養老天命反転地

F君が日本各地から集めてきたぬいぐるみと目が合い、おはようございます。

朝からF君母と意気投合。
朝食をたっぷりいただいた後、話を聞く。
昔からこちらにお住まいで、近所で古銭や石器を集めるのが趣味らしい。
…近所で?

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戦前の小銭や、縄文時代の磨製石器。
こんな物がその辺に落ちていたなんて、岐阜半端ない。

F君母の父親、F君の祖父にあたる人(いや曽祖父だったかな)が考古学的関心が強かったそうで、F君母は幼い頃からその影響を多分に受けたそう。
私が偏った興味話をしてもF君がちゃんと聞いてくれるのは、こういう母親を持ったからに違いない。
F君が音楽好きなのも母親の影響みたいだ。
と言うわけでF君母と1時間以上話していた気がする。
天気も良いのでF君宅を後にしよう、と思い御礼を伝えると、土産にサツマイモやレモンを目一杯頂いてしまった。

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そのまま別れるのは名残惜しいらしく(?)F君が関市のフェザーミュージアムに連れて来てくれた。

こちらは企業ミュージアムにつき入場無料。
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一階には製品紹介の陳列棚が並ぶ。
常に男勝りな印象を与えてしまう私だが、諸先輩方とは違いさすがに髭は生えて来ないのであまり縁のない世界…。

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医療用カミソリ、ミクロトーンの切断厚さは2マイクロメートル。
群馬の製粉ミュージアムに引き続き、またこの単位が出てきた。

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二階は切ること全般についてのミュージアムになっている。
NHKの教育番組を意識したような、ポップでキャッチーな演出が多数見られる。

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世界の刃物の展示。
重そうな剣は生贄を捧げる時に生物をぶった切るための物かな。恐ろしい…。

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個人的に面白かったのは歴史の長いフェザー社が作成したCM上映コーナー。
70年代以降の時代背景や流行が分かって見るたびに新しい発見があり、何度も見てしまう。
右の変態的なオブジェは全く琴線に触れない。

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カミソリの試用コーナーがあったのでF君に試してもらうも、伝統的な二枚刃?三枚刃?だったため皮膚を切ってしまったらしい…。
確かに、慣れてるカミソリでないと切ってしまいそう。
F君には悪いことをした。

堤防道路で強風に煽られ、何度もひっくり返りそうになりながらノロノロと東へ向かう。
F君は全く慣れた様子であった。
一方、私は堤防道路そのものが苦手だ。
バランス感覚が無いのかそれとも重心が高いのか、必死の体勢で踏ん張る。
気付けば2時間走っていた。
昼食を食べそびれたので、F君母の蒸かし芋にパクつく。

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着いたのは養老の瀧で有名な養老市。
何しに来たかと言うと、かねてより気になっていた芸術家(?)の荒川修作の作品を見に。
バブル時代の遺構とも言えるが、昨今の「SNS映え」で若者グループ(特に女性)がたくさん遊びに来ていた。

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驚くなかれ、これが施設内である。
ピンクの壁に埋もれるF君はなんだかファニー。

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ピンクの部屋で黄昏るF君。

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トイレも変だし使いづらい。
現代の人間工学に基づいたモジュールによる寸法がいかに大切か思い知らされる。
ちなみにカラフルな壁は全てコンクリート躯体。
バブル期の産物とはいえ行き過ぎたバカである。

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こちらも丘の上に乗った無作為な配置のコンクリート壁にユニットキッチンや便器が埋もれている作品。
我ながら作品を見た感想とは思えないが、材料が混合されていて廃棄が大変そうだ。
もはやここが永遠にゴミ箱なのかも知れない(失礼)
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上から対岸を見た景色。
建物に囲まれるような地形をしていて、高いところに行けば施設全体と景色を一望できる。

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緑色のドームへ向かって通路があったので進んでいく。
F君は以前にもこの施設に来たことがあるが、通路のことは知らないようだ。
天井以外は壁に囲まれているので一方通行ですれ違うことができない。
「誰か来たらどうするの」と言いながらF君に先陣を切ってもらう。
1人だとまず行かないだろう。

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しばらく行ってみると突如行き止まりで、壁が下がって景色が見えた以外は相変わらず何もなかった。
壁に囲まれて歩いた後なので本当にわずかに解放感はあったが、作者は何を伝えようとしたのだろうかと訊かれると答えに窮する。

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日が暮れて来てしまった。
17時ごろとうとう、F君とはお別れだ。
今回はBGMのない時間を過ごしたが、実は2人して夜遅くまでガールズバンドのMVを見ていた。
F君は軽井沢を舞台にした音楽系ドラマも好きらしく、いつかF君とバンド活動とまではいかなくても、ジャズ喫茶に行く等してみたい。

所変わって愛知県某所。
今夜はひょんなことから知り合い、声をかけてもらった会長の家にお邪魔する。
日本一周に出る以前から、旅の先輩である会長の人生観に勝手に共感させてもらっていた。
まず家の風呂が調子悪いとの事で夕飯と風呂に出かける。
車内で聞いたことのある音楽が流れていたので、名前を言うと驚かれた。
鐘を打つと響く、そういう出会いが旅もしくは人生の楽しみだ。

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席に通されて予想していなかった事態に驚いてしまった。
無職のバイク乗りには豪華すぎる食事。
大変恐縮し遠慮したい所だが、すでに用意されていたので有り難く戴く。
ついでにブログにも載せてしまう。
言わずもがな、風呂も豪華だった…。

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会長が映画や小説をこよなく愛する文化人なのは薄々気付いていたが、自宅のDVDの数たるや!
ケーキとコーヒーまでご馳走になってしまった。
近所なら通いたい…。


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by aroundjapan | 2018-06-02 17:04 | 2017 バイク旅 | Comments(0)  

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