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147日目 能登半島

おはようございます。

昨夜は白川郷の道の駅ぐらいで終わりにしたかったが、霧というかモヤが立ち込めていてテントを濡らすのを好まず、今朝の目的地至近の道の駅まで来た。

夜中の冷え込みに備えたが、台風が近づいているせいかかえって暑かった。
朝イチでうどんを食べた後、早起きして井戸端会議も終えたおばあちゃん6人組にバイクが見つかるや否や囲み取材を受けた。

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富山県といえば砺波平野の散居村。
高校生の頃地理が好きだった。
それ以来、来てみたかったところだ。

まだ見ぬ土地について学べて、しかも現存していて自分の足で見に行くことができるなんて私にうってつけの場所だった。
さっそく山の上から電子双眼鏡で見下ろす。

いくつかの水田単位で屋敷林に囲まれた住居が存在している。
屋敷林は吹雪から住居を守る機能だけでなく、薪や健在としても利用された。
散居は、扇状地であるこの平野に400年前に誕生した。その数なんと一万戸。

四季折々の光景が展示されていたが、稲作のため張られた水面に反射する春の夕景がとりわけ美しかった。
いつか春に訪れてみたい。

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その後、数百メートル下った位置にある展望台に登って見てみる。
やはり東方の雲海というか、霧が濃い。

山を降り、田んぼに囲まれた庄川の町を走っていると通勤時間帯に差し掛かっているとはいえ車の数はそれほど連なっていなかった。
たまにすれ違う車の排気音以外には、音という音は小鳥の鳴き声ぐらいのものだった。
農家の女性たちが恒例の朝の挨拶を交わしている。

風はそれほど冷たくない。
かえって太陽の光を受けると、これから日中は暑くなる予感がしていた。

この町に滞在してみたいなという思いが自然と湧いていた。

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金沢より海側の内灘へ。
この場所にも以前来たことがあった。
人生で見た夕日のうち、二番目に綺麗だったところだ。

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青空が広がり、幸先が良い。

今日は走るぞ、と意気込むまでもなく跨る。
のと里山街道を海と青空に挟まれて走ると、バイク乗りに生まれた幸せを噛み締めた。

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到着したのは千里浜なぎさドライブウェイ。
固く締まった砂浜の上を車両で通行することが許されている特別な道路だ。

そう、実はここも道路の上だ。
だが波打ち際まで近寄ることのできるこの道路は、単なる路肩で停めて見る景色とは一味も二味も異なっていた。


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千里浜をこんな快晴の日にW650で踏みしめる。

彼も大好きな青い海を味わってくれたようだ。
この瞬間ほど、バイクに乗っていてよかったと思ったことはない。


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30分以上なぎさに居ただろうか。
日陰に入りたくて丁度良い場所にドライブインを見つけた。

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あまり見かけないアイスクリームの自販機と、ゲームセンターで昔よく見た古いタイプの機器が置いてあった。
しかも実働している。

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カプセルを掴むクレーンゲームもあったが、カプセルの中身はどこぞで見た下着などではなく平和なディズニーキャラクターだった。

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正午に近づき、だんだん暑さが増していく。
とある道の駅で休憩することにする。



つづく

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by aroundjapan | 2016-10-14 08:20 | 日本一周 | Comments(0)  

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