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私の人生のエンドマーク

バイク旅をしているとき、最高に自由だけど孤独だった。

 安中の榛名の麓を駆けたとき。
 山の向こうに暮れゆく太陽を見送り、冷たい空気を感じたとき。 
自由はもう最後だと思うと愛機から漂うガソリンの匂いは、とても甘くて切ない味がした。

 グッドバイ自由の私。永遠に忘れない




# by aroundjapan | 2022-06-11 07:14 | | Comments(4)  

気づいたら前回投稿から1年経っていました。

気づいたら前回投稿から1年経っていました。
しばらく乗らなかったので整備してもらってましたが、最近はこんな景色を見ています。

気づいたら前回投稿から1年経っていました。_b0367657_00102934.jpg

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# by aroundjapan | 2021-06-25 11:22 | | Comments(1)  

南の島旅 その4

おはようございます。

南の島旅 その4_b0367657_22593220.jpg
湿り気を帯びた朝、ここは南の島だった。
カーテンを開けると海が見えた。
太陽は登っているようだが、今日も天気が悪いらしくその姿は見えない。
雨が降る前に少し歩きたい。見えている辺りまで行こう。


ベッドから起きたままの格好で手入れのしてある遊歩道を海の近くまで行くと、北の方向に雲がかかっていた。
雨を降らせているようで、真っ白になっていた。
体感風速と合わせて頭上の天気はめまぐるしく変化していく。

南の島旅 その4_b0367657_22593271.jpg
海の上には雲の切れ間からある限定的な範囲だけ日が差していた。
見えている場所は晴れているのに、背後から雨が降り始めて慌てて宿に戻った。
支度をしたがすっかり目は覚めていたので朝食を食べにレストランへ向かった。

南の島旅 その4_b0367657_16422038.jpg
きわめて標準的な朝食が出てきた。多すぎず少なすぎない。
時間はたっぷりあるので島のパンフレットを眺め、よく味わいながら咀嚼する。
同じレストラン内で初老の男女3人組が朝食を摂っていたが、彼らは何を目的に滞在しているのだろうか。
ふと、私がここにいる理由が自分でもよくわからなくなった。
何か特別に見たいものがあるわけでもない。
知らない土地に来ると、いつも何かを見なければならないと力んでいるが、昨日でそれもひと段落した。
見回すと自由に読める漫画があったのでそれを読み始める。
私にしては随分と堕落した時間の過ごし方だった。
ゆっくり過ごすのが目的の旅、というのはしたことが無いかも知れない。

漫画を一通り読み終えると本当にやることがなかった。
雨も止みそうにないがチェックアウト時刻が来るので車に乗り込み、ぶらりと山の上を目指す。
知らない道を走った。

行けるところまで行こうとすると、道はどんどん細くなり、標高は上がっていく。
軽自動車がやっと通れる幅の道路を進む。
雨風はどんどん激しさを増す。引き返そうにも戻れないので用心しながら頂上へ。
野生動物にでも出会いたいところだが、余りの荒れ模様に皆隠れてしまったようだ。
頂上へついても、辺り一面真っ白で霧に覆われたようになっていて何も見えなかった。
素人がエコツアーガイドの真似をするもんじゃない。
南の島旅 その4_b0367657_22593212.jpg
低い位置へ降りてきたが、相変わらずの土砂降りだ。
バケツをひっくり返したような雨、とはよく言うけれどここで見る雨はプールがひっくり返ったような雨だった。
トイレに行くために車のドアを開け、ほんの3メートルほど移動したが着ている服も車のドアもぐしゃぐしゃに濡れてしまった。
気力を削がれた私は、エアコンを効かせた車の中でしばし休息をとった。
1時間ほどで天候は回復したので空港へ移動することにした。
海岸のすぐ近くで見た水路が茶色い滝になっていたのが印象的だった。
力強い雨雲は凄いスピードで西の海から上陸して再び東の海へ旅立っていったようだ。

南の島旅 その4_b0367657_22593645.jpg
徳之島子宝空港(合計特殊出生率が全国平均の二倍近いらしい)は、飲食店や複数の土産物屋、さらには駅の改札口程度の改札機も擁し小さいながらも空港然としていた。
横幅はちょうどジェット機と同じぐらいの長さだ。小さくてもジェット機発着なところも一丁前である。
複数ある土産物やでレトルト食品などを購入したがどの店もクレジットカードが使えなかった。
さらには個包装されて更に袋詰めされた土産物を、昭和を思わせる鮮やかなハイビスカス柄の包装紙で丁寧に巻いてくれた。
会計をしながら、目の前で何が始まったんだと驚いたが、これが彼女らなりのもてなしに違いないと有難く受け取った。
日本の端の方へ行くと、所々時が止まっていて時空を彷徨っているのかと見紛う。
どんなものか気になる読者はぜひ徳之島へ空の旅をしてみてください。

南の島旅 その4_b0367657_22593664.jpg
空港には早めに到着していたので待合所にて小一時間待った。
昼食を食べていなかったのでサーターアンダギー的なものを購入し小腹を満たす。
小雨の中、ジェット機へ乗り込んだ。

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あっという間に鹿児島空港に着いた。
車でいそいそと国分に移動し、目当ての店へ。
こちらのヒレカツは抜群に美味しい。
とんかつを食べるまでが鹿児島旅です。
3時間ほどで帰宅し、今回のミステリーツアーはこれにて完結。
今回は1泊2日の短い旅だったがマイルの消化という意味では十分充実した。


以下、リンクを載せておきます。

島料理の食べられるお店
リラクゼーションサロンや民泊もされているそうです。
おうちカフェ島じかん (松岡商店併設)

闘牛会場(闘牛のない時期はビデオで見れます)
徳之島なくさみ館

宿泊した宿
きむきゅら

徳之島エコツアー
徳之島のエコツアーガイド

ちなみに一気読みした漫画はこれです。(笑)



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# by aroundjapan | 2020-05-03 23:55 | 二輪以外の旅行 | Comments(15)  

新型コロナ感染拡大におけるツーリングについて。

新型コロナ感染拡大におけるツーリングについて。

この時期、ツーリングやバイク旅に出るのは問題ないという見方をされている人が多数いらっしゃるようです。
密集してないから・誰とも接触しないから感染リスクがない=OKではなくて、二輪に乗った時に事故や怪我をしないと言い切れますか。
私は二輪に乗ったが故に怪我をして、病院のお世話になった経験が何度かあります。
怪我をした事によって医療従事者の手を借りなければいけない事態になる事は大いに考えられます。
大切な人工呼吸器を1つ使う事になるかもしれません。

現在の医療崩壊リスクを背負った日本で、病院のお世話になるような可能性のあることを「しなくても生活の上で問題はないのに敢えてする」というのはやはりアウトだと思います。

バイク乗りが疎まれる存在とならないように。
また心置きなくツーリングできる日が来ることを待ちましょう。



# by aroundjapan | 2020-04-25 23:44 | | Comments(7)  

南の島旅 その3

ホームページを見てエコツアーガイドに予約していた。
インターネットで調べた結果、現在稼働しているのかわかりにくかったが携帯番号に連絡するしかないようだ。
予約先の男性は現在研修で本土へ渡っているとの理由で、Sさんという女性が迎えに来てくださった。
正しい知識を学び許可を受けているガイド・Sさん先導の元、徳之島林道山クビリ線を探検することに。

南の島旅 その3_b0367657_22524819.jpg

街灯もない道をどんどん進み、真っ暗な林道へやってきた。
徳之島や近隣の琉球諸島でしか見る事の出来ない動物を見るツアーだ。
一番の目的は耳の短いアマミノクロウサギ
徳之島には100匹程度しかいないらしく(年代で変動あり)絶滅危惧種に指定されている。

※自然保護のため、2019年7月より当該路線は通行規制がかかり、個人で許可なく入場することはできなくなっています。

南の島旅 その3_b0367657_22524816.jpg
あ!フェンスの扉を閉めて、車をゆっくり発信するとすぐにウサギのお尻が!
アマミノクロウサギに間違いない。
耳が短いのが確かに見えた。
決してすばしこい種ではないが、暗闇の中に黒い毛を着ているのでうまく撮影できなかった。

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雨で湿っているので舗装路のそこら中にアマミハナサキガエル
宮崎に住んでいた時、家の裏側が田んぼで雨天の折にはカニやカエルが駐車場に大勢遊びに来ていたのを思い出した。
Sさんの運転で彼らを踏まないように、ヘッドライトの先を注視しながらそろりそろりと進む。
カエルを撮影したが、Sさんの合図がないと車を降りることができない。
なぜかというと・・
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ぎゃー!ハブがいた。
死んでいるのかと思ったが、ぬらぬらとゆっくり動いている。
沖縄方面の人はハブを捕らえると賞金がもらえると聞いたことがあるが、なるほどこんな調子で出くわすのか。
勿論噛まれると毒があるので車を降りるときもSさんに周辺を確認してもらってから降りる。

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大量のチョコボールはアマミノクロウサギのうんち。
道の真ん中に大胆に糞をするのは珍しいと思ったが、ウサギには天敵も多いので(最近では野生化したネコが襲うなど諸説あり)敢えて茂みから距離を置いて用を足しているそう。


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かわいい看板。交通事故死が目立つらしい。
実物は何度か見ることができたが、結局写真にはうまく収めることができなかった。
島内各地でウサギの写真を目にしたが、クッキリハッキリ映っているものは無かったのでそんなものだと思う。

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徳之島の固有種、オビトカゲモドキを発見。
しっぽが生え変わった状態だそう。確かに少し不自然。
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この子、5分間ほど微動だにせずシャッターチャンスをくれていた。
懐中電灯に照らされた姿は古生代の恐竜そのもの。
凛々しくて格好良い。私よりSさんの方が興奮気味に撮影していた。

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こちらはしっぽが生え変わる前のオビトカゲモドキ。
こちらも例に漏れない、キメポーズのまま静止していた。

満足した帰路、Sさんは徳之島に生まれ結婚してUターンでエコツアーガイドを始めたことなどを熱心に語ってくださった。
その思いはとても強く、徳之島の自然への愛も伝わってくる。未来へつながなくてはならないものへの使命を背負っている。
徳之島の地域おこしになくてはならない人物だと感じた。

つづく

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# by aroundjapan | 2020-04-21 18:20 | 二輪以外の旅行 | Comments(0)