周期が長くなる)、硬い地盤では振幅が小さい(周期が短くなる)傾向がある。このような地盤がもつ揺れの周期の特性を「卓越周期」と呼んでいる。
地盤の「卓越周期」と建物ごとに違う「固有周期」が一致してしまうと、「共振」をおこし、建物が一層大きく揺れ、最悪、倒壊につながる。

対して高層の建物は固有周期が「長周期」であるため、共振が起りにくく、地震による揺れは小さくなるという傾向がある。

あわせて

関東大震災

時間に相違有り?
1923年9月1日11時58分32秒頃

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 関東 大震災の用語解説 - 1923年9月1日午前11時58 分44秒
津波もあったんですね。
怖~い。

暇なわたし。

・・・・(笑)

・・・・いつかは
Commented by aroundjapan at 2018-06-07 23:01
> いつかは 夢走さん
そうです。地震動と建物の固有周期(固有振動数とも)が一致してしまうと揺れが増幅し倒壊の危険があるため、わざとワンテンポ遅れて揺れる球を内部に持つ台北101タワーのような面白い建物も出てきてます。
Commented by いつかは 夢走 at 2018-06-08 08:40 x
共振・固有振動数・加振動数・剛性(行列)・質数・慣性(行列)・バネ・共振点・f=f・
せん断・片持ち梁・許容応力度・トラスト構造・有限要素法ラーメン解析・はみ出し梁
わかれば面白いそう・・・
はまるよね。

私・判らない!
無理!
でも・・・いつかは
Commented by いつかは 夢走 at 2018-06-09 20:47 x
見見見つけた‼️
同調質量ダンパ(チューンドマスダンパ、Tuned Mass Damper、TMD)や質量ダンパ(マスダンパ、Mass Damper)などとも呼ばれる。
動吸振器(どうきゅうしんき、dynamic vibration absorber、DVA)またはダイナミックダンパ(dynamic damper)とは、振動する対象物に、補助的な質量体をばねなどを介して付加することにより、対象物の固有振動数周辺での共振現象を抑制する装置のことである[
ペアマスダンパー」は上からつるした通常の振子に、錘が上に位置する倒立振子を組み合わせることにより、通常の振子が元の位置に戻ろうとする力を倒立振子が倒れる力によって打ち消します。このため、振子の長さを短くしたまま、振子がゆっくり揺れるようにすることが可能です・・・と言うことは❕


男性諸君は、並列化ペアマスダンパーを生まれながら持っていることになる。
だからか ・・・(笑)

私も⭕⭕ ・・ いつかは

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