開聞岳初登山の旅路その3

もうここからは登山関係ない、おまけ観光。

車に乗って再び駐車場へやってきた両親は、指宿市内の旅館に泊まるそう。
私は枕崎へ行きたいのでまったくの逆方向。うーんどうしたものか。

あ!ここは日本のJR最南端である指宿枕崎線がR226とほぼ併走している区間だった。
両親の泊まる旅館はイイお宿らしいので、きっと駅まで迎えにきてくれるだろう。
・・ということで両親を駅に送り届けることにした。

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えび。

駐車場から車を30分ほど走らせた。
なぜ開聞岳最寄の駅じゃないのかと言うと、枕崎方面・鹿児島中央方面それぞれ一時間半~二時間に一本しか来ない。
こちらの駅から乗ると待ちが少ないのだ。

本当の理由はと言うと、私の行きたい場所がもうすぐ閉館時間だから焦っていただけなのだが・・。
屋根もベンチも最低限しかついていないプラットフォームに両親と荷物を放つと、私は急いで車を走らせた。
待っててね、タツノオトシゴちゃん!

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なんとか営業時間のうちに館内に滑り込むことが出来た。
大きな水槽内を浮遊するタツノオトシゴちゃん。
その、他では見たことのないフォルムの物体が水中を無重力空間のように半ば流されつつ生きている様子は異様としか思えなかった。

体の表面は何で出来ているのだろうとか、どれが大人でどれが子供だろうとか、移動方法とか、そもそも存在する意義だとか・・。
不可解なことが多すぎて、見ているうちに引き込まれていってしまう。
尻尾(?)どおしを絡めて浮遊している二体がいたがカップルだろうか。

ということで鹿児島県南九州市頴娃町にあるタツノオトシゴハウスでは、観光産業として養殖しているタツノオトシゴをたくさん見ることが出来る。

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タツノオトシゴはお父さんが子供を出産するらしい。
正確には、メスから受け取った卵をオスが孵化させるそうだが、やっぱり謎の多い生き物だ。。

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※グロ注意 ひからびたオトシゴちゃんたち。
ウナギの骨みたいだ。。いや、それにしか見えない。

併設のショップにはお土産が売られていた。
ウナギの骨も販売すべきじゃないか

タツノオトシゴは幸運・縁結び・夫婦円満・安産・子宝・健康のシンボルです とのことで、小さいうちに死んでしまった幼体を閉じ込めたお守りを祖母に買って帰った。
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枕崎でスタンプラリーキャンペーンがやっていると言うことで、両親から言付けられた応募用紙。
タツノオトシゴハウスも対象施設だったのでスタンプを押すことが出来た。
ていうか営業時間の16:30をとうに過ぎているのだが、観光客は私の後に何組か入って来ていた。
営業時間はゆるい設定だったのですね・・。
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先ほど慌てて入館したため一階にも生き物が居るのを見逃していた。

「こんにちは!タツノオトシゴハウスへようこそ!ボクはえい(頴娃)のえい(鱏)のエイドリアン(Adrian)です。町おこしのお手伝い中です。エイエイオーと応援してねぇ\(^o^)/」

はい。これ書いた人好きです。
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こちらが頴娃ドリアン君。
後方には大きいほうの頴娃ドリアン君が居たが全く動かず。
小さいほうは私を認識しているのか、何度もガラスに体当たりしていてかわいかった。


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タツノオトシゴハウスのある番所鼻公園は最近整備されたらしい。
海を臨むベンチの設置された広場や、舗装された遊歩道がある。
こちらの開門岳の方向にある案内文は、江戸時代に徒歩で日本地図を作成した伊能忠敬が景勝を眺め「けだし天下の絶景なり」と賞賛したと言う場所。
残念ながら今日は曇っているが、オジサンになってから徒歩で全国を回った人物が言うのなら説得力がある。

実際に開聞岳は絶景なのだ。読者は楽しみにして次の記事を待たれり。

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幸せの鐘が絶景の地にもあります。
タツノオトシゴの吸い付き方が半端じゃない。

続いては枕崎市内へ。
スタンプラリーのため土産店などを急いで回る。

3時間ほど前に登山口駐車場で別れて以来のYちゃんと再会したのは、なんと温泉の浴槽の中。笑
ここは鹿児島県の外れだと言うのに、お隣の国の観光客が何人も居るのに驚く。

風呂から上がり一路夕飯へ。かなり腹が減っていた。
大荷物のスクーターを引き連れて出発。
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昨年の4月に九州を半周したとき、二輪の上から全く同じ風景を見ていた。
R226を指宿から走ってくると、枕崎の漁港が眼下に広がる。
この景色はなかなか気に入っている。

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市内中心部と思われる場所にある食堂、だいとく。
両親は以前からこちらがお気に入りの様子でリピーターである。

注文したのはミニかつおラーメンセット。
決め手はカツオの載った船人めし(写真左)とカツオラーメン(写真右)のどちらも楽しめること。

船人めしというのは、”カツオ漁船の船乗りが船の上で食べていた料理を現代風にアレンジし、鰹の切り身と生産量日本一の枕崎鰹節がたっぷりのトッピングに枯れ本節のだしがきいた鰹づくしのだし茶漬け風丼”らしい。

こちらで使用されている枕崎ぶえん鰹というのは、船上で血抜き・瞬間冷凍を施した、枕崎漁協が開発した鮮度の高いブランド鰹なんだとか。
さらに小鉢にはカツオのツナマヨ和えと、それを付けていただくせんべいが。


↓とりあえず、この画像を見て欲しい(飯テロ)
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船人めしはそのまま食べても海鮮丼のようで行けるし、写真のようにお茶漬けの具材とワサビが載っているので鰹の刺身に少し残る臭みなんかは全く感じないのだ。

カツオラーメンのほうは、皆が知っているカツオ出汁をベースにそのままラーメンにしたもので、美味しくないはずがない。
全く濁り気もないので、少し油のあるお吸い物感覚で飲み干せてしまう。
やさしい出汁と塩気は、ことさら運動した今夜の胃袋にてきめんだった。

いろいろな種類のものがいっぺんに食べられる、なんともありがたい定食。
これほど美味しいものが、1250円だったか。

北海道で道北まで行ってウニを食べるべきなら、九州は枕崎まで行ってカツオを食べるべきだと力説したい。
両親が「カツオを食べに枕崎へ」行くことをバカにしていたが、その味は私に流れる血が渇望していたものだった。


想像以上の夕飯に満足し、今夜は車中泊することにしよう。




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by aroundjapan | 2017-07-29 07:28 | 二輪以外の旅行 | Comments(2)  

Commented by いつかは 夢走 at 2017-08-05 08:02 x
バイク旅行記期待してます。
Commented by aroundjapan at 2017-08-05 21:15
> いつかは 夢走さん
ありがとうございます!なかなか更新できずすみません。

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