人気ブログランキング | 話題のタグを見る

124日目 ひとり、函館の夜

おはようございます・・。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21013455.jpg

今朝の目覚めは最悪だ。
第一にこの場所は今流行りのポケモンGOで、ポケスポットとなっているらしく悪いことに明日も休日(この日は土曜日だった)のため深夜まで徘徊している人々が。
同じ人が何度もテントの前を徘徊していた。

それは良いとして、深夜まで人の声が絶えず、恋人のための祈りの鐘の下に空間があり軒下といえばそこしか見当たらなかったのでそこに張ったのがいけなかった。
深夜2時頃になっても鐘を鳴らしに来る連中がいたのだ。
もう呆れたが文句を言うわけにもいかないので、深夜3時ごろ地上の草むらに避難した。
フライシートは勿論張ったが、朝6時に猛烈な雨の音で起こされた。

これ以上濡れたくないのでさっさと撤収したが、今朝ほど寝た気がしない朝は無い。


雨は割とすぐに止んだので、ようやく手に入れた液体洗剤を用いて洗濯を行う。
荷支度をしていると、朝も早よからポケモントレーナーが徘徊を始めていた。
その中の一人だろうか?バイクに興味のある男性が、日本一周してんだと声をかけてきたので努めて明るく返す。


さて、気持ちを入れ替えて今日は白老町にて毎年行われる雑誌のBikeJinが主催する祭りがあるので出かける。
公式ホームページを見ると、今年はさらにパワーアップしているようだ。

道中、大雨でどうしようもなかったが白老町に着く頃には止んできていた。

今回の主な目的は試乗会だ。
ホンダやヤマハは勿論、ハーレーやBMW、KTMやアプリリアまでもが参戦。
そして目玉はバイク王の出展。
マッハⅢやNSR250、CB750Fourなど旧車に試乗できるというのだ。
どれも見かけることさえ珍しいバイクだ、これは乗らない手はない。

試乗会が始まるまで各所を物色する。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21013522.jpg

アプリリアの1000cc。
札幌でブイブイ言わせている(古い)ディーラーご贔屓の男性と話していると、流れで跨ってみることに。

これは大きい。
日本車もそうだが、1000ccを超えると大体のバイクはボディが大きく重くなり、非力な私では到底扱えそうにない。
あらゆる部分が電子制御で、例えばサスペンションもイグニッションを回すと初めて柔らかくなり多少足着きが変わるとか。

BMWなども現行車はディーラーのパソコンに接続しないと何一つ整備できないと聞いたことがあるが、こちらも似た感じだろう。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21013663.jpg

マッハⅢ。
福岡のバイク屋で見たことがあったが、並べてあると500ccには見えないほど小さい。
現行車の250ccサイズぐらいに感じた。
試乗は超人気で、早い段階で締め切りが終わっていた。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21013768.jpg

スズキ・gsx1100s 通称カタナ。
デザインは唯一無二の格好良さだが、ハンドルが鋭角過ぎて危険。
絶対に曲がれない。
というか怖くて試乗もしたくない。
キリンはこれで時速100数十キロ出すというのだから変態だ(漫画の話)

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21013894.jpg

ヤマハブースでYAMALUBEというケミカル類のお試しをやっていた。
バイクのところへ持参して試してくださいとのことだったので早速試すと、アライは新品だった頃を思い出してくれたように輝いた。
問題は撥水性能なのだが、効果のほどはこれからだな。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21013923.jpg

そしてCB750Fourを試乗した。
50年ほど前のバイクだ。
デザインというか色が良い。これは赤だが青や金も捨てがたい。
どれも現行車にはないプレミア感を放っている。

試乗してみた感想としては、これほど乗りにくいバイクに乗ったことはなかった!
現行車はレンタルバイクも含め何車種も乗ったことがあるが、何せ50年前のバイク。
アクセルやハンドル操作、ギアチェンジ、全てが乗り手の思うようにいかないのだ。
もちろん慣れれば難なく扱えるのだろうが、現行車の素直さに慣れてしまった私はタダで貰っても乗りたくないなと思うのだった。

ちなみにこれまでの写真は何度か同宿になった女性ライダーに撮影してもらったのだが、このタイミングではぐれた。
お互い本名も連絡先も知らないので今生の別れだ。笑

保険として500円払うことで何台も乗ることができる。
モトグッチなどの試乗に夢中になっていたら腹が減っていた。

空腹に耐えかねて、行列が鬱陶しいが、他に食べるものが売っていないので白老牛バーガーを食べる。
ブランド牛とはいえ値段の割に小さなバーガーだ。

場内をさまよっていると、熊本地震への寄付金を入れるとくまモンシールをくれるというので入れた。
これまで熊本地震には物資や現金で何度も支援してきたが、旅に出て始めのうちこそ九州出身だと言うと熊本地震に関する心配や気遣いの声を聞いたが、後半はほぼ聞かなかった。
もしかしてマスコミも取り上げなくなって、記憶自体が風化してきているんじゃないだろうか。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21014031.jpg

レッドブルの配布を行っていたのでちょうど喉が渇いていて一気飲み。

試乗は終わったので用事は済んだ。
函館に向かう!

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21014178.jpg

長万部のかに。
カニが最もダブルに近い色をしていると思うのだが、いかんせん気色が悪い。

函館に着いたらお目当てのラッキーピエロへ。
今日もNo.1セットで世界は平和だ。
よく見ると、ポテトにかかっているのはチーズではなくホワイトソースだった。
なるほど、それでラザニアの味がしたのか。
ハイな気分のまま、レトルト食品とハンバーガー柄の靴下を購入。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21014192.jpg

函館の倉庫前で。
構図を変えながらこの写真を撮っていて、ふと気づくと初老の夫婦に苦笑いされていた。

明け方のフェリーを押さえたので、ツタヤへ移動し時間を潰す。

ツタヤが閉まる前に買い出しをしてフェリーターミナルへ。
青森側の乗り場はそれなりに大きいが、函館側は建物がそれほど大きくないので居場所に迷う。

脱北するその前に、セイコマ新発売 秋鮭のクリームパスタの味を知っておかねばと食べる。
寝不足で身体の感覚がなくなってきたが、港の湿った夜風に撫でられるたび皮膚感覚が反応する。
バイクにもたれて、大して星も見えない夜空を見上げながら外でも寝れなくは無さそうだったが、時折入ってくる大型トレーラーの音が大きいので蛍光灯が明々と照らす待合室内部へ。
2時間ほど仮眠した。

124日目 ひとり、函館の夜_b0367657_21014225.jpg

大きく口を開けて私を待ち受ける本州。


走った距離
道の駅室蘭→コインランドリー探しつつ白老滑空場→セイコマで休憩→函館ラッキーピエロマリーナ末広店→赤レンガ→蔦屋→ハセスト→フェリーターミナル
323km

使ったお金
セイコマ カフェオレ¥86
セブン 水¥98
白老牛バーガー¥600
給油壮瞥¥1076
セイコマ お菓子¥98
ラッピ カレールー、パスタソース、靴下¥799
ラッピ No.1セット¥702
ハセスト焼き鳥弁当小 コーヒー¥570
セイコマ 秋鮭パスタ¥108
給油函館¥752
青函フェリー¥5000


ランキング参加してます。良かったら1日1回押してください。
にほんブログ村 日本一周(バイク)

by aroundjapan | 2016-09-23 08:43 | 日本一周 | Comments(0)  

<< 125日目 南下開始 123日目 硫黄臭に包まれて >>