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50日目 佐渡・南半分その2

つづき

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宿根木には猫もいた。

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南側も北側とそれほど変わらないが北側の方が岩礁が特殊で面白かったように思う。
狭い道幅で、隧道の向こうに海が見えるのがなんだかくすぐられる。

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するめが名物なのか?

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海の近くで儀式が始まろうとしている。。

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気がつくとカモメと並走していた。
立ったまま跨って風を切っていると、鳥になった気分。


昼ごはんがハーフなのでお腹が減ってきた。
港のラーメン屋が美味しいとの情報を得て、出航の数時間前に行ってみるも開いてない。
ランチだけなのだろうか。
空腹を抱えてハンターの眼で国道を走る。
たまらずオープンしたての様子のパン屋でイートイン。
カレーパンとチーズトーストでお腹は落ち着いた。

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これを飲むのを忘れてた。
佐渡牛乳。
開いて畳み直すとトキになる。
味は普通。

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やはりデカイよ おけさ丸。

船内は最終便だからか、ガラガラ。
バイクを預ける時に再び19歳のコが担当してくれたので、降りる時に私服で出てきた彼と連絡先を交換した。
仕事がんばれ!帰り道もしくは九州で会おう!

新潟港で降りると車で大渋滞。
適当なところで道を曲がり、住宅街の銭湯に入った。
バイクを停めたところで男性に声をかけられるも、夜なのでやや警戒してしまう。
後で見るとご夫婦で来られていたので上手く話せれば良かったのに。
これも縁である。

適当に温まり、今夜の寝床は道の駅。
夜から雨なので東屋の下のベンチで先客が寝ていたが、誰もいないよりマシとも取れる、と思い仲間に入れてもらった。
寝る前に変な人が来たらとか色々想像を巡らせたが、目が覚めると朝が来ていた。


走ったルート
宿→佐渡金山→長三郎鮨→宿根木→県道45で両津港→フェリー乗り場→みどり湯→道の駅豊栄
203km


使ったお金
佐渡金山¥1400
ブリカツ丼¥1000
飲食代¥610

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# by aroundjapan | 2016-07-01 22:28 | 日本一周 | Comments(0)  

50日目 佐渡・南半分その1

おはようございます。

ユー○ホステルで快適な目覚め。

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朝食はこんな感じ。

全体的に値段なりの料理。
やはり期待しすぎた私が悪かったようだ。

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ユースのパンフレット置いてあるところにダイレクトメールや、お婆ちゃんの老眼鏡が紛れていて脱力。ゆるふわ系。

まずは佐渡金山。
見るものによってコースが分かれている。

各々のコースは正直見なくても良さそうな程度だったので、両方見れる遊導坑というコースにした。
所要70分予定というので見応えがありそうだ。しかし1400円は高い…

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坑内に入る。
朝から来たのはツアー客などが居るとごちゃごちゃして煩いからなのだが、今回は人が居なすぎる。
前後100メートルの薄暗い行動には私一人きり。
しかも一歩入った途端に気温が10度程に。
少しビビりながらも見学。

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工場を見て回る。
工場の意義って動力が一カ所にあるからだという事を初めて意識した。
モーターのベルトが天井に掛かっていて、元をたどると同じ場所から来ているから。
ベルトをかける場所を変える事で変速する。まさにモーターの原点。

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昭和20年代に製作された佐渡金山を取り上げたテレビ番組の録画ビデオが非常に勉強になった。
6分の内容だが、短いだけに冗長ならず情報が集約されているので、もはやこれだけでも良いのでは?と思うぐらい。

初めて来た人はまず佐渡金山の概要を知る必要があるのに、この金山はまず坑内へ見学客を押しやる。
道遊の割戸というのは、金脈が山頂から直下へ続いていたため、長年の掘削によって山が二つに割れてしまったというもの。
これもいきなり順路に沿って歩いて行った先に見せられてもよく意味がわからないではないか。
その途中にある神社も然り。
ルート図に説明文を簡単に書いてみてはどうだろうか。

坑内作業に使用する削岩機やヘッドライトが展示されている工場が最も見応えがあったように思う。
ドリル一つとっても現代と違いかなり大きい。
穴を開ける・溝を切るなどの現代なら一つの機械で集約して出来そうなことが、馬鹿でかい機械でそれぞれ開けるのみ・切るのみとなっている。
ここに時代の流れを感じるし、こんなに重いヘッドライトとバッテリーを毎日持ち歩いてまで作業して、金脈発掘がどれほど価値の高いことか伺い知れる。

なぜか順路に組み込んであるお土産屋で金ぴかのキーホルダーなどに囲まれたあと、再び坑内へ。
今度は江戸時代だ。
疲れたので受付のお姉さんにあと何分あるのか聞いてみた。笑
300mで30分らしいので(どう考えても計算がおかしい。峠道か?)頑張ることにした。

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蝋人形の動きがリアルで、奥や頭上など意外な所にもいるので坑内を一人で歩くよりもある意味怖い。

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そんな中、完全ににわかせんべいを見つけた。
新しい金脈が出てきたときにこのイベントが起こるらしい。
入場料分だけ歩かせられた佐渡金山。

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長三郎鮨。
ブリカツ丼ハーフに。
カツは新潟で食べられるタレカツと同じ味付けで、好きに決まっている。
小鉢に入っているイカの刺身と、お味噌汁を飲んだ時に確かな味を感じた。
次は絶対に寿司を食べよう。

あとは南半周だけだが、見たい場所の残るひとつ、宿根木海岸でダラダラした。

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水中を撮影したら、なんかいた。

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古い建物が立ち並ぶ一角へ、
紫陽花と宿根木の町。
ウワサの吉永小百合の家(違う)も見たけど、大したことなかった。

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川に大きな蟹が普通に居ることの方が興味深かった。

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たらい舟のおじさんが執拗に勧めてきたが、暑過ぎるし磯で遊んだ方が面白いので他の客を傍観。

つづく

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# by aroundjapan | 2016-07-01 22:26 | 日本一周 | Comments(0)  

49日目 佐渡・北半分

おはようございます。

今朝は早いよ。
4時半起床。
駅前のすき家で無理言って、5時数分前に朝食をフライングゲット。
この旅に出て牛丼屋の朝食は初かな。

今回の旅で二回目のフェリー航送。
佐渡汽船に乗る。
貨物や引越し車両ばかりで、カーフェリー乗り場にまだ観光客の姿はない。
料金の支払いに新潟港のカード読取機が故障で使えないそうなので、両津港で支払う。

初めてのフェリーはまず探検してみるのだが、この船は大きい。
エスカレーターがついてる6階建てのフェリーなんてそう無いだろう。

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…だそうです。
直江津では見たけど、新潟に350号線なんてあったかしら。

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探検も終えて、2等室でゴロゴロしていたらアナウンスが流れ、窓から佐渡島が見えた。
いつの間にか眠っていたらしい。
山の上はやけに靄がかかっている。
接岸する頃、どうせ二輪の降車は最後だろうと思いながら車両階に降りると案内に来たフェリー乗務員。
乗務員というよりも若い男の子。
福岡からですか?バイク旅してて〜と話した後、若いですね。って言うと、まだ19歳で今年ハタチらしい。中型自動二輪に乗っているらしい。
平成8年生まれが働ける年齢だという事に驚く。
時の流れに唖然としながらも国道350号線を直江津側へ行くと、トキ観察センターがあるらしいので訪れた。

トキと言えば、昔話題になったぐらいの記憶しかなかったが、平成11年に日本産のトキが絶滅して中国からつがいを貰い雛が生まれた、というのが概要らしい。
17年も前だったのかと再びトキの流れ、いや時の流れに落胆した。
そのトキ誕生したヒナ・優々の成長記録ビデオなどに見入ってしまった。
栃木の県立博物館を見て以来、私はこういう類のものがすごく好きなんじゃ無いかと自分で思う。

少しせっかちな所があるので普段は効率を重視し、如何に要点を捉えるかばかり考えていた。
じっくり細部まで見たり・聞いたりする事が今は出来る。
今のうちに色々なことを吸収しよう。

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話は逸れたが、トキは前述のとおり「国内産のものは絶滅してしまったが、中国や韓国にいる種も遺伝子解析結果、全く同じ種であることがわかり中国産か国内産かである事には拘っていません」と断言してあったが、これが仮に国内産のつがいが見つかり繁殖に成功していたとしたら違う事を言うような気がする
…なんて思う天の邪鬼は私だけか。
学名をnipponia nipponというのが強調されていた。

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トキの顔って実は全然可愛く無いのに、キャラクター化した途端に癒し系みたいになっている。
ふれあいセンターではやけに遠くにトキが見えるだけで、資料館だけで十分だった。

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行く先も決めていないので、国道350号から逸れて県道45号(佐渡一周線と書いてある)を、七浦海岸の方へ走っていると何やら住民たちが集まって神事らしきことを。
バイクに跨ったまま邪魔をしないように見学していると、近くにいたおばあさんが「近くで是非見てらして」と仰ったのでヘルメットを脱いで近寄ると、まぁ女性だったのねって驚かれた。髪が伸びたからかな。


法螺貝を吹くおじさんがいたり、神主が集まった住民たちが頭を垂れる前で大幣を振ったり、横笛を吹いたり、炎天下なのでお神酒やジュースが振舞われ、籔カゴに奉納を募っていたので少し入れさせてもらった。

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近寄って見て良いよと言われたので撮らせてもらう。
近くの二つの部落が合同で神社から神輿を積んできて、この広場で集合し、また神社へ積んで帰るそうだ。
少し前までは神輿を担いで一軒ずつ回っていたそうだが、若い人が部落から居なくなってきているのでやむを得なくこの形で執り行うようにしたらしい。
おじさん達に囲まれ、「佐渡にヨメに来てくれよぉ〜」などと言われ、無口なおじさんにこっそり「ん。」と突き出されたジュースを頂いた。
暑くて喉が渇いていたので嬉しい。

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二見の海岸。
豪華客船飛鳥が寄港していた。
港の周りは浅瀬なのか、小型船で行き来していた。

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この海岸のすぐ先に、まさに先程聞いた一軒一軒のお宅を訪ねている神輿の組を見た。
男性が何人か活躍していたが、彼らも決して神事に関して先行き安泰というわけでは無いのだろう。

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尖閣湾のあたりには海岸段丘。
緑がかって見える岩礁は凝灰石によるものらしい。

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海からせり出した岩盤を見ていると、日本の成り立ちを感じる事が出来る。

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45号線を途中から山側に折れて大佐渡スカイライン。
ここに入る前に立ちゴケした。
Uターンしようとしたら意外と勾配がきつく倒れる車体を身体で持ち直せなかった。
一瞬の出来事だった。
幸い怪我も破損もなく、自力で起こせたので良しとする。
スカイラインは、見ての通り霧に満ちていた。

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変わって田園風景。
車もほとんど来なくて穏やか。
手入れされた水田と、輝く水面に映る青空は日本の宝だと思った。

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北端にある二つ亀。
砂洲で渡れる陸繋島。
他には無い風景が次々訪れる。
ここはキャンプサイトになっており、佐渡滞在がもし長いなら泊まってみたいと思った。

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大野亀。
海外に来たようだ。
さらば青春の光のラストシーンが思い浮かぶ。

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宿で先に風呂を勧められ入り、夕食。
海産物を期待したのだが、出てきた魚はなんと岩魚。
なんで佐渡で川魚?
私と同じに、熱いものも冷めていた。
宿には釣り客と初老の夫婦の計3組。

宿のおばちゃんが面白く、行く前に電話を掛けての対応「海老食べれませんのでよろしくお願いします」と言う私に「そんなもの出ないわよ。ところであなた男の子?予約は女の子のはずだわよね」だって。

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税金の無駄遣いと思われる大きな橋がかかっていたが、そこに忍び込んで見た夕日は最高だった。


走った距離
ネットカフェ→新潟港→R350→県道45→大佐渡スカイライン→県道45→宿
284km


使ったお金
フェリー往復¥12680
ネカフェ泊¥1620
宿代¥6000
トキ資料館¥400
飲食¥518
奉納¥100

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追記
立ちゴケしたあと、空腹に耐えかねてイカ焼きを食べたのだった。

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# by aroundjapan | 2016-06-29 16:03 | 日本一周 | Comments(4)  

48日目 新潟県下ぐるぐる

おはようございます。

昨日洗濯しといたものも全てちゃんと乾いた。

部屋で無料コーヒーと朝食を済ませ、快適なのでグダグダ。
9時過ぎて出発。
特別目的地は無く、ただ新潟市内に泊まるだけしか決めていなかったのでイベント等で名前を聞いたことのある道の駅いりひろせへ向かう。

新潟名物タレかつ丼(長野でも聞いたような…)をまだ食べていないので昼食にし、昼過ぎに栃尾名物と幟が出ていて気になる油揚げを食べよう。

道の駅へ向かう国道は山に囲まれ、それほどきついカーブも、通行する車も少なく走りやすい。
着いたらほぼ誰も居なかったが、入口でペッパー君が迎えてくれた。
案内で「大きな声でペッパーと呼んでね」とあるので、何度か呼んでみたがうなだれていて返事しない。

交信するのを諦めてお土産屋のスペースへ。
地元の方のご好意で無料お惣菜の振る舞いがあったので頂いていると、おじいさんおばあさん達が何組もやってきた。
一通り見終わってまたペッパー君の前を通ると、誰かと交信したらしく上を向いたまま止まっていた。

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怖い。
話しかけると、前日に新潟でAKBの総選挙が行われたそうでそれによる経済効果が15億円なんだよ!と嬉しそうに言われた。
何のニュースだよ。と思いながら そっか…、とだけ呟いて出口の方へ。
名残惜しそうに身体を回転してこちらへ向けていたのが印象的。

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笠とか藁靴が売ってあった!
雪国って感じ…

走り出すとき、一人のおじいさんから「頑張ってね」と声かけられる。

同じ道を行くのがどうにも嫌いなので、所要時間とお腹の具合を見つつ魚沼経由で小千谷のタレかつ丼発祥の店へ。
その名もとんかつ太郎本店。
タレかつ丼は長野のソースカツ丼と違い、あっさりした醤油のようなタレがかかっている。

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私はジャンクな味付けのソースカツ丼より、こちらの方が好みだ。
いや毎日でも食べたいぐらいなので、かなり好きだ。
よそでも売って欲しい。
カツの枚数が選べるので少ない方で。
700円でサラダと味噌汁と漬物が付いておりお得。
食後のコーヒーもサービスだ。
満腹になり、栃尾揚げのためにお腹をすかせようと中越地震防災センターへ。
一階では小千谷のアマチュアカメラマンによる写真展がやっていた。
開放していたので見させてもらうと、素晴らしい写真ばかりで驚いた。

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朝焼けや夕日と田園風景、棚田、雪原がとてもリアルな絵画のように写実的だが無駄無く映し出されている。
撮影者は東京出身で小千谷に移住されたそうだが、一堂にこれほどの景色を見せて頂いて感謝したいほどだ。

二階に防災の展示がしてある。
中越地震は私が高校生ぐらいの頃にあったので風化して忘れられつつあるが、今一度どういうものだったか日本人として意識しよう。
熊本地震では直接的な被害者ではないが、福岡西方沖地震でそれなりの揺れと恐怖を体験した私。
一晩で余震が何度もあり、ライフラインが寸断される事の恐ろしさは想像がつく。
その後の避難生活において電灯の結論など雪国ならではの障害もあったらしく、土地に合わせた仮設住宅の必要性を感じた。

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目を惹かれたのがこちらの解説用画面とイヤホン。
黒い薄くて軽い液晶の付いたカードみたいなものを壁のマークにタッチすると、文字とイヤホンを通した音声によるガイドが流れる。
個別にガイドを聞けて文字を読むことで頭の中が整理できて、スマートフォンみたいにオシャレで画期的。

被災者の体験談で養鯉業を営む方が登場したが、ちょっと待て養鯉業って何だ。

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街中で錦鯉を見てた。
これだったのか、小千谷は養鯉業が盛ん。


長岡の栃尾まで戻り、老舗の豆腐店で栃尾揚げを購入。
幅は普通の油揚げと同じだが、長さは手のひらをいっぱいに広げたよりも大きくボリュームがあった。
味は、うん、油揚げ。という感じ。
ワーワー言って食べるものでも無いかな…

ここでもお客さんのおじいさんに話しかけられ、日本一周気をつけてなと。

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そのあとは三条→燕と出て、シーサイドラインを走る。

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日が暮れていくので、年中常設と思われるガランとした海の家が立ち並ぶ海水浴場の隅に座り夕日を眺めた。

夜はネットカフェでラーメンを食べて就寝。
ノルマも無く、あてども無く旅らしい一日だったように思う。もう少し会話が欲しいけど。


走った距離
見附→道の駅いりひろせ→とんかつ太郎小千谷本店→中越地震記念館→佐藤豆腐店→シーサイドライン→新潟市内ネットカフェ
230km

使ったお金
ネットカフェ¥1680
タレかつ丼¥700
栃尾あげ¥200
給油¥1114

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# by aroundjapan | 2016-06-28 18:27 | 日本一周 | Comments(0)  

47日目 新潟・古い町並み

おはようございます。
暑くて目が覚めた。
新潟は冷えるだろうと思ってヒートテック重ね着してたのを、目が覚めるなり脱いだ。笑

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朝ごはんは凝ったものを…
なんて。お湯を入れてできるカルボナーラ、沸かしているだけ。
汗をかきながら撤収作業。

道の駅越後出雲崎天領の里へ向かう。
途中、柏崎刈羽原発の横を通った。
日本各地の海辺の広大な土地のうち数パーセントは原発が占めている。
原発の是非を問う、北関東の人は諦めているようだ。
しかし福島より程遠い九州に住む私からすると、とても敬遠すべきことが沢山あると感じた。

海岸にはサーファーも出ている。
こちらでも出来るのね。

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道の駅には砂浜で遊ぶ親子連れ。
また、かなりの数のバイク乗りが集まっていた。
日曜日のシーサイドラインはこれだ。
私はバイク乗りが群がるのが嫌いだ。
たまに走る分にはいいけど、傍目には爆音で道を、駐車場を占拠し群がって若手にクダをまいたり大声で騒いでいるようにしか映らない。
全く以ってうんざりだ。
バイクに乗るって、もっと開放的で自由な事じゃないのかって問いたい。

朝から27度ある気温に熱せられた身体を冷やすため、塩もなかを食べた。
汗もかいたからね。

しばらくブログをサボっていたので記事を書いたりしているうちも、隣にいたバイクグループが大声で騒いでいた。
いい歳してバイクを出汁にして、はしゃぎたいのだろうね。

昼食は国道沿いの、涼しげな名前の店で海鮮丼にした。

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1300円にしては、、あまりだったかな。
イカも白いし、貝類も味がない。
正直地元で食べる海鮮丼の方が安くて美味しい。
この価格だと温泉もセットになるぐらいで、コスパが違いすぎる。
もう新潟だからと言って海産物に過度な期待をするのはよそう。

暑いのでどこか休める場所をと思い、目の前にある弥彦山を走り山頂へ行こうと思った。
山頂ならいくらか涼しいだろう。
くねくねした弥彦山スカイラインを5キロほど走ると開けた山頂には、昨日見たような斜面の昇降機と、360度回転しながら昇降するタワーが動いていた。

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休日なので人出もそこそこあった。
駐車場にはハーレーが30台ぐらいいた。
車の走り屋も多く、オフ会などが行われる場所のようだ。
車両の熱気のせいか気温も下界とほとんど変わらない。
全く休めそうにないので一通り見て回って、反対側の道から降りることにした。

※後日追記※
弥彦山スカイラインは終日二輪走行禁止だそうです。標識が出ていたようですが気付かず入ってしまいました。ご注意ください。


天気予報によると夜中から雨が降るようだ。
本当に夜中だけ雨が降るなら道の駅にテント張ってもいいかなと思っていたが、早めに降るかもしれないのでキャンプ場も下見。
そのそばにあった施設は人気がなく、ソファが置いてあったので暑さとキャンプで疲労がたまっていた私は眠ってしまった。
何人か利用者が出入りして、1時間ほどあと目が覚めた。

迷った挙句、見附という町にある安い宿に泊まる事にした。
外に出ると雨が降っていたからだ。
宿に向けて移動しているからか、雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、段々強くなってきた。
そして宿に到着。
綺麗な設備で、普段着の女将が出てきて車庫にバイク入れていいよとのこと。
すでに濡れてしまったのでカバーを掛けるのも気が引けた、気遣いがありがたい。

雨は本降りになっていたので、着替えたあと食堂にある無料のコーヒーで一服。
一日暑かったため冷房の効いた部屋が嬉しい。
雪に閉ざされるこの地域も着実に夏に向かっているのだな。

空腹を覚えたので傘を差して町を散策した。
いつか長岡の花火大会に行った時みた風景と同じような光景がそこにはあった。
しかし見附の町の方が古いまま残っているようだ。

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狭い路地に家とスナックがひしめいている。
道路は軽自動車の小さいのがやっと通れる程度。
雪かきを楽にするためだろうか。

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日曜日なのでほとんどの店が営業していない。
商店街は道路の部分だけ残し屋根で繋がっている。
これも雪国ならではの工夫だろう。
柱を見ると、型枠大工の使いそうなサポートジャッキのようなものが4〜5メートルおきに突いているだけだ。持つのだろうか?

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唯一開いていたのは本屋と菓子店で、本屋は全く客に構わないおじいさんがカウンター内に座っているだけ。
お菓子屋さんは昔ながらの造りで、懐かしくなって見ていた。
コシヒカリサブレーが98円で売っていたので、このガランとした商店街に灯をともしてくれている感謝の気持ちと思って購入。

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空き店舗部分には案内看板にいらっしゃいませとだけ書いてあり、なんだか寂しい。
歩いている人も見えないのにやたらと話し声がするので、振り返りその声の主を探したが、どうやら天井のスピーカーからラジオを流しているようだ。
賑わい創出の努力が余計に虚しさを増す気がした。

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初めて見た乾電池の自動販売機。
背後の電気屋の役割がこの販売機に集約されているのだとしたら悲しい。値段はやや高い。

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昔ながらの洋食屋(ラーメンなどもあり品揃えはファミレス並み)でハンバーグを食べた。
メニューのパスタ欄にイタリアンがあったので、新潟名物のアレかと尋ねると違うらしかった。

日曜日は開いていない、17時過ぎると開いていない、こういった小売店の立ち並ぶ日本の原点とも言える風景を、いつか自分の子供が生まれたら同じように知っておいて欲しいなと思った。

コンビニで朝ごはんを買い、宿に戻って風呂に入り就寝。


走った距離
キャンプ場→県道30→R8→R352→道の駅天領の里→R402→シーブリーズ→県道561弥彦山スカイライン→県道55→2→弥彦文化会館→グーグルナビで草薙旅館

使ったお金
塩もなか¥260
昼食¥1300
夕食¥1200
宿¥3400
お菓子¥98
明日の朝食¥210
給油¥947
雨の日は出費が多い…

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# by aroundjapan | 2016-06-24 22:58 | 日本一周 | Comments(8)