ユーザー車検をやってみた

W650の3回目の車検を迎える。
一度目は東京で、二度目は宮崎で、そして3回目は福岡で受けることになった。
これからは私の所有する自動車の類はすべて福岡で車検を受けるんだろうな。

今回の車検をいわゆるユーザー車検で通してみたいと、馴染みのバイク屋店主に相談してみたところ、「書類ばあげるけん店まで来(き)ィ」とのことだった。

自分で車検場にて車検を受ける”ユーザー車検”を受けようと思った理由は以下。
・車検で何をするのか知りたい。
・自分のバイクだから、難しい修理以外出来ることは自分でやりたい。
・安く済ませたい。
実は前々からやってみたかったのだが、平日仕事を休むのが難しかったので今まではショップにお任せしていた。
ショップに預けていたバイクを公共交通機関で取りに行くのが面倒だったが、今回はそんな心配は無用だ。
ちなみに今回書いた記事は初度登録が2006年のW650・ほぼノーマル車の場合です。適宜参考にしてください。

店舗にて点検は済ませてあったため、さっそく店主から4枚の必要書類をいただき、ネット上で陸運局のページにアクセスして予約を行った。
2週間先まで予約が出来、時間帯は4つぐらいの選択肢がありそこから選ぶ。

平日でも午前二番あたりからレッ○バロンなどの車検代行で大勢やってきて混みあうそうなので、2週間後の午前一番の時間帯を予約。

予約はあっさりと完了したので、引き続き店舗で自賠責の継続手続きを行ってもらった。
こちらも保険会社のホームページ上より証明書を印刷して完了。
何もかもあっという間にインターネットで済んでしまった、すごいな。

店主がくださったのは以下の書類。
書き方を教えてもらいながら、ほぼ完成した状態で持ち帰った。


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・継続検査申請書 名前と住所記入、押印が必要(画像は検査中に撮影したので、すでに検査印済)


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・自動車重量税納付書(検査自動車) 名前と住所、バイクのナンバーなど記入(画像は検査中に撮影したので、すでに印紙貼付済)

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・点検整備記録簿(二輪自動車) 名前と住所、バイクのナンバーなど記入

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・(検査の種類)審査依頼書 名前と住所、バイクのナンバーなど記入(画像は検査中に撮影したので、すでに印紙貼付済)



あと自分で用意するもの
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・現行の車検証


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・現行の自賠責証明書
・現行の平成○年度 軽自動車税納税通知書 自治体によって形式は違う


自宅にて、車両の高さ・幅などを車検時のサイズに戻すためホムセン箱・スクリーンなどを撤去。


~そして当日~

朝8時ごろ、福岡市陸運局めがけて出発。
「スクリーンの無い状態で走るのは購入した年以来だナァ、これが本来の姿か」なんて思いながら走っていると眼に激痛が。

どうにかしたいが国道で寄せて止める場所も見当たらない、というか痛すぎてすでに片目つぶって走行しているため車線変更が怖くて出来ない。
陸運局はこのまま一本道なので、低速走行で無事到着。

同じくユーザー車検であろうカワサキの二輪男性がいたので隣に停めて、軽く挨拶し即座に開いたばかりの陸運局へ駆け込んだ。
涙がボロボロ出るのを必死にこらえて、トイレで両手ですくった水に眼を浸して洗ったが全く異物感が消えない。
異物はどこかに落ち着いたのか、眼を開けても若干の違和感だけになったのでひとまず車検を終わらせる。

まずは窓口で重量税分の印紙を購入。
「自動車重量税納付書(検査自動車)」に貼り付ける400+400+3000=3800円と、「(検査の種類)審査依頼書」に貼り付ける400+1300=1700円の計5500円。(上の画像参照)

それぞれを所定の位置に貼り付け、次は隣の建物(福岡以外の陸運局でも別の建物なのか、わからない)のユーザー車検申請窓口にて「バイク屋でもらった4枚の書類」と「自分で用意する3枚の書類」をクリップで留めて提出。
最初、「4枚の書類」しか綴じていなかったので、「あんた、これ自賠責とか付いとらんよ」と、ぶっきらぼうな言葉遣いで声は小さいが親切なおじさん係員が教えてくれた。


しばらくしたら、内容を確認されたあと返却されるので、いよいよバイクの車検ラインに並んで待機。
バイク屋でお客さんの車検を代行している人と同じ列に、書類のそろった順に並んでいる。
指定の時間になるまでラインは開かない。

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このときヘルメットや荷物は邪魔になるので脇に置いておく。
書類は手に持って検査員に渡したりするので置き場に困るが、クリアファイルに入れてタンクとシートの間に立ててはさんでいる人が多かった。


いよいよ検査が始まった。
列の前から順に、若い検査員と共にブレーキランプやハイビーム、ウインカーの点灯確認。
車両の幅や高さ・長さを測っていく。
ボルトのゆるみ等の確認で車両を全体的にテストハンマーで軽く叩かれる。

高さを測ったときに問題が生じた。
前回のショップで受けた車検は、車両にスクリーンのついた状態の高さだったと言う。
もちろん、取り外したスクリーンは持参していない。
なんと言うことでしょう…。

検査員に「スクリーンありますか?つけれます?」と聞かれたので「予約からやり直しか…」と目の前が真っ暗になったが、「構造変更されますか?」との声。
構造変更と言うと、車両寸法を現行のものとは変更して申請することだが、以前バーハンドルを社外品に交換した際にショップで一万円ほどかかったような記憶が。
「構造変更すると一万円ぐらいするんじゃないですか?」と聞くと「手数料だけなので300円になりますね」と言われた。

一瞬、若い検査員がアイドルのように輝いて見えた。
「あ、300円ならお願いします。難しくないですか?」と聞くと「ちょっと待ってください」と書類を取ってきてくれた。

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<なぜか書類が増えるの刑>


必要事項は他の書類を参照しながらほとんど彼が書いてくれた。
バインダーも無いのにその場で記入し、書類のQRコードを読み込んでテキパキと対応していく姿がとても頼もしかった。

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<検査ライン>


とりあえず小屋の中に並んでいるベルトの上に車両ごと乗って、ブレーキとスピードメーターのテストを受ける。
スピードメーターはW650の場合、後輪からとっているそうなので、ローラーの上に後輪を乗せて無事クリア。
この、前輪か後輪かというのは車種によってまちまちらしいので、事前に確認すべし。
というかこの時『後輪乗せないと』と意識してたのに、極自然にテストは終わってしまったが、いったいどういうことか。検査員の計らい?

で、よく落ちるというウワサの光軸検査へ。
位置は少し前に進むだけで、合図に従ってハンドルを持ったままハイビームを入れる。
すると自動でスライドする機械が目の前に出てくる。
二回連続でヘッドライドの光軸を確認した後、二回とも×と出たので指示を待つ。

ベルトの終わった先に、マフラーに棒を差し込んで排ガス検査を行う機械がある。
こちらも純正マフラーなので難なくクリア。


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<また書類増えた>


先ほどの光軸検査で、どの辺りに軸が向いてしまっているかという書類をくださった。
これを手がかりに、あらかじめバイク屋で聞いておいた近くのショップへ向かう。
2千円で光軸直しを行っているそうだ。

すると先ほど、検査場に着いたときに挨拶した男性が近づいてきて「光軸で落ちたなら、この先のショップで直してくれるよ」と親切にも教えてくださった。
聞いていたのと同じ店だったので、どうやら光軸を直すときはみんなそこに行くらしい。


そのショップは3分と掛からない距離にあった。
先に四輪が入っていったのであとに続く。
1、2分もすると、もう前の車は終わったらしく私が車庫の中に進むと、先ほど貰っていた光軸直しの書類も要らないらしい。
1分ほどで作業は終わった。
2000円を支払い、再び検査場へ。


二輪の検査ラインは、自動車がたっっくさん並んでいる列の奥なのでとても入りづらい。
朝到着したときは、自動車の駐車場に空きがたくさんあったのでそこから直接アクセスできたが、すでに駐車場は満車。
順路も示されていないので、仕方なく自動車の列を縫って入ることにした。

後から見たら逆向きに入れば行けるようだったが、初めてなのでわからない。
自動車の並んでいる列を縫って入ったおかげで、列外に駐車していた車が周囲を見ずに突然動き出したので危うく轢かれかけた。
しかも二度ぐらい。
運転手は完全に周囲を見ていなかった。
本当に自動車は「この世界に自分しか居ない」的な挙動をする人が居て怖い。

ラインに並ぶと、光軸はクリアである●サインを二回出し、さっきまでが嘘みたいにすぐ通過した。


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その後、検査員に言われていた構造変更用の手数料印紙(300円)を購入し、「(検査の種類)審査依頼書」に追加で貼り付け。
この400円の印紙の絵がクラシックカーでかっこいい。


印紙を購入した後、車重を測定し、写真撮影(私の?と思ったら車両の。)をするのを待った。
20分ほど待ったと思う。
目の前をコンクリートポンプ車や山崎パンのトラックや大型トラックが、列に沿って進んでいく。
仕事をしていたときは、これらの大型車両は毎日何十台と見ていたが、なんだか久しぶりに目にした気がした。
改めて見上げるそれらの車両は、自分が思っていたより大きかった。


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自動車の検査がひと段落したようで、ようやく別の検査員が対応してくれた。
指示に従いバイクを鉄板の上に乗せる。
前輪だけ、と全体の2回重量を計測し、上のほうからフラッシュが光り、写真撮影をされたようだ。

検査員詰所の反対側が書類受取の待合所になっている。
室内はラインの場所より少しだけ涼しいので、入口あたりでトラックの運転手や、経営者らしき人が何人か談笑していた。
私は隅のベンチに座っていたが、なんとなく(精神的に)遠くまで来たなぁと物思いにふけっていたが今まで見えなかっただけで十年前に自動車の免許を取ったときから、見えなかっただけで表裏の世界に居たのだ。


そうすると検査員に書類が出来上がったと呼ばれたので受取った。
それらしき窓口に提出したところ、係員の男性に「書類が足りないので書いてきてください」と言われた。
おまけにその隣にいた女性係員にバカにするような目で笑われた気がした。
こちらは説明もなく何が何やらちんぷんかんぷんなのに、少し傷ついた。

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<詰所では二枚増えた>


しかし何処に行けばいいか判らないので再びユーザー車検受付の窓口に、ぶっきらぼうな言葉遣いで声は小さいが親切なおじさん係員を見つけて聞いてみたところ、相談窓口を教えてくれた。
相談するためにしばし待機。
再び眼が痛くなってきたので、いつ呼ばれるか判らない状態で待機するのが苦痛だった。



相談窓口の男性は必要な書類を出してくれて、何をどこに書くか丁寧に教えてくれた。
あとは記入して隣の窓口に出せばいいのだ。
ゴールが見えてきたので安堵した。
ここでも書類が一枚増えたけど、写真は撮っていない。

ところが記入が終わり提出をして、名前を呼ばれるまで待ったがなかなか順番が来ない。
子供が大声で話していたり、携帯電話で通話をする人の中、名前を読み上げる受付の女性は意地が悪いぐらい声が小さかった。
一時間ほど待機したところでもう我慢が出来なくなったので、受付の女性に問いただしたところ案の定すでに書類は返却するほうに置いてあった。
無事に受取り、解放された。かと思ったが隣の建物の窓口に行けという。
ここはナンバープレートを支給してくれる窓口のはず?と思ったら、窓口のギャルっぽい女性に同じことを言われた。
つまりもう終わっていた。今度こそ本当に解放された。


バイクに跨り目を開けると風を巻き込んで痛むので、再び片目運転で帰宅。

帰宅途中、また激痛が走ったので家族の助言で眼科に駆け込んだところ、眼科医は上まぶたの裏から一ミリにも満たない小さな小さな金属片らしきものを取り出した。
どうやら、冷たいまぶたの裏で見当たらなかったのは私ではなくコイツだったらしい(矢井田瞳)
恐らく舗装路の上に落ちていたゴミの一部だろう。

路上に凶器が散乱しているなんて、さすが修羅の国・・・と固唾を飲まずにはいられなかった(関係ない)
その一瞬の摘出劇に3000円ほど要求されたので悔しかったが、医師によると黒目部分の角膜を傷つけてたらしいので、失明を免れたと思えば安いかもね・・?


いままで快適性を求めてスクリーンを付けたり、フルフェイスヘルメットを被ったりしていたわけだが、それらによって無意識に目は守られていたようだ。
意識的に目を守ることの大切さを、バイクに乗り出して10年近く経ってようやく知りましたとさ。

みなさんもバイクに乗るときはゴーグルか、ガードの付いたサングラス、もしくはフルフェイスでシールドをしっかり閉めて目を守りましょう。


今回ユーザー車検にかかった金額
重量税¥5500
構造変更手数料¥300
自賠責¥11520
計¥17320
おそらく書類は一枚何十円とかする物をバイク屋で譲って頂きました。
点検費は別途。オイル交換などしても1〜2万円程度?
あれ、これだけ?安い!
と言うわけで今までショップで5万円近く払っていたのは何だったんだ、とは思わなかったけど(それなりに拘束時間があるから)半日ほど時間が取れる人なら費用は浮きますね。
全面的にバックアップしてくださったバイク屋Cさん、ありがとうございました!





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by aroundjapan | 2017-05-17 00:03 | | Comments(2)  

Commented by 会長 at 2017-05-27 11:18 x
車検お疲れ様でした!
僕ももう一台の方は車検がいるので参考にさせてもらいます。
親切に教えてくれない係員って自分で自分の仕事めんどくさくしてますよね。対人の仕事なんだし、そこで働いてるんだからスムーズに進むように対策しろと。
それにしても目、大事なくてよかったです。
Commented by aroundjapan at 2017-05-28 19:22
> 会長さん
おつかれさまでした!
SRXですか、SRVあたりもかっこいいですよね。乗ってみたいです。
周りは整備士の方やベテランユーザー車検の方ばかりなのでビビると思いますが、がんばってください👍
目は治ったみたいで一安心です( ´∀`)

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