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南の島旅 その4

おはようございます。

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湿り気を帯びた朝、ここは南の島だった。
カーテンを開けると海が見えた。
太陽は登っているようだが、今日も天気が悪いらしくその姿は見えない。
雨が降る前に少し歩きたい。見えている辺りまで行こう。


ベッドから起きたままの格好で手入れのしてある遊歩道を海の近くまで行くと、北の方向に雲がかかっていた。
雨を降らせているようで、真っ白になっていた。
体感風速と合わせて頭上の天気はめまぐるしく変化していく。

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海の上には雲の切れ間からある限定的な範囲だけ日が差していた。
見えている場所は晴れているのに、背後から雨が降り始めて慌てて宿に戻った。
支度をしたがすっかり目は覚めていたので朝食を食べにレストランへ向かった。

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きわめて標準的な朝食が出てきた。多すぎず少なすぎない。
時間はたっぷりあるので島のパンフレットを眺め、よく味わいながら咀嚼する。
同じレストラン内で初老の男女3人組が朝食を摂っていたが、彼らは何を目的に滞在しているのだろうか。
ふと、私がここにいる理由が自分でもよくわからなくなった。
何か特別に見たいものがあるわけでもない。
知らない土地に来ると、いつも何かを見なければならないと力んでいるが、昨日でそれもひと段落した。
見回すと自由に読める漫画があったのでそれを読み始める。
私にしては随分と堕落した時間の過ごし方だった。
ゆっくり過ごすのが目的の旅、というのはしたことが無いかも知れない。

漫画を一通り読み終えると本当にやることがなかった。
雨も止みそうにないがチェックアウト時刻が来るので車に乗り込み、ぶらりと山の上を目指す。
知らない道を走った。

行けるところまで行こうとすると、道はどんどん細くなり、標高は上がっていく。
軽自動車がやっと通れる幅の道路を進む。
雨風はどんどん激しさを増す。引き返そうにも戻れないので用心しながら頂上へ。
野生動物にでも出会いたいところだが、余りの荒れ模様に皆隠れてしまったようだ。
頂上へついても、辺り一面真っ白で霧に覆われたようになっていて何も見えなかった。
素人がエコツアーガイドの真似をするもんじゃない。
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低い位置へ降りてきたが、相変わらずの土砂降りだ。
バケツをひっくり返したような雨、とはよく言うけれどここで見る雨はプールがひっくり返ったような雨だった。
トイレに行くために車のドアを開け、ほんの3メートルほど移動したが着ている服も車のドアもぐしゃぐしゃに濡れてしまった。
気力を削がれた私は、エアコンを効かせた車の中でしばし休息をとった。
1時間ほどで天候は回復したので空港へ移動することにした。
海岸のすぐ近くで見た水路が茶色い滝になっていたのが印象的だった。
力強い雨雲は凄いスピードで西の海から上陸して再び東の海へ旅立っていったようだ。

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徳之島子宝空港(合計特殊出生率が全国平均の二倍近いらしい)は、飲食店や複数の土産物屋、さらには駅の改札口程度の改札機も擁し小さいながらも空港然としていた。
横幅はちょうどジェット機と同じぐらいの長さだ。小さくてもジェット機発着なところも一丁前である。
複数ある土産物やでレトルト食品などを購入したがどの店もクレジットカードが使えなかった。
さらには個包装されて更に袋詰めされた土産物を、昭和を思わせる鮮やかなハイビスカス柄の包装紙で丁寧に巻いてくれた。
会計をしながら、目の前で何が始まったんだと驚いたが、これが彼女らなりのもてなしに違いないと有難く受け取った。
日本の端の方へ行くと、所々時が止まっていて時空を彷徨っているのかと見紛う。
どんなものか気になる読者はぜひ徳之島へ空の旅をしてみてください。

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空港には早めに到着していたので待合所にて小一時間待った。
昼食を食べていなかったのでサーターアンダギー的なものを購入し小腹を満たす。
小雨の中、ジェット機へ乗り込んだ。

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あっという間に鹿児島空港に着いた。
車でいそいそと国分に移動し、目当ての店へ。
こちらのヒレカツは抜群に美味しい。
とんかつを食べるまでが鹿児島旅です。
3時間ほどで帰宅し、今回のミステリーツアーはこれにて完結。
今回は1泊2日の短い旅だったがマイルの消化という意味では十分充実した。


以下、リンクを載せておきます。

島料理の食べられるお店
リラクゼーションサロンや民泊もされているそうです。
おうちカフェ島じかん (松岡商店併設)

闘牛会場(闘牛のない時期はビデオで見れます)
徳之島なくさみ館

宿泊した宿
きむきゅら

徳之島エコツアー
徳之島のエコツアーガイド

ちなみに一気読みした漫画はこれです。(笑)



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# by aroundjapan | 2020-05-03 23:55 | 二輪以外の旅行 | Comments(13)  

新型コロナ感染拡大におけるツーリングについて。

新型コロナ感染拡大におけるツーリングについて。

この時期、ツーリングやバイク旅に出るのは問題ないという見方をされている人が多数いらっしゃるようです。
密集してないから・誰とも接触しないから感染リスクがない=OKではなくて、二輪に乗った時に事故や怪我をしないと言い切れますか。
私は二輪に乗ったが故に怪我をして、病院のお世話になった経験が何度かあります。
怪我をした事によって医療従事者の手を借りなければいけない事態になる事は大いに考えられます。
大切な人工呼吸器を1つ使う事になるかもしれません。

現在の医療崩壊リスクを背負った日本で、病院のお世話になるような可能性のあることを「しなくても生活の上で問題はないのに敢えてする」というのはやはりアウトだと思います。

バイク乗りが疎まれる存在とならないように。
また心置きなくツーリングできる日が来ることを待ちましょう。



# by aroundjapan | 2020-04-25 23:44 | | Comments(7)  

南の島旅 その3

ホームページを見てエコツアーガイドに予約していた。
インターネットで調べた結果、現在稼働しているのかわかりにくかったが携帯番号に連絡するしかないようだ。
予約先の男性は現在研修で本土へ渡っているとの理由で、Sさんという女性が迎えに来てくださった。
正しい知識を学び許可を受けているガイド・Sさん先導の元、徳之島林道山クビリ線を探検することに。

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街灯もない道をどんどん進み、真っ暗な林道へやってきた。
徳之島や近隣の琉球諸島でしか見る事の出来ない動物を見るツアーだ。
一番の目的は耳の短いアマミノクロウサギ
徳之島には100匹程度しかいないらしく(年代で変動あり)絶滅危惧種に指定されている。

※自然保護のため、2019年7月より当該路線は通行規制がかかり、個人で許可なく入場することはできなくなっています。

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あ!フェンスの扉を閉めて、車をゆっくり発信するとすぐにウサギのお尻が!
アマミノクロウサギに間違いない。
耳が短いのが確かに見えた。
決してすばしこい種ではないが、暗闇の中に黒い毛を着ているのでうまく撮影できなかった。

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雨で湿っているので舗装路のそこら中にアマミハナサキガエル
宮崎に住んでいた時、家の裏側が田んぼで雨天の折にはカニやカエルが駐車場に大勢遊びに来ていたのを思い出した。
Sさんの運転で彼らを踏まないように、ヘッドライトの先を注視しながらそろりそろりと進む。
カエルを撮影したが、Sさんの合図がないと車を降りることができない。
なぜかというと・・
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ぎゃー!ハブがいた。
死んでいるのかと思ったが、ぬらぬらとゆっくり動いている。
沖縄方面の人はハブを捕らえると賞金がもらえると聞いたことがあるが、なるほどこんな調子で出くわすのか。
勿論噛まれると毒があるので車を降りるときもSさんに周辺を確認してもらってから降りる。

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大量のチョコボールはアマミノクロウサギのうんち。
道の真ん中に大胆に糞をするのは珍しいと思ったが、ウサギには天敵も多いので(最近では野生化したネコが襲うなど諸説あり)敢えて茂みから距離を置いて用を足しているそう。


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かわいい看板。交通事故死が目立つらしい。
実物は何度か見ることができたが、結局写真にはうまく収めることができなかった。
島内各地でウサギの写真を目にしたが、クッキリハッキリ映っているものは無かったのでそんなものだと思う。

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徳之島の固有種、オビトカゲモドキを発見。
しっぽが生え変わった状態だそう。確かに少し不自然。
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この子、5分間ほど微動だにせずシャッターチャンスをくれていた。
懐中電灯に照らされた姿は古生代の恐竜そのもの。
凛々しくて格好良い。私よりSさんの方が興奮気味に撮影していた。

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こちらはしっぽが生え変わる前のオビトカゲモドキ。
こちらも例に漏れない、キメポーズのまま静止していた。

満足した帰路、Sさんは徳之島に生まれ結婚してUターンでエコツアーガイドを始めたことなどを熱心に語ってくださった。
その思いはとても強く、徳之島の自然への愛も伝わってくる。未来へつながなくてはならないものへの使命を背負っている。
徳之島の地域おこしになくてはならない人物だと感じた。

つづく

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# by aroundjapan | 2020-04-21 18:20 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)  

南の島旅 その2


到着したのは徳之島。

ミステリーツアーとは言え、3週間ほど前に行き先と便名は知らせてもらえるので、下調べしておいた。

島の名を聞いたことはあるがテレビに特集されてるのも見たことがないし、主産業は農業で観光地らしいものはこれといってなさそうだが、一泊二日の予定。

梅雨時期なので天気は悪い。着陸時は雨がぱらついていたがレンタカーを借りているので動けなくはない。

ちょこちょこ気になったものを回っていく。



まずは犬の門蓋(いんのじょうふた)。ごつごつしていて黒い。

読み方も分からないし、ただの岩だろと思っていたが起源があるそうだ。昔大飢饉のとき、飼っていた犬が人間や家畜を襲うので個々の海岸から放り投げたらしい。

このあとも何か所かビーチへ行ってみたが、徳之島は砂浜というよりは隆起サンゴ礁でできた硬い岩のような地形でできた海岸が多く広がっている印象だった。

奄美諸島群の食文化を知りたいと思い、「島ご飯」なるものを食べてみたかったので、インターネット上で探した個人商店で食べさせてくれる店を予約していた。

雨でろくにすることもないので、レンタカーで人通りの少ない県道を南下し犬田布地域にある店へ一直線。


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10分ほど待たされて畳の上に座ると、バナナの葉らしきものに盛られたいくつものおかず。

グルクンのから揚げ、分厚い葉は長命草の天ぷら、あおさの炒め物、玉子おにぎりには白ゴマや豚味噌が入り、こちらも葉で包まれている。

貝殻に盛られたのはジーマミー豆腐。じゃがいもは徳之島のブランド・春一番だそうだ。

左上はふなやきという小麦粉のデザート、これはちょっと苦手。

このほかに鶏スープなど付いた内容で1500円。

島=地方だからって安いわけではないが、地元民の住宅に入れるいい機会だし、雨で行くところもないのでちょうど良い。

ゆっくり過ごし南の島時間を味わう。食後の茶が渋い。

茶を味わっていると、商店の女主人の孫?らしき男の子の友達が遊びにきたらしく、いい意味での公私入り混じった生活を味わう。

お腹いっぱいになって玉子おにぎりを持ち帰ることにした。


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松岡商店の外観。日本の果て、もしくは島でよく見るコンビニの前身・個人商店の奥の住宅スペースで食事を提供している(要予約)
マッサージもしているそう。
雨が上がったのでおすすめの場所を教えてもらい、予定がないため向かうことにした。

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犬田布のメランジ堆積物。
1億年前に海溝で多種の地質が混ざり堆積、隆起した堆積物は珍しい物らしく、琉球列島の成り立ちを確認できる場所として県指定天然記念物になっている。
メランジはフランスで広く食べられている菓子のメレンゲのことだそう。
そんな貴重な地質が頭をぶつけそうな位置に無造作に積層しているのが「ゆるい」。

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鹿児島より南側にできるアダンの果実。



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フナムシがすごい速さで歩いていく。

スニーカーを履いた私はサンゴ隆起の尖った面を踏みながら歩み進めていく。折れそうなほど細いが全く動じない。

石灰質のように軽そうだがとても硬い。

中国語の書かれたゴミが所々にはまり込んでいた。突起面から足を踏み外すと水たまりにいるヤドカリを踏みそうになる。

ふと足元から見上げると見渡す限り同じ地形が続く。


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釣り人がいた。

見れば見るほど緻密で不思議な地形が広がる。

ミクロであってマクロのような、微生物の世界が宇宙にそのまま繋がっているような不思議な気持ちになる。

水際まで行っても想像がつくし、疲れてきたので引き返す。

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ドライブしているといくつもの小規模な牛舎に行き当たる。

徳之島には動物が多い。

唯一の観光資源である闘牛の黒い牛や、民家で飼われているヤギ。島には珍しくないのかもしれないが猫。


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戦艦大和の沈没慰霊碑。

岬だから当然だが、野原を蟹が歩いていることに驚く。

小さな身体にハサミを掲げて一丁前に人間を威嚇していることに感動した。

朽ちてしまった遊歩道。駐車場に車を止めて歩いてくる間も、観光地の割にあまりにも人が居ないので、夢を見ているような気分になった。

とりあえずは慰霊のために祈った。

海のそばに何故このような巨大コンクリート構造物を建てたのか問いたい。鉄筋が存分に爆裂している。

駐車場の前に廃墟と化した民宿が放置されていた。

営業されなくなって何年経ったのだろう、海のそばは建物が痛むのも早い。

ヤギと戯れる。青い鳥が歌っている。

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島の車はみんな安全運転だ。時速40キロで進む。

荷台に犬を乗せているトラックもいる。犬は荷台の上を左に、右に、飽きるまで往来していた。

ガジュマルの木を見にきた。民家の前で道も細く、車に乗ったままの鑑賞となった。

私の家のベランダにあるガジュマルもいつかマンションを覆い尽くすのだろうか。。


島でよく見たのはUCCコーヒーの自販機。缶ジュースは大きいサイズが基本らしい。内地からの運搬が楽だからだろうか。

島唯一の観光資源であろう闘牛場は本日興行がないため練習場を覗き見た。

農業の時期が終わると闘牛を行う。闘牛の様子は200円払えばビデオで見せてもらえる。

日本中に何か所も闘牛をする地域があるらしい。知らなかったので意外に思った。

闘牛と関係があるか不明だが、島の人が歌う民謡は北海道から来たものだとか言っていた。

これはと目を凝らして起源を知ろうとしても、実はいい加減なものという事も偶にある。

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サンゴの骨でできた浜。

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宿の近くにあって何度も通った松田商店。

島にはコンビニが珍しく、こういった商店が標準。

フタバというメーカーのアイスを買ってみた。


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別館として併設された部屋に通された。

と言っても廊下は外廊下で、内部は狭いビジネスホテルのよう。

清潔さは星三つといった具合だ。不足はない。

併設されたレストラン(というかレストランが主体かもしれない)にて夕飯に鶏飯を食べたが、これがとても美味しかった。

夜はエコツアーに予約していたため、ガイドが宿に来るのを待った。



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# by aroundjapan | 2020-04-05 23:18 | 二輪以外の旅行 | Comments(4)  

南の島旅 その1

お久しぶりです。
仕事で人並み以上にパソコンを見続けているのでブログを書く作業から遠のいていました。
書きたいことはたくさんあるんですけど。


去年の初夏に使用期限間近のマイルが貯まっていたのでどう消化(駄じゃれ)探していると、JALがキャンペーンをやっていたので文字通り便乗してきた。
そのキャンペーンの名前は「どこかにマイル」(これも駄じゃれ・・)から派生した「南の島のどこかにマイル」
どこかにマイル自体は羽田空港もしくは伊丹空港から往復格安マイルで日本のどこかにフライトできる、いわゆるミステリーツアー。
福岡在住の私が利用するとしたら羽田か伊丹経由の乗り継ぎになるので、利用する可能性は会社員である限りほぼないだろう。
しかしそのキャンペーンが好評だったのか、運営上の効率が良いのか、南の島バージョンが誕生していた。
鹿児島空港か那覇空港から南方の離島にフライトできるらしい。
出発地と到着地、大体の日時は指定できるのでこりゃいい!鹿児島空港なら3時間ほどで行けるし楽勝!と速攻申し込んだ。
何より南の方はバイク旅では効率が悪く、攻めようがないのでいい機会。本土はどこに行っても大体行ったことあるからね。

まずは鹿児島の道の駅にておはようございます。
金曜日の仕事の後に車中泊した。

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早朝にもかかわらず、なぜか既に足湯が満ちていたのでありがたく入らせて頂く。
ぬるすぎず、気持ちがいい。
日課らしい散歩中の高齢男性らがちらほら。
と言っても周囲に民家も少ないようなので夜中も車の走行音以外はほぼしなかった。
走行音は断続的に鳴るので車中泊には意外と厄介なことが判明したのだが。

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私も車に乗ってご近所パトロール開始。
マップから目星をつけて適当に立ち寄った神社がなんと君が代発祥の地。
ほんまかいな。
さざれ石がすぐそこにあることで却って胡散臭さが一気に高まるんですが・・。


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季節は6月になったばかりなので紫陽花が綺麗。
九州南部は夏訪れるに限る。土地の持っている魅力がぐっと引き立つからだ。

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宮崎に住んでいた時に知って探して回っていた田の神(たのかみ)
近くに二体発見した。地元の人で地域を作って管理している感じが伝わってきて都会にはない暖かさを感じる。
日本中が本来こうあるべき。昭和初期ごろまでならそういった格差のない統治がされていたんだろうなぁ、きっと。
昔のことを考えるとその時代に行って見てきたいと思うのは私だけだろうか。割と頻繁に思うがまだ今のところタイムスリップしたことはない。

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今回、鹿児島に前乗りしてまで立ち寄りたかった池。
鹿児島に住んでいた時期のある父が教えてくれた、マイナーな祁答院町の藺牟田池。漢字の読み方もぴんと来ない。
小高い丘の先にあるラムサール条約に指定された湿地。人間がほぼおらず、穏やかでとても気持ちのいい場所だった。
父は私と感性が似ているので琴線に触れるものが近いらしい。

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鴨が餌を貰おうと賑やか敷く近寄ってきたが、その背後から白鳥が威圧感を出して音もなく近づく。
鴨が散開する。
私は動物を対等に愛しているので人間の食べ物などで餌付けは行わない主義。

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遊歩道の寂然とした売店からは昭和の観光地だったんだろうなと思わせる古臭さが立ち込めていて、その場の時を止めていた。
私の中の鹿児島県(とくに南部)に対するイメージはおおよそ、この通り。
たまに味わいたくなる風景だ。


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自然と動物がいっぱいで癒される。白鳥が車道を横切って歩いているのには驚いたが、それぐらい人がいない。
ここだけの話、赤とんぼをまじまじと見たのは初めて。
日本一周した理由の一つに、私には根本的な日本教育が必要だったことが挙げられる。
九州の雄、と称される私の地元には全て揃っているようで本当は何もないのかもしれない。

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記念に麓の公衆浴場へ立ち寄った。
温泉の主人に「あんた見ない顔だね!サービスだよ!」と無料券を頂いたので再訪予定。
何度も確かめるほど元の値段が安いけれど。
鹿児島市内の割と近傍にも令和時代には物珍しいひなびた温泉街があるので時間をかけて巡りたい。

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続いて少し足を延ばしパワースポット?である蒲生の大楠へ立ち寄り。実は2度目。
以前は(これも著していないが)友人と九州一周したときに訪れた。
初夏の楠も元気で漲る力を感じた。
パワーを貰いすぎてバンパーに穴をほがしたのはここだけの秘密。
溝部鹿児島空港から登場するのはもちろん初めて。
およそ1時間の空の旅であっという間に目的地に到着したのだった。


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次回へ続く。

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# by aroundjapan | 2020-03-15 12:28 | 二輪以外の旅行 | Comments(4)